サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

LUNKHEAD TOUR 2017-2018「燃えよ!対BURN!!!ツアー」@赤坂BLITZ 18.2.10

2018-02-16 | LIVE
                            
                      先週の土曜日、ランクヘッドのライブを赤坂で観た。











何気にこのツアー4回も行ってるんですよね
始まりの千葉、12月の埼玉、1月の横浜、そして先週の東京・・・と
ワンツアーでこんなに通ったのも随分久々ではないでしょうか
毎回毎回セトリが変わるのでランクのライブに行くのは本当に楽しい
この日もそれまでとはうってかわった流れのライブでとっても身に沁みた一日でした。
では以下。












ランクでも知名度の高い(?)「夏の匂い」からスタート、
小高さんの歌心が光る始まりにうっとりしつつ、
定番の「前進/僕/戦場へ」といつも通りのエネルギッシュなランクにも早速興奮
小高さんと山下さんが向き合ってギターを弾き合う初期の代表曲「プリズム」の熱演にもアガりつつ、
やっぱりこの曲のメロディは(アレンジとは対照的に)澄んでいていいなあ・・・と改めて感じてました

レア曲「a.m.」の演奏には流石に意表を突かれました
正直ランクのライブに通い始めて初めて生で聴いた気がする・・・!
あまりにもレアなんで一瞬新曲かと思いましたけど(笑
それくらいほぼ絶対に演奏されない類のナンバーだったので余計に嬉しくて痺れてました
そんな「a.m.」はややダークな印象の曲なんですがそれに続くのは「閃光」「id」とこれまた
激しくて格好良くて、それでいて不穏な楽曲を連発する一連の流れも良かったですね
シリアスな中にも熱さが光る「決戦前夜」、
渾身の想いを込めて歌う「プルケリマ」など今ツアーで全然披露されてなかった曲ばかりが続く
それでもきっちりと気持ちが良く、胸が熱くなってたあたりやっぱ良い曲多いなあ、このバンド。
今更確認するまでもない事実を噛み締めていたライブ前半戦でした。


福音のような優しくも物悲しい「トット」、
ポップなバラード「うちにかえろう」を披露した後に
待望の新曲「心音」が(関東では)初お披露目でした
想像以上に激しくて格好良いタイプの楽曲に仕上がってるなあ・・・と感じつつ、
正直“生きる”という事だけにフォーカスされた楽曲観に聴いてて不意に泣きそうになってしまった
この曲は、曲調は重くないけど、込められたメッセージはどシリアスで相当ずっしり来る感じ
きたるべきニューアルバムにも入ると思いますが(下半期くらいかな?)、
この曲が軸となるとかなり濃ゆい作品になりそうな予感

そこから「十六夜の月の道」「体温」と一気にボルテージを上げつつ、
これまた滅多に披露されない「玄関」の美しくも感動的なコーラスワークに兎角心酔していました
多分一度くらい聴いた覚えはあるんですが、その時よりも大分シンフォニックに進化していた印象で、
半永久的に聴いていたかったくらい個人的には気持ち良かったです。


美メロが強く鳴り響く「潮騒」の切なさ、
みんなで盛り上がった「インディゴ」、更に「シューゲイザー」と人気曲を惜しみなく投入
全力で歌い切った「ユキシズク」、シンガロングも大箱には似合う「スモールワールド」・・・と
終わり際は前半と対照的に定番の鉄板曲中心に組み立てられていた構成もメリハリがあって素敵だったかと
あとこの日は山下さんのギターリフがいつも以上に冴えててどの曲もマシマシで気持ち良かった気がする。


アンコールでは小高さんが狂いまくる「ぐるぐる」、
更にバンドアンサンブルが爆発する「シンドローム」とこれまたランクらしい流れが続く
大箱で聴く「シンドローム」はこれはこれでスケール感あっていいなあ・・・って思いつつ(笑
ダブルアンコで披露された「白い声」に至ってはイントロから格好良すぎてちょっと泣きそうになってしまいました
久々の大箱ワンマン、売り切りたくて必死に頑張って来た決意のワンマンの締めがデビュー曲。。っていうのが、
それだけでもう何度もグッと来てしまってこの曲の最中は終始鳥肌が立っていた気がする

今回もメンバーの目指すソールドは達成されませんでしたが、
内容的には滅多に演奏されない曲のオンパレードで純粋に楽しかった気がする
だからまあ、ぶっちゃけ観客としては大満足の内容のライブでしたね。
いちファンとして、これからも応援していきたいです。
ありがとうございました!










夏の匂い
前進/僕/戦場へ
プリズム
a.m.
閃光
id
決戦前夜
プルケリマ
トット
うちにかえろう
心音
十六夜の月の道
体温
玄関
潮騒
インディゴ
シューゲイザー
ユキシズク
スモールワールド

ぐるぐる
シンドローム

白い声













ランクヘッドは、
誤解を恐れずに言うならば、
ロストインタイムと同じく、
聴き手が自らの心境に重ねやすいバンドになって来た
つまりはイースタンユースやフラカンみたいな、
傷付いても何度も立ち上がって足掻き続けるロックバンド・・・の新しいシンボルの一つになりつつある、と思う

この日聴いた新曲「心音」の涙腺を突くような切迫感、
「玄関」のベテランだからこそ出せる洗練された広がり、、、だとか
何気に新鮮な切り口でも聴かせてくれた引き出しの広さにも魅了されたワンマンでした
それと影のMVPは「潮騒」ですね(笑)。渾身のツアー、本当にお疲れ様でした!

春以降、またイベント企画など盛りだくさんなのでそこも行けたらまたレポ等書く予定です。