サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

全力で恥を掻け 凛とチア。 第3回「クレイジーチア野郎」 感想(ヤングジャンプ2017年33号)

2017-07-13 | 山田シロ彦
凛ちゃん素敵・・・。



凛太郎こと凜ちゃん(逆か?)は、恐らく既に恥を掻いている沙穂に対して、
自分もおおっぴらに恥を掻くことで立場を対等・・・というか、
むしろ自分の方が恥ずかしくなるように仕向けたんでしょうね
その心意気、、、というか、
優しさに今週もグッと来てしまいました
子供の頃から自分の辛さを我慢してまでも、
他人の為に頑張れる素敵な男の子だった凛ちゃん
例えその真意が伝わらなくても、何の言い訳もせず頑張る彼は本当に素敵な主人公だと思う。

沙穂先輩は、今は凛太郎の本当の意味合いでの「優しさ」は分からないかもしれない
だけど、今は分からなくてもいつかは伝わって欲しい、感謝して欲しい・・・と個人的に願います
こんな素敵で他人想いで、ナチュラルボーン応援気質な凜ちゃんが報われない物語なんて考えたくはない(笑

とはいえ、沙穂先輩は沙穂先輩でコミュ障かつ引っ込み思案な部分が目立ってるので
そりゃこういう流れにもなるわなあ。とも同時に思う
だけど、物語はまだまだ始まったばかりですから
徐々に徐々に分かり合って、
いつかは本当に素敵だと思えるパートナーに成り得て欲しいものですね。






そもそも人生の大半は恥ずかしいことです
恥を抱えずに生きていける人生なんて個人的に考えられない
最初は誰だって恥ずかしい
失敗するのも、
上手く行かないのも恥ずかしい
だけど、傷付かない場所で満たされた振りで振る舞って形だけスマートに整えたところで
辿り着ける境地なんてたかが知れてるし、恥を掻かない者にはそもそも表現する資格すらないように思える

「もうとっくに恥ずかしい」
そう、
元々誰だって恥ずかしいんだから、
そこで恐れてどうする、そこで縮こまってどうする
全力で恥を掻いて、全力で「何か」を手に入れてー・・・。
それで良いと思います

何かをやった人と、
何もやらなかった人とではそこにあまりに大きな差が生まれます
陰でスマートな振りして高みの見物で軽々しく嘲笑に興じても、
お前は何もやってねえじゃねえか。って個人的には思います
恥を掻くことが出来るのは、
何かをやろうと一歩を踏み出した人だけ。

元々何もないなら、
何やっても大丈夫なんだから、精一杯恥でも何でも掻けばいい。
そういう事をストレートに描いてくれている本作は正に青春作劇そのもの、、、と形容出来ると思います。



凛ちゃんが「あと小学生の頃・・・・・・」と、
ちょっとだけ口に出して、でもその後誤魔化して何も言わなかったシーンを読んでたら涙が出そうになった。
本当は大好きだった兄貴と今生の別れみたいになってしまって、辛い気持ちだって強いはずなのに
誰よりも素敵な笑顔で逞しく立っている凛太郎は本当に尊い存在だと思える
そんな修斗はやはりというか、1話以来回想にも出て来ませんけど、
やや寂しいなあ。と感じつつ、
今は根気強く凛太郎の頑張りに賭けるしかないんですよね。。
そんな修斗と同じように申し訳なさそうに卑下た笑顔を見せる沙穂先輩、
まずはこの人を元気づける~という目標が明確なだけに、凜ちゃんには全力で突っ走って欲しいものです

沙穂も凛太郎も、
(本当は)決して強い人間ではない
でも、そんな二人で力を合わせれば、お互いの心を通じ合わせれば、
一人では生めない最高の演技が出来る、誰かの心を動かせる・・・・・
そんな風に信じられる作劇を来週以降心待ちにしながら楽しみたいと思います
本当に応援したくなる二人で、感想記事にも熱がこもります。人気的にも頑張って欲しいので、
毎週アンケも欠かさず投函するように努めています。同士の方は是非共に踏ん張りましょう。















こういう青春風味たっぷりのエッセンスも大変良かったです・・・!
男女の思春期の機微はやはりええのう。大好きです!!
もうこのブログの読者なら絶対気に入ると思うんで読んで欲しい気持ちで一杯。