サブカルチャーマシンガン

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ちょードキドキしてる たらぞお「ほっとすぽっと」 感想(快楽天2017年5月号)

2017-04-12 | 快楽天(たらぞお)
                                            
                                            ちょードキドキしたい。











誰にでも出来そうな仕事をやって、
誰かでも代替え可能な毎日を生きていると
不意に自分の存在が揺らぎそうになる
ロマンのない日常は人を腐らせる・・・
そういう事を本作を読んでいるとつくづく感じます。

まあ、要するに、仕事の後にこんな風に癒してもらいたいな、っていうか、
男の願望そのものな訳で・・・思わずキュンと来ちゃいましたよね(笑






このコマにはやられた。


なんでしょうね、
やってる事はシンプル極まりないんですけど
魅せ方が上手い、、、というか、作画と雰囲気作りのお陰で漫画自体に奥行きが出ている気がするというか、
シンプルに良い球投げてるな・・・というか。そういう誤魔化さないストレートな良さがある作品であり作家さんだと思いました
やってることは「ひたすらにイチャラブを描く」、ただそれだけなんですけど(笑
でも、普遍的なバカップルだからこそ、
もっともっと官能的に染まりたい欲求にゾクゾク出来る節があったし
純粋に可愛さのボルテージが常にマックスで目の保養的にも抜群なデビュー作であったかと思います。

面白いのは、女の子(千秋)の側から攻めてるのに、
逆にエロく攻め返されると恥ずかしさを垣間見せるギャップ・・・ギャップ?
そう、そのギャップのような何か、、、にグッと来る作品でもあったんですよね
やっぱり、いくら肉食系女子って言っても、一本調子じゃ物足りない
時には女の子らしい反応があった方が面白い、、、のが個人的な考え方なので
その意味だとそんな時折見せる羞恥心が良い具合にスパイスとして効いていたかと。





快楽天ブランドとしては、
あまりに素直な作風過ぎるきらいもあるんですけど
逆にこの天然なレベルの「擦れて無さ」は武器になるかな、とも思いました
本当にバカップルがイチャイチャしてるだけの内容なんですけど、
演出力が高いのか作画のねっとりした感じがいいのか、
そこまで薄い感覚はなく、
むしろガッツリ読めてしまう・・・という
ある種可能性を深く感じさせるデビュー作でもありました
ただただ純粋に、官能的に情熱的に求め合う二人。。
ただそれだけで、ここまで純で美しい物語として成立するのか、という凄さがありましたね。
また快楽天に期待出来る新人作家が入って来て色々な意味合いでワクワクしています笑









しかしまあ・・・
羨ましいな、オイ
爆発希望
いやいや、最高に微笑ましくて良かったです。
最新号の快楽天では特に推したい一作ですね。