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【垣間見えた想いに】SHOW BY ROCK!! 第5話「迷宮DESTINY」 感想

2015-05-06 | SHOW BY ROCK!!
レトリーは毎週安定のレトリーっぷりで実に良いキャラですね(笑








先週までの状況を観て「上手く行ってるな」と思ってましたけど、
それは一つの表面上の印象で・・・というかある意味“通じ合って”はいたと思いますが、
でも“通じ合う”事は出来てても“お互いを曝け出す”事は出来ていなかったみたいです
つまりはまだまだプラズマジカには未解決のトピックスが多々あってそれはこれからの彼女ら次第で変わって行く・・・という話ですね
チュチュの本心も、シアンと同じ事情を抱えている内の一人であるモアの「本当」も曝け出せてはいない
お互いがお互い何かを抱え込みながら、それを誤魔化しながら本心を隠して続けて行くバンド活動に未来なんてない
いわば急造的に出来あがったプラズマジカの現時点での“限界”がここであり、そしてそれは同時に越えるべき“壁”でもあるんでしょうね
思えばシアンも、そしてモアも自分で選んでいるようでその実しっかりと何かを選択した訳では決してない
ある種なし崩し的に進んでいる~って見方もそれはそれで否定出来ない部分だったりするので
これから彼女らには「選択」と「決断」が必要不可欠になっていくんでしょう
それがプラズマジカなのか、それとも・・・
っていうのは本当にこれから次第、来週以降次第、ですね
また更にドラマティックな展開が待ってそうでドキドキワクワクしてますが、
今週は割と抑え切れない想いがぶつかり合ったエモーショナルな話数に仕上がってましたね。




シアンも決していたずらに、故意に自分の本当の目的を隠してた訳ではないんですけど
でも逆に言えばそれくらい楽しくてそんな事言えるくらい簡単な関係ではなかった
現実では勇気がなくて誰の輪にも入れなかった彼女が、
ようやく見つけたみんなで演奏が出来るたった一つの掛け替えのない場所
ある意味ちょっと妙な言い方になりますがそれこそ「現実逃避」っていうか、夢の世界で現実から目を背けてたというか・・・・・
本当はずっとここにいたい。けど、ずっとここにはいられない。でも、それを告げたり曝け出す勇気も持ち合わせてなかった。
ただただみんなで演奏したりバンド活動をするのが楽しかった「だけ」、その先の事は現時点で後回しにして来たわけで
シアンもまた覚悟を決める事だったりどういう形にせよ答えを出す事が求められているのだと思います

ただ、バンドの為に、プラズマジカの為に流した涙こそがある種答えを示唆してる、とも言えます
それくらいまだ出会ったばかりなのに、みんなとの作業が楽しくて、受け入れられた事が嬉しくて・・・
まだまだみんなと一緒に演奏していたい
まだまだみんなと一緒にバンド活動をしていたい。
自分を受け入れ一緒に居てくれるみんなの事を想う気持ち、、、
が、如実に伝わって来てリアルタイムで観てた時はちょっと涙線に来てましたね
理屈じゃなく、ましてや虚構でもない、生々しいシアンの感情がストレートに伝わって来る上記のカット、一連のシーンには
大いにグッと来たと同時にシアンもまたプラズマジカ及びメンバーと過ごす時間が早くも“大切”になっているんだなあ、という
誤魔化し切れない感情をまざまざと感じさせてくれてとても良かったと思います
その「強い気持ち」さえあれば、
きっとどんなトラブルだって乗り越えられる(はず)
シアンは結果的に隠しごとをしていた~って風になっちゃったけど
皮肉なことにそんな状況下だからこそ垣間見れた彼女の「本当の気持ち」もありました
失いたくない気持ちと、自身の目的とで板挟みになりつつあるシアン、いつか裸の想いをそのまま伝えられれば良いですね。




レトリーはレトリーで苦しかった
シアンはレトリーにとって本当の意味で“友達”になれた初めての友達
これから一緒に頑張っていこう、と、これからもっと仲良くなりたい、とレトリー自身の意志で歩み寄り始めた末の結果がこれですから
彼女が個人的にシアンに抱いている(?)特別な感情も含めて「いつか元の世界に戻って行く」という事実を受け止められなかった
でも、それもまた逆の見方をすれば間違いなく“愛情の裏返し”であり、本当に好きだからこそ激情を見せた
もっともっとシアンと一緒に音楽を奏でたかった、仲良くなりたかったからこその激昂だったのも間違いないかと
伊達や酔狂じゃない、レトリーのシアンに対する本当に好きな気持ちはそのカットからも
そして「今更言われても困る」という脚本からも伝わって来ました
多分まだ入り口から入ったばかりだったからこそ、なんでしょうね
これがもっともっと深い仲だったら単純に深いショックを・・・って流れになると思う
ただ、仲良くなり始めて、そしてこれからも仲良くなっていける確信を得てたからこそ感情が溢れてしまったんでしょうね
やっと素直にそばにいたい好きな人を見つけたと思ったら、異世界からのゲストだった、という悔しさ。
って書くとまるで百合みたいですけど(笑

レトリーもレトリーで不器用なりに頑張って歩み寄って、ようやくイイ感じになれた“友達”ですから
シアンと上手く和解・・・というか気持ちを交わしてまた笑顔になれるといいですね
また前半に二人が一緒に部屋で遊ぶシーンを入れてたのも大きく、
レトリーの自信満々な顔や、
シアンの仕草にドキッとするめちゃくちゃ可愛いシーンだったりと(笑
色々と近づいてる印象のパートがあったからこそ余計にレトリーの気持ちが分かった節はあるんだろうな、って今振り返ると思います。
今現在はお互い諸事情を誤魔化しながらやっている感覚もあるので、またこれをきっかけに益々“一丸”となって欲しいですね。




ところでチュチュもリーダー格、とは言え案外臆病な部分もあって可愛かったですね(笑
割とセクシー担当的な部分も(衣装からすると)あるのにここまでの描かれ方からすると一番常識人っぽいですね
最早プラズマジカ自体がシアンが抜けてしまったらプラズマジカであらず、って感じにもなってるので
彼女としても今すぐではないけど、いつか抜けると分かれば困惑する部分もあるんでしょう
同時に一番バンドの状態に敏感で、一番バンドに対する愛着が強いようにも感じました
ダークモンスター云々の問題も水面下で着々と進んでますけど、
一番描きたいのはやっぱりバンドの関係性とバンドの行く末だったりするんでしょうね(多分)
シアンの気持ち、レトリーの想い、チュチュの夢、そしてモアの秘密・・・
今週、雫シークレットマインドの皆さんが
例え故郷を離れていても
仲間がいるから寂しくない、
この仲間でいれば寂しくない~的なニュアンスの発言をしてましたけど
ある意味彼女らの存在もまた徒然よろしくプラズマジカがこの先目指すべきロールモデルの一つ、なんでしょう。
そんな事を観ていて素直に感じました。それは多分シアンにもモアにも重なっている言葉だと。また一つ目指すべき方向が見えた気もしました。

もしシアンが、
もしモアが、
そんな風に思えれば、
そんな強さを心にまとえたならば、
きっと今も未来も変わって行くんだろうな・・・とは思いました
まだまだ道の途中、まだまだ未知の途中。という訳で今後のメンバーの奮闘に期待!ですね。
その大いなるポテンシャルがいつか本当の意味で爆発する事を願っています。
















ところで来週は、次回予告を見るに結構息抜き要素の強い?
水着回になるっぽいんでその意味でも色々と楽しみですねえ(ニヤニヤ)
その中でモアちゃんの想いや、みんなの気持ちの疎通もしっかりと見れそうでワクワクしています
雫シークレットマインドの皆さんは「バイトをしながらバンド活動をしている」要は仕事兼という話で
その辺もいずれ掘り下げられたら嬉しいなあ。とか思いつつ。

あと、個人的な話なんですが
結構私生活で現実に打ちのめされてる時にリアルタイムでは観てたので
EDの飾ってないストレートな歌詞がやたら心に響いて泣きそうになっちゃいました
OPも大好きで未だにヘビロテしてますが、プラズマジカの曲はビックリするくらい真っ直ぐで、そこが今の自分にはグッと来る感覚がありますね
OPED共に映像も演出も素晴らしいので未だに書けてない1~2話の感想と共にいずれUPしたいものです。




・・・にしても、ちょいちょい官能的要素が入って来るのは何故なんでしょう
いや、全然嬉しいんだけど(笑
意外とカラダの描き方が艶っぽくて正直眼福だなあ、と。今週もえがった~(笑顔)