サブカルチャーマシンガン

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狂気と哀愁の「さくらマイマイ」が神ってるコミックキューン2017年6月号の感想PART1

2017-04-30 | コミックキューン
                                       
                                     本当にしゃらくせえ(溜め息)










例え「間違ってる」と言われようとも、
正直里ちゃん先生の気持ちは個人的に分かります
単純に・・・キラキラしている人を見てると「あーはいはい」ってなるじゃないですか?
なりませんかね?(笑)あー良かったね幸せだね何もかもが上手く行ってるんでしょうね(棒)、、、みたいな。
それは人として醜い感情だと思うんですけど、ぶっちゃけきれいで正しい心「だけ」で生きるのも疲れるでしょう?
「そりゃあなた(方)はようござんしたね(達観)」って想いに駆られるのも理解出来てしまうというか・・・
まあ、今月の内容に共感出来るのってきっと30代以上の人だけでしょうし、
そうなるとどこをターゲットにしてるのかよく分かりませんよねこの漫画(笑
でも、それでも敢えてこういう内容をぶつけて来た心意気、、、のようなものに個人的には痛く感動しました。
30歳オーバーで独身で周りが結婚しちゃってる人は必読の内容でしょう。



顔がヤバい(笑)。


そもそも・・・なぜ彼女のような惨めな気持ちになるのかと言えば、
きっと「満たされた振り」「幸せな振り」「ありがたみという言葉で不満足を誤魔化す技術」だけは長けていて、
その結果何とも言えない感情を抱えてしまうのが最終的に自分自身を苦しめているんだと思います
確かに、
一旦付けられたオチのように「それでも今は今で幸せ」ってありがたみに感謝する事も重要ですが
それは決して現実逃避の為の言い訳に使っちゃいけないと思うんです
ぶっちゃけそれって本音を引っ込めてハードルを思いっ切り下げてるだけなんですよね
だからまあ、2段重ねのオチで結局最初に戻っちゃう訳ですけど・・・
それもまた「大人の悲哀」なんですよねえ。

でも、そんな風に必死に幸せを求めて、他人を妬みに妬んで、悲しいときは人目をはばからず泣いて・・・
そんな里ちゃんは誰よりも人間くさくて魅力的なキャラクターだと感じました
この作品はぶっ飛んでるキャラが沢山出てるイメージだったんですが、
今月号分を読んでみて、
「あれ?俺が出てる・・・(困惑)」って
ストレートに思ってしまったんですよね(笑)。だからこそ、初めて長文で感想を書きました
取り合えず“下衆だけど面白い美少女漫画”が読みたければ今月の「さくらマイマイ」を読み逃す手はないでしょう。





でも本当に・・・
仕事から帰って来て、疲弊してて、すぐ眠ってしまって、また起きて仕事に行く・・・
そんな人間に「魅力」ってあるんでしょうかね?この先生の思考回路は正直よく分かるというか、
面接でも試験でもましてや査定でもないのに、やたらとピリピリとした緊張感と「認められなきゃ」って強迫観念に駆られてしまう
それもまた生き遅れてる人間の特有の心理だったりするんでしょうか・・・兎角、このコマも深いですよ
っていうか、有り体な恋愛ソングに唾吐いたり、有り体な恋愛模様に絶望しちゃったり
今月はいちいちどのコマも深みと大人の苦みを感じるものばっかりで笑
とっても素晴らしいクオリティですよ
今月の「さくらマイマイ」の良さ、是非伝わって欲しいな・・・笑



ただの「可哀想な人」じゃないか・・・涙


先生のリアクションの一つ一つが真に迫ってたり達観し過ぎてたり今月は滅茶苦茶に笑いました
しかも、ただ笑えるだけじゃなく、「ああ~」って染み入るような笑い方で、ですよ?
正直バカだなあ~って感じてる自分と、
分かるわあ~って感じてる自分が同居していて
ある意味この内容に素直に共鳴出来ちゃう自分YAVAIな。。って思いました
どんどんハードルが低くなって「うーん、こいつでもありかも、、、」ってなっちゃう心理とか、よく描けてます
流石に「生きてる」が最終条件になっちゃうのはギャグマンガ的なオーバーな表現ですけど(笑
でもなんか、こういうなんだかんだで憎めないキャラが一番素敵なんですよね・・・
って、どんだけこの先生に感情移入してんだよ自分(笑
誰かに認めて欲しい気持ちと、
普通に有り体な幸せを求める気持ちが強すぎて
切実すぎる涙を流す場面なんかは腫れ物的でありながら「うん、まあ・・・。」って思える部分もある
そんな大人の狂気と悲哀が詰まった渾身の8ページ、、、って、ページ数短いのに内容濃すぎて凄いですね・・・笑 うん。









ひなこのーと/三月

く、くーちゃんのおしり・・・(感涙)
三月先生どうもありがとう(挨拶)


くいなことくーちゃんは、
一見恥じらいが無さそうなキャラなんですけど、
何気に注目されたりすると恥ずかしがるギャップがとてもイイですね
なんか上記の表情もとても良いですよね・・・(笑顔)。

今月は扉絵からサービスモードだったんですが、
中身もそれに負けじとサービスラッシュでとても良かったです
みやちゃんのメイド服とか、ひな子のあられもない写真だとか(笑
でもお礼になってないお礼の提案の数々だとか、
みやちゃんのストーカーっぷりだとか、
防水カメラで撮影しようとしているみやちゃんだとか・・・笑
そういうギャグ方面もまた良かったですね 主にみやちゃんの貢献度が高かったですね
鳥の入場料まで訊くひな子も凄く可愛かったなあ。



ぺたがーる/ひみつ

ちよ子とひいちゃんのやりとりも板に付いて来たな・・・笑
二人の行動がアレ過ぎていつの間にか治療が終わっていた、、、という過程も上手ければ、
一番の弱点は山田。。っていうオチもまた上手かったと思う












先に「つくろぐ。」の単独感想も書いてるのでそちらもよろしく
これからは一発で全部書こうとしないで、何回かに分けてキューンの感想は書くつもりなので
よろしければこの先書く予定の感想PART2も読んだって下さい。あとアニメの「ひなこのーと」の感想も是非。