メンバープロデュースのワンマン全制覇です!!
この日は花と引き換えにオリジナルの音源がもらえる、という特典がありました
俺が選んだのは故郷である戸塚のドリームハイツに咲いている花でした
別に買っても良かったんですけど、
何かしらのドラマ性は必要なんじゃないか?と思って・・・そうでもないですかね(笑
無事にこの日「だけ」のオリジナル音源がもらえて良かったです。
この日は、全体的にホーリーな雰囲気で
普段ライブでは滅多に演奏しない楽曲も連発ってくらいに連発して、
他の日とはまた違った意味合いで特別なセットリストのような気がしました
俗的な言い方をすれば「レア曲祭り」とかなんでしょうけど、
ちゃんと全体的な流れが出来ていた上に、
それぞれの楽曲に演奏の必然性もあった気がして・・・
兎角、尊くて泣きそうになるくらいに胸が熱くなった一夜でもありました
メンバープロデュースのワンマン、どれも刺激的で個性的でおかわりしたいくらいに面白かった!
またクラブエルも無礼講もモダンカバーズもEEも続編を期待したいトコロです。
正直どれも有り得ないくらい破格的な名演ばっかりだったと思う。
いつも思うんですが、ノベンバの客層はファッションセンスが高すぎですね
この日はそれぞれお花持参だったので、余計に華やかで「うん?どの人もオシャレすぎだろ。。」と圧倒されてました
客層のオシャレセンスまで引き上げるノベンバは本当に生活に根差したバンドですね。行き始めた頃とは違う。
お花を渡して音源を頂き、
30分以上押していたこともあって待ち焦がれながらその時を今か今かと期待するオーディエンス
このライブは他のライブとは違って明確なコンセプトが明かされてなかったので、その意味合いでもワクワク感がありました
で、そんなワンマンは「tu m‵」からの始まりでした。丁寧にじっくりと聴かせる始まりにまずは陶酔。
2曲目は「救世なき巣」。はっきり言ってライブでは殆ど演奏しない、音源で聴いてね♪って曲なのに
当たり前のように演奏される光景に驚き&嬉しさがいっぱい。ほぼほぼ小林祐介オンステージ状態でしたが、
一人でも凄まじい爆音を奏でて圧倒的なカタルシスを生み出していたのに感銘を受けました。
やっぱりこんなバンド、ノーベンバーズ以外にはいないわ。
次の曲は「小声は此岸に響いて」、、、ってまたもレア曲かーい!
この辺でこのワンマンのコンセプトがなんとなく伝わって来ましたけど、
明言もせず最後まで「そこ」が曖昧だったのが逆に粋だったかな、と思います
この曲も意外と生で聴くとかなりの温かみが感じられてある意味ライブ向けだとも思えたアクトでした
陶酔的な構成は止まらず、個人的に大大大好きな「Sky Crawlers」が来たときはめちゃくちゃ嬉しかったね
決して盛り上がる曲調ではないだけに、一年ぶりに生で聴けて、この曲のメッセージを感じられて相当に感動しました
それと意外とリズミカルなので思った以上に身体が反応するライブ感もまた光ってて気持ちが良かった
準定番の「永遠の複製」「愛はなけなし」とお馴染みのナンバーも挟みつつ、強く響かせつつ、
轟音で酔わせる「あなたを愛したい」、そしてこれまた滅多に演奏しない「Dream of venus」と凄まじいセトリが続く
ここまでいつもやって当たり前の楽曲がほぼほぼ来てないあたりがこのワンマンの異常さを物語っています
しかも、そういう曲を演奏してなくても余裕で気持ちが良く、純粋に心酔出来てた辺りがまたノベンバの奥の深さを感じさせた
この曲はリリースツアー行けなかった身としてはようやく聴けて、しかも沁みるぐらいに良くて本当に嬉しかったですね
ビートの重みも存分に響かせてくれた好い演奏でした
アレンジも加えた「Gilmore guilt more」で一気にバンドは加速していき
そしてこれまた全ッ然演奏されない「strum und drang」とレア曲の大放出が続く
この曲はゼノやブラッドと被るから外されてたんでしょうけど、それらと遜色がないくらいにダイナミックでカッコよく感じた
音源以上にキレッキレのリフや「定番?」ってくらいまとまりの強いアンサンブルには流石に唸ってしまいました
かなり大袈裟に褒めちぎってるかもしれませんが、これら全部リアルな感想のつもりなんです
「Ghost rider」の疾走感たっぷりの好カバーを豪快に叩き付けた後、
「Blood Music.1985」「こわれる」とようやく聴き慣れた楽曲が飛び出し、ライブもクライマックスへ。
爆発力満点、
叫び散らすように歌われた「黒い虹」はラストの衝撃が観る度に大きくなっていく
この日も凄まじい爆音と共に絶唱する音像が強烈過ぎてその激しさにストレートに感動。
そしてまだまだ終わらないレア曲、「終わらない境界」はもう数年ぶりに生で聴いたのも手伝って
余計に良い具合に、胸に響く割合多めにしみじみと聴き入れた感触があって堪らなかった
この曲も本当に良かったな・・・と浸っていたら、
最後の曲は個人的にも思い入れの深い「holy」でした
以前は割と演奏する割合も高めの曲でしたが、気が付けばごぶさたでしたね
ふり絞るように優しく、そして儚く紡ぎだされる音と歌に酔い痴れながらこの夜は終わりを告げました。
素敵で、小林裕介の想いが全部詰まったような意義あるワンマン、ありがとうございました。
アンコールは、「Hallelujah」で、
まさかの楽屋に戻らず、そのまま「今からアンコールします。」という異例のアンコールでした(笑
この時小林裕介は饒舌にこれまでのワンマンを語り始めました
ケンゴ君の企画が特に嫌だったこと笑
高松くんのは楽しかったこと、
楽しかったけど、「俺たちは一体誰なんだろう?」という疑問も持ったこと(笑
自分の考えとは反する演出で盛り上がりまくってて今までのは何だったんだろう、と揺らぎが出たこと笑
でも、フロントマンあるあるとして自分一人でなんでもできると思いがちだ、と挙げ
実際は自分一人じゃ何にも出来ない、メンバーに助けられている。としみじみと語り、
この日のワンマンを集約するかのように高らかに鳴らされた「Hallelujah」は最も感動的で
このライブが終わってから20日ぐらい経ちますけど、今振り返っても泣きそうになるくらい胸に来るハレルヤに仕上がっていました
まるで、この夜だけではなく、それまでのメンバープロデュースのワンマンの全部を総括するような究極的な一曲でした
これを以って完結・・・
そう形容するにはもっとも相応しく、
尚且つ、12周年の始まりの歌としても素晴らしい、何度も褒めちぎりたいくらいの名演になってたかなあ、と
だから、単なる「レア曲大放出」的なライブだった訳でもない、各々の捉え方でより面白がれる公演になっていた感じ。
やはり、THE NOVEMBERSが自分に聴かせてくれる音、見せてくれる音は唯一無二で尊いものなんだな、って。
そうはっきりと思える、断言出来る、益々ノベンバを大好きになれる格別な一夜でしたね。
改めて、4公演のすべてに感謝を。
そして、今月から新しいツアーが始まります!
相変わらずいちノーベンバーズファンとして追いかけていくつもりなので、引き続きよろしくお願いしますね。
今年は大好きなバンドのツアーが多めなのですっげえ楽しみです。また逐一まとめ&注目していく予定。