サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

TVアニメ「ハナヤマタ」トーク&ライブイベント『花彩よさこい祭 二組目』@舞浜アンフィシアター 15.4.26

2015-04-27 | LIVE
昨日はハナヤマタのライブイベントを観に舞浜に行って来ました。









結論から書くと、めちゃくちゃ良かったですね(笑
声優さんたちのキャラクターに対する理解度が深いように感じられて
今振り返ってみると本当にキャラクターが歌ってたんじゃないか?って思えるくらいでした
そのくらい全編に渡って愛情たっぷりのステージングが観られたのと同時に会場の一体感も素晴らしく
正に「ライブ!」って迫力に満ちていた2時間45分(くらい)だったと思います
正直、素直に楽しかったです。

また作中バンドNeed Cool Quality(通称にくきゅう)のパートもあったんですが
なんと生演奏(!)で2曲も披露してくれる、というこだわりっぷり
この日の為に一生懸命練習されたらしく
最後の挨拶では感極まる場面もあったり「頑張ったんだなあ・・・」という感じも凄く良かったですね
(よくよく考えないでも声優の仕事に加えて歌、ダンス、に加えてバンド練習ってかなりの負担だ)
その辺のこだわりっぷりも素敵なイベントだったと思います。

そして、千葉県民ながら舞浜アンフィシアターに行ったのは初めてでした
正直な話前々から色々な有名歌手やアニメイベントでしょっちゅう使われてるのは目にしてたんで
県民としてもかなり気になってたんですが、思ってた以上に素晴らしいハコで、広さと音響が良いのは勿論
円形のステージなんでどの客席からもパフォーマーが見えやすい、大ハコながら演者と距離の近さがあり
一体感も生まれやすい・・・と申し分のないクオリティのライブホールでした
大体会場は東京なのが多い中、
今こうやってキャパもアクセスも良い、都内のハコと対等に勝負出来るハコが千葉にあるのが嬉しいですね
場所もネズミの国のイクスピアリの敷地内にあるので周辺施設の充実も申し分ない
何より大きいのは安めの電車賃で来れるって事ですね(結局それか)
やっぱ地元千葉、それも舞浜という馴染みある大好きな場所でライブが観れるのは大きいなあ、と
これからもこのハコで色々なライブを観れればいいな。なんて事も終わってから思いました。
















この日は・・・
この日はっていうか、その前日の夜から気分が最悪の状態まで落ち込みうなされながらずっと寝てるような状態で
朝になってもまだ全然憂鬱な気分から脱せなかったので行くのをちょっと躊躇ったくらいなんですが
でも絶対生で「花ヤ踊レヤ~」とか「THUNDER,RAIN,涙の行方」とか聴きたいしなあ、、、
絶対後悔するな。と感じたので強い意志を持って行く事に
今振り返れば、あの内容を観なきゃ絶対損してたなあ、って事で大正解でしたね
(そもそもライブ前日にそこまで日常生活で精神状態を落とす事自体が狂ってるんですが 笑)

京葉線に乗って舞浜を目指す中、
海浜幕張のところで大量に乗客が増えたので「??」って思ってたら
この日はニコニコ超会議なるイベントがあったんですね。
一気に満員電車と化した京葉線に揺られながら舞浜に到着、
一応初めてなので地図も持ってたんですがずっと矢印入りの看板がちょいちょい立ってたんで
さほど迷わず、というか一切迷う事なく舞浜アンフィシアターに到着
早速物販のハッピを着て和気あいあい状態のハナヤマタファンの群れを観てちょっとほっこりしつつ(笑
鳴子は完全ソールドアウトだったんでパンフ等を購入して会場に入る
余談ですがこのパンフがまたいちいち写真の出来栄えが良くて買って良かったと思いました(笑顔)。
寄贈されたフラワースタンドの数々を眺めつつ限りなく端っこの方の席に座る、
普通なら距離を感じる座席だったんですが意外と距離は感じませんでした
この感覚は他のハコと比べてストロングポイントかもしれませんね。
開演時間からさほど経たずにライブはスタート!



一曲目は「花ヤ踊レヤいろはにほ」、
この曲実は本当に大好きで去年から今年の今までヘビロテ中の楽曲だったりします
実際に生で聴くと音源で感じてた以上に静と動のコントラストが際立つなあ、と
初っ端という事で適度に会場の温度を上げつつ、トークコーナーへ。

トークコーナーはにくきゅうのメンバーを含めた8人を2人ずつの構成にして出されたお題に対して正解ポイントを競う形式で行われました
お題の内容と正解そのものよりも間間に挟まってたアドリブが面白かったですね
なる役の上田麗奈さんがヤヤ役の奥野香耶さんの妹になったり、
香耶さんの方がヤヤの声でお姉ちゃんになったり(笑
最下位の罰ゲームは大坪さんの組だったんですが、まさかの男装風(宝塚風)のアドリブを求められて、
その上「センスが昭和」と揶揄されてたのも面白かったですね
最終的には大坪さんと沼倉さんで似非ミュージカル風のアドリブ寸劇を行ったんですけど
そこでも大坪さん「ステップが古い」と沼倉さんにイジられてたのも面白かった(笑
貴重なものが観れて良かったです。


このコーナーの後から一気にソングパートに突入、
最初は前述のにくきゅう(正式名称Need Cool Quality)で「コドクシグナル」だったんですが
聴いてて音源となんか印象が違うな、とか思ってたら本当に生演奏だったようです
その割にはバッチリ決まってていっぱい練習したんだな~と感心
だけど、真価はどっちかと言えば「THUNDER,RAIN,涙の行方」の方でした
個人的に曲としてもこっちのが好きなんですけど、(勿論コドク~も好き)
この曲に関しては、
普通に“ガールズロックバンドのツアーファイナル感”が良く出てて正直最高だったと思います
もう一度聴きたいくらいに格好良くてにくきゅうのアンセム感に満ちていたんですが
やっぱりこの曲は痛々しい歌詞こそじんじん響いてそこも堪らなかったです
端的に書くと信じたら裏切られるから、だったら何も無い方がマシ~って内容なんですが
そういうペーソス溢れる内容の曲をあんな大きなステージで聴けた時点で個人的にツボでしたね
改めてこの曲好きだなあ。と思ったと同時に
あの時のメンバーの堂々とした格好良さもまたアニメから出て来たようで良かったなあ、と。
なんだかすごく心に残ったワンアクトでした。

大坪さんとゆうゆさんのユニット・smileY.incによる「花雪」、これがまためちゃくちゃ良くて
意外とライブ向けのダンサブルな曲だなあ、と思ったのと大坪さんのお姫様みたいな美しさが素晴らしかったです
振付も決まってて、その上ゆうゆさんの生ギターも良い音出してて様々な観点から気持ち良いパフォーマンスでした
後「花や、またね。」っていうタイトルと語呂を合わせる部分がめっちゃ格好良かった。
大坪さんのドレスライクな衣装と攻めてるギターとのギャップが素敵。


ここからキャラソンコーナーに突入、
嬉しかったのは全曲フルで披露してくれた事ですね
ベストアルバムで聴いていてどれもいいな。と感じてたので余計
一曲目はなるのキャラソン「Shining glow」、限りなくなるチックに繊細に歌い上げてたのが印象的
二曲目にハナのキャラソン「スマイル」だったんですが、これは正直楽し過ぎましたね(笑
「一緒に踊りましょう」という歌詞も相俟って限りなくライブ向けに感じましたし
何より聴いててハナの姿がよく思い浮かぶ楽曲でもあったので盛り上がりもピカイチ!
正に気分はよさこいに勧誘されてるみたいでした 笑
三曲目、ヤヤのキャラソン「琥珀色キャンディ」もまた鉄板の盛り上がりっぷりで
奥野さんいちロックアーティストみたいな歌いこなしでもって広い会場に歌声をたっぷりと届けていました
その格好良さに加えてアドリブでヤヤらしい煽りを加えて来たりその辺もまた“上手い”印象でキャラが歌ってる気分に浸らせてくれた好演出でしたね
この曲はある意味一番ライブ映えしてたと思います
四曲目にはタミのキャラソン「fluffy」、一気にポップで可憐なモードに会場が変貌
乙女ちっくでふわふわした世界観がこれはこれで気持ち良くて横揺れの楽しさもまた心地が抜群
何より大坪さんのウィスパーボイスの歌を生で聴けたのが嬉しかったですね(笑
こういう声も出せるんだ、的な。間違いなく進化されてます。
五曲目はマチのキャラソン「make a friendship」、これはメロディラインの美しさがキャラソンの中でも群を抜いている一曲
一つ一つの言葉を丁寧に歌い上げて、正にキャラクターが心情吐露してるかのようなステージ観を作り上げていました
最後にアドリブで「ありがとう。」ってセリフを付け足したりキャラソンパートのエンディングに相応しい内容だったかと

再び五人揃って一体感満点の「ヨロコビ・シンクロニシティ」、番傘を使った演出なんかもあってとても華やかなステージ
そして五人バージョンでの「花雪」もしっかりと盛り上がって、
友情を感じさせる流れをもって本編は終了
気が付けばあっという間というか、おかわりをしたいくらい心地良い時間が流れてた印象で
全体的に「良かったなあ。」って部分ばかりが目立つライブだった。と、個人的には感じました
なんかよりキャラに寄り添った印象のイベント、って感じでそこがとても良かったんじゃないか、って思います。


アンコールでは「Dream Jump!!」をまず披露、
思った通り、思った以上にライブ映えする楽曲で
前述のように前日の夜から朝に掛けて最悪な気分が持続しちゃってた背景も手伝って
「何回でも夢をみよう 何回でも挑戦してみよう」ってフレーズにやたらグッと来ちゃってましたね
みんなで一緒にジャンプする箇所も気持ち良くアンコールにこの曲を持って来たのは正解だったかと

最後の最後はにくきゅうメンバーやゆうゆさん、司会者も加わって「花ヤ踊レヤいろはにほ」を再び歌って大団円
途中で特効まで飛び出す大盤振る舞いで文字通り会場全体が一体となって最後のステージを最高に盛り上げてライブはすべて終了
一組目は行ってませんが、まだ二組目の段階とは思えないくらいファンが熱くて盛り上がってた印象なので
この調子ならいつか新シリーズもあるかもしれませんね。
いち個人としては素直にただただ楽しかったライブイベントでした。多謝!!
















1.花ヤ踊レヤいろはにほ
2.コドクシグナル
3.THUNDER,RAIN,涙の行方
4.花雪
5.Shining glow
6.スマイル
7.琥珀色キャンディ
8.fluffy
9.make a friendship
10.ヨロコビ・シンクロニシティ
11.花雪(チーム“ハナヤマタ”ver.)

アンコール
12.Dream Jump!!
13.花ヤ踊レヤいろはにほ









終盤の挨拶でヤヤ役の奥野香耶さんがずっとバンド練習してきて、でも不安もあって・・・
みたいな話でそのまま号泣する場面とかあって中々感動的でした
いやでも生バンドで披露してくれるってのは嬉しかったですよ。
この間出たベストの曲は全曲フルで披露してくれた上に、
キャラになり切っているような演出も多くて間違いなく最高のライブイベントだったんじゃないでしょうか
ぶっちゃけその場で続編が発表されるんじゃないか?って予想してましたけども(笑
「三組目もやりたい」との事だったのでまたいつかそんな日が来る事を願いましょう。
満腹でした。ありがとうございました!




sleepy.ab/LOST IN TIME「東京風景vol.3」@下北沢CLUB Que 15.4.24

2015-04-27 | LIVE
                               
先週の金曜日、スリーピーとロストインタイムのツーマンを観に下北沢へ。







ええと、まずこの日は海北さんの35歳の誕生日でした(おめでとうございます)
その他にもこの日を境にしばらくは東京でのライブがないとか、
クラブキューがビルの耐震補強の為お休みする少し前だとか
色々トピックはあったんですが
何よりも意外な食い合わせの良さっちゅうか
そもそもこのライブ自体が今年1月に行われたエメラルドとスリーピーとの対バンで知ってその場でチケットを購入したものだったので、
そしてその時から、告知される前から「ロストと意外と合うかも」って観てて感じてたのでかなり期待して望んだ公演でもあって。
なので、実際に観て凄く気持ち良かったし案の定センシティブな感覚が上手く噛み合ってるなあ、と
観終えてちゃんと思えたのは個人的に大きかったですね。

スリーピーの成山さんの歌声は生で聴くの2度目ですが相変わらず「なんて素敵な声なんだろう。」と惚れ惚れしてしまうレベルのボーカルで
あの神妙かつ繊細なバンド観は是非触れてみて欲しいな。って実直に思ってしまったのと
物凄くセンシティブなオーラで聴き手を包み込んでくれるパワーのあるバンドだなあ、って
正直聴いていて沢山沢山気持ち助けられる部分がありました
めちゃくちゃ格好良くて素敵な佇まいのバンドです。
エメラルドの時もそうだったのですが、毎回「魂が込められてるなあ。」と感じられる気合満点の演奏を披露してくれるので
“なんとなく知ってた”感じの去年よりも確実にスリーピーってバンドを好きになれた気がしますね。
ロストインタイムの演奏も勿論最高でしたし、期待以上の素敵な対バンに感謝!ですね。



















sleepy.ab

演奏した曲は「メロウ」「アンドロメダ」「四季ウタカタ」「メロディ」「ユーフォリア」「24」など
なんでしょうね、スリーピーが出て来ると場の雰囲気が一気に変わるというか
スリーピーの演奏と成山さんの声に空間も聴き手も支配される感じがあります
支配、というよりは・・・引き摺り込まれる感じかなあ?
繊細な感情の渦が巻いて、しっとりと聴き惚れて
心の穴が少し埋まって、
ちょっとだけ優しい気持ちを取り戻せるような・・・ガラス細工のようでもあり、その実、音は太かったりもしてそのバランスが絶妙でしたね
もっと言えば日常の些細な軋みに似た感情をしっかりと拾い上げてくれる音楽というか。
美しいメロディと美しいボーカルに終始陶酔していた1時間

だけど、「ユーフォリア」って曲なんかではバッキバキのギターリフが聴けたり
徐々に温まって行くバンドサウンドに気持ち良く横揺れ出来たり緩急の付け方もまた以前と変わらず見事でしたね
基本的には静かなスローバラッドが多めですが、時折グイグイ行く感じの曲がある、その意味でのバランスも良いなあ、と。
これで生で観るのまだ2度目なのにも関わらずいちファンみたいなノリで観られたのは大きかったなあ。っていうのが本音
あのスッと心に入って来てくれて撫でてくれるような野暮ったさが全くないテンションは是非一度観て欲しい。

MCも今回も面白くて、
地元根室での公演に関東のお客さんが60人も来てくれたという話や(すげえ)
海北さんに初めて会った時はCSなどで先に観てた為「本物だ」って思ってしまった話など
凄く“素”のテンションが今思うと気持ち良かったなあ・・・なんて。
この日もとっても素敵なライブをありがとうございました。
また観たいです。




LOST IN TIME

1.366
2.30
3.歩く速度とその矛盾
4.26
5.五月の桜
6.あなたは生きている
7.旅立ち前夜
8.証し
9.希望
10.列車
11.明け星

アンコール
12.ぼくらの声の 帰る場所




一曲目は勢いよく「366」からスタート、
立て続けにアンセム「30」と安定した流れでした
相変わらず哀愁も揺さぶられつつ、次の「歩く速度とその矛盾」は
いつも以上に歌詞が頭に入って来たというか、それはその日自分がそのモードだったからかもしれませんが

きっとこれからも
僕は泣くんだろう


本当は泣きたくないんですけどね・・・(遠い目)。でも結局そうなるんですよね。


追えば追うほど遠のいて
なのに逃げれば 迫るばかり


必死こいて「繋がろう」と頑張ったりちょっと努力すればするほど遠くに感じる、というキツ過ぎる現実と
かといって逃げれば逃げている分だけ余計に精神的に苦しい、という悲し過ぎる真実。
でも、自分のモード以前にこの日はやっぱり振り返るとより丁寧だったような気が。
なんか胸が締め付けられつつも・・・
「それでも」って思えるような楽曲でした。


続く「26」はここ最近のライブアレンジが上手くハマってた印象
最初のオリジナルのイントロの三井さんのタッピング、そして海北さんのグルーヴィなベースはライブならではの旨味ですね
能動を促すようなフレーズも多々あって素敵な気分で聴き終える事が出来ました
「五月の桜」、
そして「あなたは生きている」とバラッドモードに突入
後者に関しては“星が綺麗だ”の部分が特に沁みました
ふと角度を変えれば、なんてことないもので救われる。という歌ですね

「旅立ち前夜」でロスト流のロックンロール(這いつくばる感じ)を叩きつけ、
コーラスワークも美しい「証し」で場の雰囲気を温めた後に
この日も素晴らしいロック感に心打たれた「希望」
更に、
その流れを加速させんばかりの勢いでロッカバラード「列車」を勢いよく強めに奏でるという実験的な構成も披露
それはそれで哀愁の度合いがより深く伝わって来て全然悪くなかったのが見事だったかと

本編最後は「明け星」、
クールでビターな雰囲気が漂うこの曲
今のロストならではの年齢感も出ているアンセムでニューアルバムで聴くのも楽しみです
相変わらず「列車」も「明け星」もアウトロのスタイリッシュなドラムの締めが格好良くて源ちゃんの存在感も増してますね
この日もこの日で前に進むパワーをたくさんもらえた渾身のライブ、とても良かったですね。感謝です。

















個人的に凄く心に響いたアンコールでの「ぼくらの声の 帰る場所」
完成や到達、結実を目指して頑張ってたのにいつの間にか放置されたままの世界や関係
そんないくつもの「過去」を思い出して帰ってから何度もこの曲が頭の中で反芻している今があります
三井さんのアコギのみずみずしい音色と最後のみんなでシンガロングするパートでの「生命感」等
グッと来る箇所多数で振り返ってこれ書いててちょっと泣きそうになるほどでした。
またアンコールでこの曲っていうのがニクい(笑
久々だったのも手伝ってやたら印象に残ってしまいました。

スリーピーで優しく撫でてもらったセンシティブな部分を、
ロストがちょっと前を向けるように加担してくれたような
そんな効能のあるツーマンだったかと。
ハイライトはそれぞれ「ユーフォリア」、「ぼくらの声の 帰る場所」、後「歩く速度とその矛盾」がいつも以上に決まってて素敵でした。
とても優しくて、温かくて、心地良い夜でしたね。