いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

さがみおおの。 k. zaitsu live and talk concert 2011

2011-11-27 19:24:13 | 日記
 相模大野に来ています。グリーンホール相模大野での財津和夫さんのlive and talkコンサートです。途中、紅葉真っ盛りの山並みを楽しみながらの財津さんのコンサートです。
 今日は、短髪ヘアーで決意を表した財津さんのコンサートです。「もっと年をとって、もっともっとわがまま勝手、好き勝手なことをやっていくんだという気持ちになります。」と「やらせて、ください。」と財津さんは最後に力強い口調で述べました。

 午後5時30分すぎ、クリーンカット短髪に整えた坊っちゃんスタイルの財津和夫さんがステージに登場してコンサートはオープニングです。
 「ほんとに秋空が晴れわたって気持ちのいい風が吹いていました。もっともっと気持ちのいい風が吹くようなコンサートにしたいと思います。」とビートルズのバラードアレンジの「抱きしめたい」と「愛の力」です。

 今日の財津さんは、声を出すのが苦しそうな表情も多く、そこは丁寧な歌い方、言葉の表現力、歌のうまさでカバーするコンサートとなりました。それでも、「wake up」は力強く、高低幅の広い音程も安定していてすばらしく、「急行の停まる街」は押さえた分、情景、情感が余計あふれてすばらしい楽曲となりました。

 「福岡で青春時代のほとんどを過ごしました。福岡の風、光とか海の潮風がしみ込んでいます。なかなか濃いものです。バンドとして東京に出てきて最初に渋谷線って言うんですか黄色いヤツ、ガタンガタン揺れて、東京の人はこんなのに乗っているんだと文化の違いにびっくりしました。」と「my dear」です。

 「今日はチューリップというバンドのコンサートではありません。チューリップだったら青春時代に戻れるかもしれませんね。メンバーが集まるとパッと戻れるんです。気の置けない間柄と言うか、オレ、オマエで通じるそれがいいんです。十分大人になってからでも、そんな風に話し合いたいものです。」と「ストーブ」です。

 「この世の端でも」のあと水を飲みながら、「今回の構成の中には息苦しくなる曲が数曲あります。水を飲む振りをして休憩しているんです。1980年、31年前ですよ。ぼくはチューリップど真ん中でやっていました。でもちょっと冒険してみたくなって、ひとりでやってみたらどうなんだろうとね。
 ひとりでやるんだから、チューリップがこんなところまで来ているんだし、ひとりじゃコケたでは困るんでタイアップでやろうと時計のコマーシャルに出てみようと1980年正月にテレビにいっぱいでました。お陰で一応ヒットということになりました。
 でもその曲好きって言ってくれるひとあまり聞きません。その曲を今からやるんですから、大した度胸ですね。」と「wake up」すばらしい楽曲にしました。

 「愛はちっとも難しくない」のあと、「最近はテレビつけっぱなしで、ネコがひざのところに来るとあたたかくなって眠くなる。動物と付き合っていると、ちょっと大胆なこと言いますと『愛』って何かってわかる気がします。
 ごはんほしいという関係、ごはんあげるという関係でつながっているんですが、それだけじゃない、それ以外のことでつながっていると思えるんです。思い違いかもしれませんが、何かほかにあるつながり、それが『愛』だと思ったりするこの頃です。そう考えれば、愛はちっとも難しくない、愛はシンプルだなと思うんです。
 『愛』って、私を必要とする、あなたを必要とする、とても愛っていいじゃないですか。」

 「青春の影」のあと、「年とって好き勝手なことをやっていくようになるんですが、ある意味こんな仕事していますと、好きなことをやれてよかった、もっと年をとってもっともっとわがまま勝手、好き勝手をやっていくんだという気持ちになります。『やらせて、ください。』
 みなさんにいいひとねと言われて、またコンサートにいきたいねと言われるようになりたいと思います。」と財津さん決意(determination)を力強く述べました。

 「心を開いて」でキーボードの小泉くんがサッカー、サムライブルーのブブセラを持ち出して自らのキーボード演奏に合わせて吹く格好をしてみせました。財津さん、「oh , no」の仕草です。
 アンコール1曲目のあとも、バンドメンバー紹介の前にまたアンコール・コール、手拍子がホールを包む、ホール一体となった財津さんの音楽性、人格がよくでたコンサートとなりました。

 メンバー 財津和夫(V G Pf) 山内和義(B Pf Ft) 小泉信彦(Pf andブブセラ) 田中トオル(D) 尾上サトシ(G)

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