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男は背中で語る。/「ゆらぎ荘の幽奈さん」第94話のコガラシの姿勢について(週刊少年ジャンプ2018年7号)

2018-01-15 | ゆらぎ荘の幽奈さん
                             
                               カッコイイ。











今週のゆらぎ荘でコガラシが狭霧を叱るシーンにグッと来た
これは正直、ゆらぎ荘でしか、コガラシでしか成立しない類の作劇だと思えました。

なんでしょうね、
ぶっちゃけた話、
最近のラブコメはどうしても「お姫様を丁重にエスコートします」「とにかく優しくします」みたいな風潮があって
中々こういうシーンが生まれにくいきらいがあると個人的には感じてるんですけど・・・
でも、ある意味こういうのが“本来のあるべき形”な気がするんですよね。


この言い方は結構アレかもしれないんですけど、
正直な話コガラシ以外の男キャラだったらすっごく優しくして許しちゃいそうじゃないですか?
でも、そこを許さないのがコガラシの良心というか、顔さえ見せずに、「背中で」怒りを露にするシーンに
初見で「おおっ・・!」って感じてしまった、、、のが、贔屓目もあるかもしれませんが本音ではありました。



色気が凄ぇ。



「本気で怒ってくれる人」というのは重要なものです
重要なものです・・・っちゅうか、
俺自身が「怒れない人」なんで、
まあ偉そうに言うのも憚られるのも本音なんですけど笑
ただ、本気だからこそ逆に愛が、真剣さが伝わる・・・のもまた事実な訳で
狭霧が他人に迷惑を掛けたのを咎めたのと同時に、本気で狭霧を心配してたからこその激高、、、なのも真実で
それがきっと狭霧にとっては“嬉しい事”だったんじゃないのかな、って個人的には思いました。



素晴らしい・・・(超笑顔)



コガラシは、
所謂「ラッキースケベ誘発装置」的なラブコメ男キャラとは明らかに違う
きっちりと“男らしく”“締めるところは締めて”“甘やかさない”から「みんなに好かれる」訳で、
この漫画のそういう部分がこういうエピソードできっちりと伝わって欲しいな~って自分的に思いました
笑って許したり、優しく認めてくれるのも見栄えこそいいのかもしれませんが、
やっぱり悪い事したりしたのに叱られもしないっていうのは案外罪悪感が芽生えてしまうものなんですよ。
そういう意味で、コガラシのような主人公像は確かにこの漫画の魅力に成り得ている、
いや、むしろ、
ある意味エロ以上にこの漫画の芯なのでは・・・!?とも思えました
だって、正直「コガラシなら(惚れられるのも)仕方ない」って感じちゃいますもん
そういうのを“優しい”以外の方法論で魅せてくれたゆらぎ荘のような漫画はやはり稀有だと思った94話、
自分が(メインヒロイン3人の中では)狭霧が一番好きなのを差し引いても素晴らしい話数だったんじゃないか、と
ここからの狭霧の心の変遷にも注目していきたいですね!












ところで、
今週のサービスカット全体的にクオリティ高すぎでしょ笑
ちょいエロどころかSEXの雰囲気すら感じさせる作画の凄みに感動しました
最早官能の域にまで差し掛かって来てますね・・・やはりこの漫画目当てでジャンプ買ってるだけの仕事はしてくれますね。

ちなみに、
ジャンプフェスタのゆらぎ荘企画会議のコーナーで
「もっとコガラシがイケメンな話が見たい。」って書いて提出したんですが、
物凄いスピードでコガラシが男前な話がやって来たのでその点でも嬉しかったです。。
西京BOYって名前も添えて提出したんで、もしアレだったんなら更に嬉しいなぁ・・・(願望乙)。