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予断許さぬ展開。/DINER 第25話「Gorgon's hair&Red dahlia②」 感想(ヤングジャンプ2018年11号)

2018-02-15 | DINER
                      
                     カナコならこうするよね。
                   










カナコが新しいウェイトレスを手に掛けてまで生き残りたいと願うか、が
このお話の焦点の一つ・・・でもあった訳ですが
結局カナコは殺害しようとしませんでした
うん、カナコならこうするだろうなあ。。という感じで
非常に「らしい」展開だったかな、って印象ですね。

そもそも、人の命を自発的に奪ってまで生き残りたいものだろうか?
よしんばそれで生き残ったとしても罪悪感に耐えきれる自信はないですね
要するに、「そうした」時点で“人として”は死ぬんじゃないですかね
文字通りの「人でなし」ですよ
例えこれで死んだとしても、
他人を殺してまでのうのうと生き抜く彼女を見たくはない
想定内の展開でしたが逆に「そうそう、これがカナコでしょ。」的な・・・
そういう安堵感のある展開でもあってとっても宜しかったんじゃないか、って思います




同一人物なのか・・・笑



しかし、
そんなカナコのお人好しに付け込んで
ある種の演技としてドジで間抜けなウェイトレスとして振る舞っていたんですね、この人は。
これはこれで頭の良い手段と言える・・・と思いますが
逆に言えばカナコやボンベロを熟知している手段だなあ。とも思います
黒幕は誰なのか、
分かりやすくエンビなのか?
何にせよ、
この女の人思ってた以上に狡猾で良いキャラしてんな。って感じたので
是非生き残ってこれからもふてぶてしく振る舞って欲しいな。って思いました笑
いや、
まるで空気の様に人が死ぬ今作では困難な欲求かもしれませんが・・・

でもだからこそ、
誰が生き残るか死にゆくか予想が付かない面白さがあるんですよね
ポロンは死んだけど、スキンは生き残った。2話の攫われた女の人は生き残ったと見せかけて死んでいた。
なんで、最後までドキドキしながら読める「緊張感」が確かにあるなあ、って思います
流石にボンベロとカナコは早々死なないでしょうけど、、、
何気に二人ともピンチですよね。




ボンベロ様・・・!


にしても、
ボンベロも何だかんだでカナコに優しいですよね
優しいっていうか、無表情だけどツンデレ気味ていうか笑

本当は、
荒唐無稽な日常の中で
カナコみたいな存在が「癒し」になってるのかもしれない・・・
そんな事も何となく思ったりもしましたが、
カナコ的には予期せぬ施しではあったでしょう
その所為で?エンビに見限られて拳銃ぶっ放されてしまう引きには流石に痺れました
予想としてはこういう時の為に何かを埋め込んであるんじゃないか、、、って思いましたけど、
実際どうなってるのかが気になりますね

ただ強烈な引きだから気になるのではなく、
個人的にエンビの存在に(現時点では)ややムカついているので(笑
それも含めてちゃんと「制裁」してくれるかどうかも気になるんですよね
そう考えると上手い構成してるわ。。と感じつつ、
雰囲気と迫力満点の河合さんの作画の凄みにもまた夢中になれた会心の25話目でした
誰が生き残って誰が死にゆくのか・・・まったく想像出来ないんで来週以降も楽しみです。








しかし、
あの黒髪毒女ウェイトレスは、
武力がありそうなんでもし仲間になってくれたら
相当頼りになりそうだなあ・・・って思いましたね
そういう展開が有り得るのかは謎ですけど笑
そこも気になります!