(1)今年の新語、流行語大賞で「フェイクニュース」(fake news)が7位に入っていたが、インパクトのない今年の同大賞ではトップでもよかった。そもそもトランプ大統領が自らの立場に批判的なメディアに対して、それを偽りの情報を流しておとし入れようとしているとして都合の悪いメディア情報を「フェイクニュース」だと決めつけていることが発端だ。
しかし日本でも今年は発信者が自らの立場をごまかす別の意味でのフェイクニュースの1年だった。
(2)政治では安倍首相、同夫人の関与が問題となった森友、加計学園疑惑で、国会審議では政府機関の文書がない、つくっていない、廃棄したで追及をかわして「真実」(fact)が闇の中のまま国会は閉幕して年を越す。
経済では日産、スバルの新車完成車の無資格者検査に神鋼、東レの安全データ不正、不正製品供給が長年にわたって続けられていたことが発覚した。
(3)スパコンのベンチャー企業を立ち上げて世界第4位の計算速度の速いスパコンを開発して世界的に注目された社長が架空の事業をねつ造して補助金を不正に獲得して詐欺罪容疑で逮捕された。
今度はスパコンを超える次世代コンピュータといわれる「量子コンピュータ」を日本の産学官が参加する大型プロジェクトで世界最大規模の国産量子コンピュータとして開発したと発表されたものが、「量子」なのか異論(ただし、報道によると発表会見とは違って発表論文では性能とは別に「量子コンピュータ」という言葉を使っていない)が出されている。
(4)なんとあのSTAP細胞騒動(元祖フェイクニュース)同様に、共同研究者から機能操作的に「量子コンピュータではない」(報道)との異論が出されているというから、研究開発の分野でも開発競争の激化で研究助成目当ての功を焦っての宣伝でそれもフェイクニュースとなるのか注目される。
(5)トランプ大統領が突然イスラエルのエルサレム首都を容認すると発表したことは、これによりイスラエルとパレスチナの軍事衝突に発展し死傷者が出ているが、これも発信元がトランプ大統領なだけにフェイクニュースではないのかと願うばかりだ。
ロシアの国ぐるみのドーピング違反疑惑問題は、IOCが来年2月の冬の平昌五輪にロシアの国としての参加を認めない決定を下した。当初、ロシアは国ぐるみのドーピング違反を否定していたが、この決定を受けてプーチン大統領はこの問題でのロシアの非を認める発言をして、IOC方針のとおり個人としての五輪参加を認める発言をしている。
(6)右も左も日本もフェイクニュースの1年だった。政治はある意味フェイクニュースの世界で、何が本質なのか表向きと違って背景、裏にある真実を見極める、突き詰めることが肝要なことであるが(なんでわざわざこんなやっかいなことをするのかあきれるが)、それが経済、社会、研究分野にまでまん延している現実を今年は見せつけられた。
(7)情報化時代、社会のグローバルスピードにかく乱された時代を生きている、今日的社会(brand newday)の真実を見極める能力、目が試されている。
しかし日本でも今年は発信者が自らの立場をごまかす別の意味でのフェイクニュースの1年だった。
(2)政治では安倍首相、同夫人の関与が問題となった森友、加計学園疑惑で、国会審議では政府機関の文書がない、つくっていない、廃棄したで追及をかわして「真実」(fact)が闇の中のまま国会は閉幕して年を越す。
経済では日産、スバルの新車完成車の無資格者検査に神鋼、東レの安全データ不正、不正製品供給が長年にわたって続けられていたことが発覚した。
(3)スパコンのベンチャー企業を立ち上げて世界第4位の計算速度の速いスパコンを開発して世界的に注目された社長が架空の事業をねつ造して補助金を不正に獲得して詐欺罪容疑で逮捕された。
今度はスパコンを超える次世代コンピュータといわれる「量子コンピュータ」を日本の産学官が参加する大型プロジェクトで世界最大規模の国産量子コンピュータとして開発したと発表されたものが、「量子」なのか異論(ただし、報道によると発表会見とは違って発表論文では性能とは別に「量子コンピュータ」という言葉を使っていない)が出されている。
(4)なんとあのSTAP細胞騒動(元祖フェイクニュース)同様に、共同研究者から機能操作的に「量子コンピュータではない」(報道)との異論が出されているというから、研究開発の分野でも開発競争の激化で研究助成目当ての功を焦っての宣伝でそれもフェイクニュースとなるのか注目される。
(5)トランプ大統領が突然イスラエルのエルサレム首都を容認すると発表したことは、これによりイスラエルとパレスチナの軍事衝突に発展し死傷者が出ているが、これも発信元がトランプ大統領なだけにフェイクニュースではないのかと願うばかりだ。
ロシアの国ぐるみのドーピング違反疑惑問題は、IOCが来年2月の冬の平昌五輪にロシアの国としての参加を認めない決定を下した。当初、ロシアは国ぐるみのドーピング違反を否定していたが、この決定を受けてプーチン大統領はこの問題でのロシアの非を認める発言をして、IOC方針のとおり個人としての五輪参加を認める発言をしている。
(6)右も左も日本もフェイクニュースの1年だった。政治はある意味フェイクニュースの世界で、何が本質なのか表向きと違って背景、裏にある真実を見極める、突き詰めることが肝要なことであるが(なんでわざわざこんなやっかいなことをするのかあきれるが)、それが経済、社会、研究分野にまでまん延している現実を今年は見せつけられた。
(7)情報化時代、社会のグローバルスピードにかく乱された時代を生きている、今日的社会(brand newday)の真実を見極める能力、目が試されている。