(1)現在は自由党衆参合わせて6議席の中の忘れ去られた小沢一郎議員は、壊し屋(destroyer)と呼ばれた。自民党では田中角栄元首相を信奉して幹事長も務めてこわ面実力者として権力の中枢にいたが、手法から政敵も多く首相への道がないと見ると自民党を飛び出して、新党をつくっては壊し、つくっては壊しで壊し屋と呼ばれた。
その都度政党交付金を手に入れては、すぐに次の新党設立の資金として回し、回して蓄財して批判を浴びた。
(2)民主党では小沢戦略がはまってついに自民党から政権を奪い取ったが、選挙に勝つ、政権を取る目的だけで左から右まで理念、主義、政策、思想の共通性を度外視して合従連衡、議員を集めてそれで政権は取ったが、結局は党内対立、確執に終始して政敵が多く首相にはなれずに自己破壊してしまう。
当時民主党政権には枝野幸男立憲民主党代表も官房長官として在籍していた。
(3)現代の壊し屋は民進党前代表の前原誠司議員だ。そもそも野党再編論者で、今回の解散総選挙では当時小池代表(都知事)の立ち上げた希望の党との合流話を画策して民進党議員全員希望の党への合流で党内のコンセンサスを得たが、小池代表とは意見、思惑の違いがあきらかとなって一部排除されることで民進党が分裂して、その後合流から除外対象の枝野代表が立憲民主党をつくるキッカケをつくった。
前原議員も民主党政権では外相など歴任した。
(4)民進党から多くが合流した希望の党は、今回の解散総選挙では立憲民主党に遅れを取り見事敗北した。小池百合子希望の党元代表(都知事)も壊し屋に値するものだ。
いづれの壊し屋も党内の権力を握って、党を動かし、あるいは有力な政策を提言して一時は中心にいながら、権力志向ゆえの視野の狭い前のめり、脇の甘さが露呈して自らの夢を壊す野望に終わってしまった。
よほどのことがない限り、これらの人たち(壊し屋)がこれから日本の政治を動かすことはない。
(5)今回の解散総選挙で新党立憲民主党を立ち上げて55議席を獲得して野党第一党に躍進した枝野代表には期待が集まる。今回の選挙では選挙直前の立党で準備もままならない中で、ツイッターを活用した若い人たちの政治関心を呼び共感を受けてそのまま前議員十数人から55議席へと躍進させた。
(6)メディア特集の「枝野氏の戦い」記事冒頭、「あの時に『勝った』と思った」と10月3日に党首として初の街頭演説に立った時「勝った」と思ったとある。
ツイッターによる呼びかけで選挙前の演説と比べて聴衆が次々と各段に増えていたからだ。
しかし枝野代表は「何」に勝ったのか、勝ったと思ったのか。自民党は324議席と圧勝して、立憲民主党は野党第一党といってもまだ問題外の勢力でしかない。特別国会の質問時間の割り当てでも、力(議席)の関係が反映してこれまでの慣令をくつがえして自民党の質問時間が大幅に増えた。
(7)自分の世界だけで「勝った」と言っている(責任の重さから自己満足をしていることはないだろうが)場合ではない。やりたい放題の自民党を追い詰めてこその「勝った」だ。
その都度政党交付金を手に入れては、すぐに次の新党設立の資金として回し、回して蓄財して批判を浴びた。
(2)民主党では小沢戦略がはまってついに自民党から政権を奪い取ったが、選挙に勝つ、政権を取る目的だけで左から右まで理念、主義、政策、思想の共通性を度外視して合従連衡、議員を集めてそれで政権は取ったが、結局は党内対立、確執に終始して政敵が多く首相にはなれずに自己破壊してしまう。
当時民主党政権には枝野幸男立憲民主党代表も官房長官として在籍していた。
(3)現代の壊し屋は民進党前代表の前原誠司議員だ。そもそも野党再編論者で、今回の解散総選挙では当時小池代表(都知事)の立ち上げた希望の党との合流話を画策して民進党議員全員希望の党への合流で党内のコンセンサスを得たが、小池代表とは意見、思惑の違いがあきらかとなって一部排除されることで民進党が分裂して、その後合流から除外対象の枝野代表が立憲民主党をつくるキッカケをつくった。
前原議員も民主党政権では外相など歴任した。
(4)民進党から多くが合流した希望の党は、今回の解散総選挙では立憲民主党に遅れを取り見事敗北した。小池百合子希望の党元代表(都知事)も壊し屋に値するものだ。
いづれの壊し屋も党内の権力を握って、党を動かし、あるいは有力な政策を提言して一時は中心にいながら、権力志向ゆえの視野の狭い前のめり、脇の甘さが露呈して自らの夢を壊す野望に終わってしまった。
よほどのことがない限り、これらの人たち(壊し屋)がこれから日本の政治を動かすことはない。
(5)今回の解散総選挙で新党立憲民主党を立ち上げて55議席を獲得して野党第一党に躍進した枝野代表には期待が集まる。今回の選挙では選挙直前の立党で準備もままならない中で、ツイッターを活用した若い人たちの政治関心を呼び共感を受けてそのまま前議員十数人から55議席へと躍進させた。
(6)メディア特集の「枝野氏の戦い」記事冒頭、「あの時に『勝った』と思った」と10月3日に党首として初の街頭演説に立った時「勝った」と思ったとある。
ツイッターによる呼びかけで選挙前の演説と比べて聴衆が次々と各段に増えていたからだ。
しかし枝野代表は「何」に勝ったのか、勝ったと思ったのか。自民党は324議席と圧勝して、立憲民主党は野党第一党といってもまだ問題外の勢力でしかない。特別国会の質問時間の割り当てでも、力(議席)の関係が反映してこれまでの慣令をくつがえして自民党の質問時間が大幅に増えた。
(7)自分の世界だけで「勝った」と言っている(責任の重さから自己満足をしていることはないだろうが)場合ではない。やりたい放題の自民党を追い詰めてこその「勝った」だ。