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コガラシの一人食戟 ゆらぎ荘の幽奈さん 第73話「ホワイトデー幻想曲」 感想(週刊少年ジャンプ2017年35号)

2017-07-31 | ゆらぎ荘の幽奈さん
                           
                        食戟の準備にしか見えない(笑)。













誰かにプレゼントを贈るって大変だ
まず選ぶのも大変だし、渡すのも大変だし、その後がまた更に大変で
渡したプレゼントをちゃんと使ってくれるか~まで気にしてしまうのが人間の性である
実際あんまり使ってくれてないと「やっぱりな・・・。」とか「(自分のセンスは)その程度か。」と
無駄に落ち込んだり下手すると自己アイデンティティまで崩壊する恐れもある(大げさでなく)、
そんな悪魔のごとき所業が「プレゼント」という行為なのだ。

コガラシはそんな所業をあんな大人数分こなし、
尚且つみんなに喜んでもらえる、、、という偉業を成し遂げた正にヒーロー然たる存在だと言える
まず、厨房で料理している姿からして絵になってるのが正直凄いですよね
ソーマとのコラボも待ったなし、ですかね・・・笑




漫画って素敵。


で、今週の内容は・・・
ソーマでした
なんだろう、以前ボーボボの澤井氏が元アシスタントの松井氏のドーピングコンソメスープを堂々と出した事がありましたけど、
ある意味それに勝るとも劣らない堂々としたパロっぷりでここまで振り切ってやってると逆に気持ちがいいくらいでした
っていうか、ソーマが二本載ってる状態とまで形容してもいいくらいの弟子リスペクトっぷりが流石でした
流石っていうか、なんというか・・・笑

しかし、狭霧幽奈さんかるら様みたいなグラマーキャラならともかく、
仲居さんみたいな体型のキャラをここまで引ん剝くのは今の情勢でよくやったな~という感じ
正直純粋な可愛さなら今週のゆらぎ荘で一番エロ可愛いと思えてしまったくらい笑
弾けてて素敵でした
まあ、年齢的にはBBAの裸って事になるんですが・・・
それはそれでおかしな話ですよね(笑



で、一番好きなカット。情事をストレートに連想させるのが素晴らしい。


ただ、今週の内容は・・・
それぞれのヒロインに固定ファンがそれぞれ付いている本作に於いては、
ある種、(出来る限り)均等にコガラシとの妄想を魅せて満足させる、的な・・・
純粋な読者サービスってよりは各々のヒロインファンに向けた一時の結ばれサービス、的な感じがしましたね
本気の官能描写に魅せられるのも今週の肝なんですが、そういう精神的な充足も図ってくれてるような
そういう話数だったんじゃないかなあ、、、って個人的には感じました
SEXは不純どころか愛の究極型ですからね
ソーマパロを存分にこなしつつ、
時にラブコメとしての旨味を混ぜ込む塩梅が効いてるのがワンパではなくて流石だなあ、と思いました

さらに、最後に幽奈さんを使ってさらりと・・・
本当に「さらり」と、コガラシの“努力”をきっちり描いてるのがまた巧いなあって思う
ただのコメディ回というわけでもなく、コガラシの頑張りや誠意をドヤ顔的ではなく
最後にさらっと粋に描いているのがある意味今週の一番秀逸だった点だったかと
話の途中で疲れて眠ってしまうくらい考えたり動いたり、
またプレゼント費の為に頑張って労働したり・・・
そういうコガラシの(本来の意味での)尊さが物凄くナチュラルに描かれてるのがこの漫画の本当にいいとこだなー、と・・・
改めてそう感じてしまいました。今週は敢えて過剰にドラマティックに仕上げなかったのが逆に功を奏してた気がしますね。
まるで恋人のように静かに毛布をかけてあげる幽奈さんがまた素敵でした。男だってこういう風に優しくされたいのだ。














しかし、妄想サービスシーンの中だとやっぱ幽奈さんとのが一番似合っていた、、、のは否めませんね
その辺はやはりメインヒロインの風格がすっげえ出て来てるなあ・・・と。




見逃し三振は厳禁。 「クロスアカウント」 #7 陰×陽 感想(週刊少年ジャンプ2017年35号)

2017-07-31 | クロスアカウント
                          
              毎週思うんだが髪の描き方が凄くきれいですね。ハッとするような美しさがある。











チャンスで積極的に振りに行く真麻に対して、
菜乃花は立場もあるんでしょうが随分消極的だな。と思った
ある意味こんなチャンス滅多にないだろうに、野球で例えるならフルカウントからのど真ん中を見逃すようなものである

客観的に考えると、今はむしろ菜乃花が一番ウジウジしていて
逆にウジウジ君だったはずの大地はクラスのメンツとそこそこ仲良くし始め、
幼馴染の真麻とはイイ感じだしネットの友達をオフで誘う積極性も出てきた・・・と
微妙に菜乃花に「成長」が見えなくなって来ているのが正直なところだ。

仮に、このまま菜乃花と一切邂逅せずに真麻とばっかり会うパターンが出来てきたら
「ぼく勉」もビックリするぐらいの真麻独走態勢になってしまいそうな危険性を孕んでいる
いや・・・俺自身ぶっちゃけ現時点では真麻の方がお気に入りなので(笑
別に困るようなことはないのだが、
やはりダブルヒロイン制を敷いている以上盛り上がりが足りなくなってしまう印象が出来そうなのは問題だ
だから、ここは何としてでも塁に出て欲しい ただ待ってるだけの四球でもいいので、
一度でいいから二人が出会うところを見てみたいなあ・・・と正直なところ思ってしまった。





対照的にどんどん積極的にバットを振って魅力的になりつつあるのがもう一人のヒロインである真麻だ
真麻の魅力はあんまり面倒くさくもなく飾らずにも居られる親しみやすさと距離感だと思う
大地本人はあまり気付いてなさそうだが、実際付き合うならこういう女子の方が良いだろう
事実気恥ずかしさを装いつつも昔みたいな関係性に戻りつつあるし、
そんな二人は素敵だとも思えた
まあ、個人的に友達から恋人に移行するパターンが好きってだけかもしれないですけど笑

等身で考えれば、大地よりも真麻の方が背が高くていかにも天真爛漫な美少女然としたルックスがとても良いですね
真麻は別に陰キャとかそういうことを気にする訳でもなく、ただ素直に話せる、というか
昔から慣れ親しんでいる大地と仲良くなりたいだけ・・・ってのが伝わって来て
そこが個人的に良かったりするのかもしれません
自分より背が低いとか、
そういう事も一切気にせずにただ純粋に他の男子よりも気楽に自由に話せる大地の人間性に惹かれてる気がして
そこが・・・常に「女の子の為に頑張らなきゃ!」みたいな息苦しさがなくて結構読んでて楽しい部分ではあります。





そんな真麻との休日デートは素直に楽しみだと思ってしまった・・・笑
自分から誘ってくれる積極性とか、躊躇いのない行動力とかめっちゃいいなあ。。と感じつつ
今週のタイトル通り「陽」の真麻と「陰」の菜乃花、、、と
完全にヒロインの性質が分かれてルート自体も分岐してしまったと解釈してしまった
ぬいぐるみを抱きながらドキドキの心持ちで大地を誘う真麻はめっちゃ可愛いな・・・!と思いながら、
このままでは菜乃花だけがいつまで経っても一歩も踏み出せない陰キャとして展開していってしまうので
その意味でも作者の伊達氏にはなんとかしてもらいたい(笑)気持ちでいっぱいだ
それはそれとして、真麻とのデートは誤魔化し抜きで本気で描いて欲しいです←
最後の大地の反応も良かったし、来週以降も(個人的に)楽しみですね













この「クロスアカウント」って作品、いや、もうこの伊達恒大って作者自体が
「いちご100%」、、、や、むしろ河下水希の漫画全般からかなりの影響を受けているのをヒシヒシと感じます
髪を細かく描いたり、等身に関してもそうだし出来るだけ写実的な描写を入れ込もうとするセンスがめっちゃ似ている
その意味では今のジャンプでは相当貴重な河下フォロワーの残党・・・だったりするのかもしれません
ヒロインが陽キャと陰キャに分断されてるのもいちごっぽいしね。。

ゆらぎ荘(帰宅後感想投下予定)がとらぶるの影響を受けているんだとすれば(個人的にはある種別物だと思いますが)、
ぼく勉は明らかにニセコイのフォロワーである訳で、その意味では今のジャンプのラブコメ三銃士は
きれいにその性質・・・というか作品性が分かれている、とも形容出来るんですよね
だからこそ、主な影響元が違うからこそ(個人的には)全部生き残って欲しいです
ぶっちゃけ河下水希的な価値観が今のジャンプでどこまで通用するのか見たいのもある笑
菜乃花は確かに憶病ではあるが、その分「一歩踏み出せない切なさ」を表現出来ている、、、とも言える
だからこそ、その殻を破って正しく「成長」した彼女をみてみたいですね
あと菜乃花は眼鏡姿もめっちゃ可愛くて美人ですね・・・笑 素敵。