サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

頑張れ!「クロスアカウント」~応援の意味を込めて第6話の感想を語る

2017-07-24 | クロスアカウント











クロスアカウント #6 今×昔


予想はしてたけど、
まだ6話なのに随分下の方に行っちゃってるな。と感じた
やはりラブコメ主人公は無難に作るべきだったのかな・・・と
早くも反省会を始めたくなる勢いなんですが(笑)やっぱり絵の美麗さが重視されるラブコメに於いて
変顔連発は前作のてへぺろ連発と同じくらい悪手だったかな。。とは個人的に思う
そもそも直近に「バディストライク」という反面教師があったのに、なぜ??という気持ちがなくもない

「ゆらぎ荘」が現代的なラブコメだとすれば、
「クロアカ」は前時代的なラブコメだと言える
・・・扱ってる題材的にはクロアカの方が新しいはずなのに何故!?って気がしなくもないが(笑
やはり主人公の格好良さが人気に影響している感はある
クロアカは前時代的な「パッと見冴えない奴が何故かモテモテ~」という方法論を取っている為、
今の時代的にフィットしない部分がどうしても多く出てきてしまいこういう結果になってしまうのだと思う

だけど、それはそれで「等身大」という強みがあって
ある意味他ラブコメには無い魅力をクロアカだって持っているはず・・・なんだけど
いまいちそれがよく伝わっていない、或いは伝わる前に妙なフィルターで伝わりにくくなっていると感じる
冷静に考えれば、クロアカはクロアカで独自のロマンスを紡ぎ出していると(個人的には)思います。


基本的に最近のラブコメは女の子が美しい高嶺の花・・・というか、
女の子を優しく扱う~のが暗黙の了解になっている
しかし、
大地と真麻の場合、
幼馴染かつ言いたいことを(基本的には)言い合えるため
そういう「大事に扱う」的な面倒くささがないのが読んでて気持ちの良い点だと言える
・・・いや、あくまで個人的な意見なんですけど(笑

スーパーマンはスーパーマンで見ていて格好の良いものですが、
大地のように不完全で成長型の主人公はこれはこれで親しみやすくて悪くはない
もう変顔とかしてないしさ笑
作中の空気感が等身大・・・というか、
青春模様真っ盛りでこれはこれで結構好きなんですよね
良い具合に(俺の)隙間は突けてるんですけど、世間には通用してないのが個人的にちと残念ですね。



この先生好き(笑


「クロスアカウント」はキャラ主体というよりは、
どちらかと言えばドラマ性だったり切なさ主体で引っ張っていく物語性だと思う
そういう部分もまた前時代的なラブコメだと思うが、それはそれで自分の世代のラブコメ感がある
正直完璧な作品ではなく「んん?」ってなる部分もこれまでの中で幾つかあったが
そういう諸々のアレを加味してしまうと嫌いにはなれないというのもまた正直なところだ
今週の真麻との仲直りのエピソードとか、素直に「面白い!」と感じてしまった。
また険悪な時に限って一緒の役割になる~というギミックも逆にリアリティがあってニヤニヤしてしまった笑



こんな可愛い女の子が描けるのに・・・もったいない。


そういえば今週は、
直接話すのが気まずいから、
ツイッターのアカウントを使って話す・・・という
作品名にもマッチした内容でそれもまた良かったんですよね
それだけはある種現代的というか、「ああ、こういう機能あってよかったんだな」って素直に感じさせる
いい塩梅のエピソードに仕上がっていたかなあ、って思いますね

ただの友達だと思ってた女の子が、急に魅力的に思えてドキドキする~という作劇も自分好みだし
真麻の不器用(すぎるけど)でいじらしい可愛さもきちんとアピール出来ていて良かったと思う
確かに仲良ければ仲良いほど(逆に)感謝の気持ちを表現するのは難しいし、
むしろ全然親しくない人の方が素直に感謝出来たりするしね・・・
そういう意味では説得力もあったと思う
それに、散々溜めて溜めて、、、からのデレだったので威力も個人的に大きく感じて笑
素直にラブコメとして完成度の高い好エピソードに仕上がってるなあ、と個人的には思いました
それを「スローペース」と揶揄する事は簡単だけれど、こういうじっくりと展開していく作品も必要じゃないか?と





何よりも、
今回の賞賛ポイントは笑顔の真麻があまりにも可愛すぎて(笑
正直かなりときめいてしまった・・・と
純粋にキャラクター自身の可愛さ「も」魅せられてた事に尽きますね
掲載順は絶賛下降中ですけど、個人的な評価はむしろ上がってるのが何とも言えないんですが笑
俺的には大地は真麻とくっ付くべき!!とちょっと勢いというか脊髄反射的に強く念じてしまったお話でもありました
まあ掲載順が低かろうが短期でもし終わろうが、「楽しむのは自由」なんで、
世間の罵詈雑言を(出来るだけ)気にせず“個人的に”楽しみますよ
アンケも入れてますけど、
目標はコミックス発売中まで連載が続く事ですかね・・・笑 6話でこの位置はちょっとね。

その後の大地の対応がまた良かったですね
ここで丁重な「女の子好みの言葉」をかけるんじゃなくて、
あくまで「幼馴染としての」“らしい”言葉で返すのが逆に良かったと思います
こーゆー言いたいこと遠慮なく言い合える対等な関係のラブコメが存在しててもいいんじゃないかと
最近はやや美少女を接待~的な雰囲気になりつつある風潮も感じますからね
個人的には大地と真麻を応援したいですね・・・
って、逆に菜乃花の影が薄くなってる気がしなくもないので(笑
その辺をどういう風に展開していく/魅せていくかは今後の課題ですかね。
でも今週の青春感は自分ら世代のラブコメっぽい空気が存分に感じられて本当に楽しかった
確かに完璧な作品とは言い難いけど、そんなに悪いもんでもないよ?ってのは今言いたい事ですかね
でもそれを公の場とかで発信する勇気はないので、あくまで個人ブログの個人的な感想に留めておきます・・・笑

敗色濃厚だけど、頑張れ「クロスアカウント」。自分みたいに毎週楽しみにしている読者もいるんで。
そして真麻の為に単行本買おうかな(笑




ショタコガラシ見参 ゆらぎ荘の幽奈さん 第72話「コガラシ、ちっちゃくなる」 感想(週刊少年ジャンプ2017年34号)

2017-07-24 | ゆらぎ荘の幽奈さん












身体がちっちゃくなる系のお話はよくありますが、
心まで若返るのは異例ですね
それで「失敗作」という事で蔵の奥底に閉じ込められてた訳ですけど・・・
奇しくもコガラシの人間性を掘り下げるアイテムとして機能してくれていました。





コガラシは生まれつき今のような性格だったわけではなく、
子供の頃はそれなりにヤンチャで尚且つ人間不信な一面も目立つ問題児的な子供だった
だけど、それは霊能体質という特異性によるものが最も大きく、
端的に言えば度重なる乗っ取りとそれによる暴行のお陰で精神的に荒れている側面が強かったんでしょう
幽霊である幽奈は勿論のこと、(一応)人間である雲雀相手にも邪険な態度を取っている事から
あんまり他人と積極的に関わりたくないようにも個人的には映りました
そう考えると本当に今とは真逆ですね・・・
って思うんですけど笑





しかし、そういう態度の裏にはきっと、
「本当はもっと強くなりたい」という確固たる想いがあって
それ即ち「本当は誰も傷つけたくない、傷ついて欲しくない」という“優しさ”の裏返しなんでしょうね
そう考えると、ある意味彼らしいというか、子供の頃から何も変わってないというか、
「今」に繋がる源泉のようなものを垣間見れて中々面白い話数でしたね
本当は周りを困らせるような事なんてしたくないのに、
止むを得ずそれを選んでしまう、という自己犠牲に似た考え方がコガラシらしい健気さに溢れていて何とも言えませんね

それを優しく包み込む幽奈さんの母性も美しくてヤバかったですね
流石メインヒロインたる風格を感じさせてくれて、
こういう良識ある幽霊に最初から出会えてたらコガラシも強くなる必要性がなかったのかな・・・と思いつつ、
今は今でコガラシが自らの努力の末に勝ち取った幸福ではあるのでそれはそれで尊いものなのかもしれませんよね

苦しかった思い出も、
乗り越えてしまえば笑い話に変わっていく
人生なんてそんなものです
「色々あったものの・・・」というセリフの中には本当に色々な事があったんでしょうけど、
最終的に「今」が楽しくて幸せであればそんな過去ですら肯定出来るようになるんですよね
今のコガラシを形作っているのは、そんな苦しくて嫌な経験を乗り越えた過去があったからこその賜物―――――
そう考えると、当時は辛くとも壁や障害を乗り越える、という行為は必要不可欠なのかな。とか思ったり

あと何となく、今回の幽奈さんの行動が「今」に繋がったんじゃないかな・・・
とかいう、多少面倒くさい事も思ったり思わなかったり笑
そう仮定すると幽奈さん自体が恩人ですよね。
なんか色々想像も出来る深いお話ですね。












しっかし、ショタコガラシ可愛かったですね・・・。
これはこれである種の読者サービスだったりするんでしょうか??
ちょっといたずらしてみたいですけどね
自制心を(一応)保ってた雲雀に乾杯。