サブカルチャーマシンガン

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THE NOVEMBERS「CLUB L'」@新代田LIVE HOUSE FEVER 17.3.12

2017-04-09 | LIVE
                                           
                                           1か月前ですが。。









ラルクの25周年記念ライブが終わったタイミングなので逆にいいかな、と(笑
まさに「高松くんの為の夜」という内容でしたが、これはこれで今までに全く見たことのないようなライブでした
逆にこういうライブをするバンドって他にいるのか?っていう・・・笑
正直面白すぎますよ、THE NOVEMBERSは。

このレポはS'Ai~kyo~boyがお送ります(ドヤ顔)。












まず着くと高松氏のDJ(ラルクしかかけない)から始まりました
ラルクの熱狂的ファンであるベース高松氏プロデュースの「CLUB L'」、
兎角ラルクの曲をバンバン流し、カバーし、SEまでも一部ラルクにする、、、という
あまりの徹底っぷりが凄かったですね
ここまで振り切ってれば逆にオリジナルなのでは?って感じるクオリティでした
正直こういうライブは未経験だし、ファンの延長線上的なアプローチの公演も中々ないので(そりゃそうだ)、
その意味では見る光景見る光景が凄まじすぎてニヤニヤが止まらない一夜でしたね。

まず、アルバム毎に均等に選曲する高松くんの構成が良かったですね
かと思えば、シングル「wings flap」のあのデカジャケを抱えて堂々と流したりと
往年の名曲から最新の楽曲まできっちり流すあたりにラルク愛を感じました
そして、当然のようにラルクのタオルを持って盛り上がる観客がいたり、
正直誰のライブなんだ?ってくらい雰囲気が異様で笑えました(もちろん痛快な意味で!)。


オープニングアクトに小林祐介がソロで登場、
hyde氏のソロ曲「evergreen」をしっとりと繊細に響かせ、
更にビデオシングルだった「眠りによせて」のカバーまで披露。
本家じゃ絶対やらんだろうなあ。。って楽曲をぶち込んでくるセンスに感動
またこの2曲と小林裕介のボーカルとの親和性も抜群で思わず聴き惚れてしまうクオリティでした。

バンドで登場してからは、
「get out from the shell」、そしてオリジナル曲である「Rhapsody in beauty」と激しくも美しい楽曲群で魅せていく
更にこれは絶対に来るだろうな~と確信を持っていた個人的に大好きな一曲「風」が来て大興奮!
その圧倒的な優雅さに浸りつつ、「はじまりの教会」と懐かしめのナンバーも織り込んでいく。

最初にラルクをカバーした楽曲、「cradle」の渋いカバーをじっくり聴かせて、
珍しい曲である「裸のミンク」をこれまたエレガントに、酔い痴れるクオリティでもって響かせる
この曲はかなり久々に聴いた楽曲だったのが、以前以上にこなれた演奏に仕上がっていて正直驚いた
そしてヘドバン出来るくらいのトリップ感を携えて演奏された「ただ遠くへ」もリリースツアーの時以上に、
全体的なクオリティがアップしていてやはりノーベンバーズはリリースツアーを終えてからがより一層面白い。と
そんな想いに浸れてしまった相応の名演でしたね。
まるで海の底を漂っているかのような感覚に陥れたサイケな一幕だった。


「Flower of life」の美しくも足掻いている絶妙な音像、
ロマンチックな悲しみに陶酔してしまう「Romance」とラルクを思わせるノベンバの曲、を中心に据えてるからか、
全体的にグッドメロディの楽曲が多くて激しくもダークな楽曲はあまり演奏されなかった
それもまた新鮮で面白くて図らずもいつもとは違ったテイストのライブに仕上がっているようにも思えた
更に個人的にも大好きな「LOVE FLIES」のカバーも披露、
この日唯一の?ヒットナンバーのカバー、という事で思わず「おっ」と思ってしまった
また意外とこの曲がノーベンバーズにも似合っていてラルクが憑依したかのようなクオリティに驚き
こりゃいいもん観たわ・・・!と深々と感じつつ、楽しすぎたライブも終盤に突入。

「dogma」で叫び散らし、
「鉄の夢」で空間を引き裂き、
「1000年」で轟音を思い切り叩き付ける。
今までとは打って変わってロック・モードな流れに興奮しつつ、
「236745981」とオルタナティブなロックンロールもガンガン演奏していく攻撃性に惚れ惚れもしてしまったライブ
きっちりと「ノベンバらしさ」も打ち込んだ上で、最後はドラマティックなバラッド「ceremony」、
そして美メロが光る「美しい日」とコンセプチュアルを貫き通して本編は終了
特にセレモニーは今やレア曲になりつつあるので余計嬉しかった
また生で聴くと温かみも抜群でそこもまた良かったし、
何より歌が丁寧に丁寧に紡がれてたのが最高だったかな、と。本当に素晴らしい公演をどうもありがとうございました。








1.evergreen(K'Oba~ya~shi)
2.眠りによせて(K'Oba~ya~shi)
3.get out from the shell
4.Rhapsody in beauty
5.風
6.はじまりの教会
7.cradle
8.裸のミンク
9.ただ遠くへ
10.Flower of life
11.Romance
12.LOVE FLIES
13.dogma
14.鉄の夢
15.1000年
16.236745981
17.ceremony
18.美しい日

19.In the Air
20.TIME SLIP
21.きれいな海へ








アンコールでもラルクのカバーを立て続けに披露、
シングル曲ではなくアルバム曲だったのでそこまで大きなリアクションは無かったんですが
それでもラルク愛を感じさせる好カバーで逆にガチな感じが伝わって来ました
更に、最後の最後は美しくもダンサブルな「きれいな海へ」って事で・・・
どこまで「っぽさ」に拘るの!?ってくらい美メロを追求し切った夜に本心から感動しましたね
またこの時の「きれいな海へ」が本当にキラキラしてて堂々とした立ち振る舞いで格好良かったんですよね
決してブチ上げナンバーって訳じゃない、バラードでもないこういう曲でもライブを締められる・・・
それこそが今のTHE NOVEMBERSなんだよな。って気がしていちファンとして誇らしくもなれた夜でした
カバー曲もめっちゃ良かったし、ラルクを感じさせる~というオリジナルな選曲も新鮮で面白かったし酔い痴れられたし、
高松くんのこだわりのDJも良かったし(笑)。存外に素晴らしいワンマンとして成り立っていた一日でしたね

個人的なベストアクトは、「ただ遠くへ」で。この曲も今度のツアーでまた聴けるといいな。