いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

季節と文化の深さ。 the depth of a season and a culture

2022-08-12 20:26:45 | 日記
 (1)お盆の季節を迎えてコロナ感染状況は飛躍的に増加しているが、やはりこの機会に帰省、旅行する人は多い。お盆休みもかっては13日迎え火で始まり15日送り火で終わる3日間と相場が決まっていたが、近年は年間の休みをこの期間に集めて大型連休にして夏休みを楽しむというところ、人も多い。

 (2)季節感は「お盆」から「夏休み」に変わってきている。地球温暖化で猛暑の夏が続き、電力不足を防ぐためにもこの時期一定期間休業にしてエネルギー不安、不足を補おうという考えもある。今年は6月に梅雨明けのところが多く、季節感は1か月前倒しになり新暦が旧暦になってしまったが、6月中は大雨も続いて夏の水不足の心配もないようだ。

 (3)そういう意味では都市一極集中の人口構造が問題になっている時に、都市部から地方へ人口移動する時期があっても社会構造上は悪いことではない。かってのように特急列車にすし詰めの状態で長時間移動するということであればコロナ感染飛躍的拡大の中では移動、行動自粛となるところだが、車社会、新幹線交通網でそこは比較安全性は確保できている。

 (4)ただし、今のBA・5変異株主体のコロナ感染の飛躍的拡大に対して政府は重症率が低いことを理由にあらたなコロナ対策を実施せずに、政府の専門家会議からは病床率の高まりから懸念の声があり対策の進言もある。
 コロナ行動規制のないお盆、夏休みを終えて全国のコロナ感染状況がどう変化するのか、しないのかは注意しなければならない節目となる。

 (5)中国は厳格な{ゼロ・コロナ」政策を打ち出して国民生活への支障、不満も多いといわれて、経済活動にも影響がでており、北朝鮮は「コロナ撲滅」の勝利宣言をしているが情報統制の厳しい国のことで実情はよくわからないが、逆に徹底したコロナ防止に集約した対策をとれる国情としては考えられることだ。

 (6)今は日本がコロナ感染者数で世界一が続いて様相が変化しており、政府もこのまま何もしないというわけにもいかずに、専門家が危惧するようにコロナ対策は考えなければならない。
 お盆は先祖を迎い入れ供養し、また先祖を見送る人間の普遍的なつながり、輪廻を考える宗教文化の名残りであり、核家族化でその意識は薄れたがこの時期近所でも門のそばで迎え火か送り火かこじんまりと火を炊く家はまだみかける。

 (7)季節と文化というけっこう深い思いが人の心に灯し続けて、引き継がれているのがわかる。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする