今週のジャンプは滋賀は草津のサービスエリアで買った。夜行バスの途中で・・・
今現在京都のネカフェに泊まってるのでいつもとは違う感じの更新になる事をお許し願いたい。
かるら様再登場。うん、それは良い。
良いけど、ただ可愛い・・・ってだけじゃなく、
彼女の心の成長まで描けていた作劇が個人的に最も素晴らしかったと思う。
人間プライドを捨て去ることが最も難しいことの一つなんじゃないか、と最近つくづくと感じている
いや・・・厳密に書くと人間ではないんですが(笑
ただ、彼女は京都の妖怪の中でもはっきりいってお偉いさんのポジションなわけじゃないですか?
いつもは他の妖怪を従え自らが指示して率いているのに、今回のこれはぶっちゃけ下っ端ですよね
「それまで」の境遇を考えると不相応だし抵抗があるのはある種当然ではある。
でもなんだろう、
そこまでしてまで大好きなコガラシと一緒に居たかった
背負っていた尊大な誇りを捨て去ってまで一途に恋することを選んだ、、、と
そんな風に考えると、正攻法ではなく、他者を騙し切って強引に事を進めようとしていた以前と比べて
物凄くピュアというか、素直に「頑張ってるなあ」感が出てきて、
個人的にはこっちのかるら様の方がよっぽど魅力的に思えたんですよね。
最近よく思うのは、
最初からむやみに「清廉潔白な良い人」に描かなくてもいいんじゃないか、って事ですね
誰も彼もを間違った部分のない(読者にとって)ノーストレスな聖人に描いてしまうと、
こういった「心の成長」が描けない作劇になってしまう危険性もあるので、
その観点では初登場付近のかるら様の描かれ方にもちゃんと意味も意義もあったんだなあ・・・と確かに思える
そういうのが個人的によく書いている「誠実な作劇」って事なんですよね。
この作品を単なるサービス枠と捉えるのもその人の自由だとは思うけれど、
やっぱりそれだけでは済まされない「作劇の納得感」こそ読んでいて一番カタルシスを感じる部分だと自分的には思う
何より、
そんな風に一生懸命不慣れなことを頑張って、
一生懸命コガラシに恋しちゃってるかるら様が最高に可愛かった!!(笑
またこのジャンプを読んでいるのがかるら様の出身地である京都なのがちょっと面白いです
面白いっつーか、完全に個人的な偶然というかアレなんですけど笑
男らしく、素敵なコガラシを目の前にして、
いつもみたいないけいけの態度を取れずにドギマギしちゃっていたかるら様は、
正に純真な乙女そのもので笑
ニヤニヤ不可避な傑作回に仕上がっていました
あ、そうそう、この漫画は頭からっぽにして読める類の気楽なサービス枠・・・・だとも個人的には思ってません
そういう良い具合のサービスにニヤけることが出来つつ、きっちりとラブコメそのものも描いている
正に王道の少年誌のラブコメディとしての良さ、、、がしっかりある漫画だと思ってます
今週のかるら様の一挙手一投足を見てもらえればちゃんと伝わるんじゃないかと。
外部情報だけで「なんとなく」決めつけるんじゃなくて、
しっかりと中身まで味わってから何かを発して欲しいですね。
そもそもコガラシの憧れられっぷりに違和感ゼロな時点で少年誌のラブコメとしてハイクオリティなのは疑いようがないんですよ笑
いちゆらぎ荘の愛読者及びミウラ氏の大ファンとしてそこは譲れないですね。これからも絶対支持していきますし、
改めてそう想わせてくれるような素晴らしいかるら様回でした。今週も最高です!!
しかし、ドジッ子なかるら様はそれはそれで可愛いな・・・笑
一時期暴走してた時もあったけど、やっぱり根底は素直に可愛いただの女の子なんだと思う。
それが満遍なく、存分に描かれていた時点で大満足の話数でしたね。かるら様回に外れなし!!