須坂市文化会館メセナホール、今、午後7時10分すぎ、財津和夫さんのlive & talkコンサート2011のアンコールが終わり財津さん、バンドメンバーがステージから去っていったところです。それでもホールに詰めかけた観客からは「もう一回、もう一回」のダブルアンコールを求める圧倒的なかけ声と手拍子が鳴り止みません。
4月17日のこのコンサートは、当初は3月13日に予定されていましたが、その2日前に発生した東日本大震災の「揺り戻し」地震が長野県にも起きた影響で延期されてきました。
午後1時30分、上越自動車道の須坂インターを過ぎて10分程して小布施に着きました。葛飾北斎が一時期住居をかまえて創作活動をした600有余年の歴史を持つ小布施の「栗の木テラス」でお目当てのモンブランをしっかり食べています。小布施の栗の深い味わいが絶品のモンブランを味わったあと、蔵とりんごの町須坂に戻ります。
メセナホールは白壁の蔵造りを外観にした複合施設のホールです。すでに入場を待つ長い列が連なっています。ホール内部は壁面が木製の三角すいで覆われて天井も高い音響効果の高いホールです。
午後5時すぎにダークグレーのシャーツスタイルの財津和夫さんがステージセンターマイクに登場してオープニングはスローバラードにアレンジしたビートルズの「抱きしめたい」。
①ビートルズの「抱きしめたい(I want to hold your hand)」ですが、今日はまた「みんな、手をつなごう、取り合おう(I want to hold your hand)」という東日本大震災支援のオープニングメッセージとしてとてもふさわしいアレンジ曲として、財津さんのだんだんと高揚していくスキルの高い歌唱力がその熱い強い想いをホール全体にストレートに伝えてきます。
今日のコンサートは東日本大震災支援のために用意されたセットリストではありませんが、コンサートの「起承転結」それぞれに熱い強いメッセージが「言葉(lyrics)」として詰まったセットリストになりました。
「今日まで延期になりまして、みなさんにはご迷惑をかけましたが、こんなに来ていただいてありがとうございます。」1部はちょっと抑え気味の財津さん、バンドのアンサンブル(ensemble)ももうひとつです。
②「そして、またあなたへ」では「どんなに強い嵐がきても、砂浜につづく松の林のように、ぼくは君の前に立って、たとえ倒れても動きはしない」強いメッセージです。
「トークがちょっとだけ多いですが、おもしろくないですよ。練習したことないです。子どもの頃から予習、復習、宿題やったことありません。たまに勉強していると母がやってきて早く寝なさいと言ってやめさせるし、そのうしろで父もそうだ、そうだと加勢します。そんな父親でした。今、私も2人の子どもの父親ですがやはり子どもの成長は気になりますよ。大病もせずに一応大人になってくれました。」
10分の休憩のあと、「naked heart」からはバンドサウンドのアンサンブルもかみあってきて、透明感のある精度の高い言葉、音ひとつひとつをていねいにはっきりと伝える財津さんの類希(たぐいまれ)な声、歌唱力がホールを支配していきます。「naked heart」では、財津さん間奏で「ワオーッ」がでました。
③「この世の端でも」。「弱音はいてもいい、たった一言なら、自分を助けよう、自分を許そう、そしたらもう一度起き上がれるさ」。「ふたつめのクリスマス」も印象的な曲、歌唱になりました。
④「愛はちっとも難しくない」は、16年前の1月17日に財津さんが神戸大震災をテレビで目にして詞曲、制作、発表した曲と言われて、今日も時に力強く、時に情感たっぷりと高い歌唱力を自由自在に、メインのこの曲を熱い強い想いを込めてホール全体に伝えました。この曲のエンディングでは財津さん、両手を力強く「八」の字にひろげて、その強い想いを表現しました。
⑤「心の旅」。「いつもいつの時でも、ぼくは忘れはしない、愛に終わりがあって、心の旅が始まる」
⑥「青春の影」。「君の心へつづく長い一本道はいつもぼくを勇気づけた。自分の大きな夢を追うことがいままでのぼくの仕事だったけど、君をしあわせにするそれこそがこれからのぼくの生きるしるし」
⑦「サボテンの花」。「この長い冬が終わるまでに、何かを見つけて生きよう、何かを信じて生きていこう、この冬が終わるまで」
コンサートの「起承転結」でそれぞれの熱い強いメッセージがホール全体に伝わり、今日はことさら「言葉(lyrics)」が深く、厚く、重く感じて、コンサートを長く感じさせます。
アンコールの「虹スニ」、3月6日に福岡で「チューリップ」の厚いサウンドのオリジナル「音」を聞いてきたところなので、さすがにその迫力(ボイス以外です)には及ばないバンドサウンドでした。
今、ホールの外に出ると、満月でしょうかおぼろ月が丸くぼんやりと淡く光っています。この月が東日本でも今は観れますでしょうか。
ミュージシャン 財津和夫(V G Pf) 山内和義(B Pf Ft) 小泉信彦(Pf)
尾上サトシ(G) 田中トオル(Dr)
4月17日のこのコンサートは、当初は3月13日に予定されていましたが、その2日前に発生した東日本大震災の「揺り戻し」地震が長野県にも起きた影響で延期されてきました。
午後1時30分、上越自動車道の須坂インターを過ぎて10分程して小布施に着きました。葛飾北斎が一時期住居をかまえて創作活動をした600有余年の歴史を持つ小布施の「栗の木テラス」でお目当てのモンブランをしっかり食べています。小布施の栗の深い味わいが絶品のモンブランを味わったあと、蔵とりんごの町須坂に戻ります。
メセナホールは白壁の蔵造りを外観にした複合施設のホールです。すでに入場を待つ長い列が連なっています。ホール内部は壁面が木製の三角すいで覆われて天井も高い音響効果の高いホールです。
午後5時すぎにダークグレーのシャーツスタイルの財津和夫さんがステージセンターマイクに登場してオープニングはスローバラードにアレンジしたビートルズの「抱きしめたい」。
①ビートルズの「抱きしめたい(I want to hold your hand)」ですが、今日はまた「みんな、手をつなごう、取り合おう(I want to hold your hand)」という東日本大震災支援のオープニングメッセージとしてとてもふさわしいアレンジ曲として、財津さんのだんだんと高揚していくスキルの高い歌唱力がその熱い強い想いをホール全体にストレートに伝えてきます。
今日のコンサートは東日本大震災支援のために用意されたセットリストではありませんが、コンサートの「起承転結」それぞれに熱い強いメッセージが「言葉(lyrics)」として詰まったセットリストになりました。
「今日まで延期になりまして、みなさんにはご迷惑をかけましたが、こんなに来ていただいてありがとうございます。」1部はちょっと抑え気味の財津さん、バンドのアンサンブル(ensemble)ももうひとつです。
②「そして、またあなたへ」では「どんなに強い嵐がきても、砂浜につづく松の林のように、ぼくは君の前に立って、たとえ倒れても動きはしない」強いメッセージです。
「トークがちょっとだけ多いですが、おもしろくないですよ。練習したことないです。子どもの頃から予習、復習、宿題やったことありません。たまに勉強していると母がやってきて早く寝なさいと言ってやめさせるし、そのうしろで父もそうだ、そうだと加勢します。そんな父親でした。今、私も2人の子どもの父親ですがやはり子どもの成長は気になりますよ。大病もせずに一応大人になってくれました。」
10分の休憩のあと、「naked heart」からはバンドサウンドのアンサンブルもかみあってきて、透明感のある精度の高い言葉、音ひとつひとつをていねいにはっきりと伝える財津さんの類希(たぐいまれ)な声、歌唱力がホールを支配していきます。「naked heart」では、財津さん間奏で「ワオーッ」がでました。
③「この世の端でも」。「弱音はいてもいい、たった一言なら、自分を助けよう、自分を許そう、そしたらもう一度起き上がれるさ」。「ふたつめのクリスマス」も印象的な曲、歌唱になりました。
④「愛はちっとも難しくない」は、16年前の1月17日に財津さんが神戸大震災をテレビで目にして詞曲、制作、発表した曲と言われて、今日も時に力強く、時に情感たっぷりと高い歌唱力を自由自在に、メインのこの曲を熱い強い想いを込めてホール全体に伝えました。この曲のエンディングでは財津さん、両手を力強く「八」の字にひろげて、その強い想いを表現しました。
⑤「心の旅」。「いつもいつの時でも、ぼくは忘れはしない、愛に終わりがあって、心の旅が始まる」
⑥「青春の影」。「君の心へつづく長い一本道はいつもぼくを勇気づけた。自分の大きな夢を追うことがいままでのぼくの仕事だったけど、君をしあわせにするそれこそがこれからのぼくの生きるしるし」
⑦「サボテンの花」。「この長い冬が終わるまでに、何かを見つけて生きよう、何かを信じて生きていこう、この冬が終わるまで」
コンサートの「起承転結」でそれぞれの熱い強いメッセージがホール全体に伝わり、今日はことさら「言葉(lyrics)」が深く、厚く、重く感じて、コンサートを長く感じさせます。
アンコールの「虹スニ」、3月6日に福岡で「チューリップ」の厚いサウンドのオリジナル「音」を聞いてきたところなので、さすがにその迫力(ボイス以外です)には及ばないバンドサウンドでした。
今、ホールの外に出ると、満月でしょうかおぼろ月が丸くぼんやりと淡く光っています。この月が東日本でも今は観れますでしょうか。
ミュージシャン 財津和夫(V G Pf) 山内和義(B Pf Ft) 小泉信彦(Pf)
尾上サトシ(G) 田中トオル(Dr)