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最期の旅の始まり。/アクタージュ 第40話「銀河鉄道」 感想(週刊少年ジャンプ2018年49号)

2018-11-05 | アクタージュ
                                
                                気持ちは分かる。








七生は決して臆病だったり弱いから今こんなにも躊躇っているのではない(と、思う)。
巌さんを無視して自分の演技を完遂するにはあまりにも彼との思い出が大きすぎるから・・・だと思います
大切なことは、巌さんが教えてくれた。。それが強く伝わる冒頭のシーンは素晴らしかったです。

自分を繕う為に表現をするのではなく、
自分の美しい部分を見つける為に表現をする・・・というのは正直納得出来ました
斯く言う俺自身、自分の事をあんまり「良い人」とは思えない現実が続いていて、
上手く行かない日常や修復出来ない関係性の償いとしてせめて自分にしか出来ない「何か」を探したくて
こういう感想行為をやってるのかもしれませんが、本当は自分のきれいな感情を掘り出すだけの作業だったりもするのかもしれません。
つまり、自分には何もないから~ではなく、自分の中の何かを使ってこういう表現を描いてるのかも、、、という話ですね。
それは七生もまた(畑やプレッシャーは違えど)同じことなのかも・・・しれません。規模の大小はあれど。





ただ、夜凪ちゃんの言ったこのセリフには心底グッと来た。
慰めるでもなく、
突き放すでもなく、
ただ純然たる事実を言い放つ-という演出。
励まされるよりも、叱られるよりも、何よりも説得力のあるセリフで、
間接的に気持ちを焚き付けるには抜群のセリフだったと思うし、
個人的に読んでて泣きそうになってしまった(笑
確かに、
俯いて泣いてばかり居たら、
本当の意味で巌さんに会う事は出来ない。





巌さんがカムパネルラと同じなんだと、似てるんだとしたら、
自分の命を犠牲にしてまで「良い事」をしてたんだとしたら、
その相手は間違いなく七生たちそのものだと思う。
だから、
このままじゃ銀河鉄道に乗れない。
溺れたままじゃ、汽車に乗って最後のメッセージを感じる事は出来ない。

そう、そんなメッセージを託されたのが何を隠そう景ちゃんの演じるカムパネルラ
彼女の・・・いや、彼の演技を通して巌さんは最後の贈り物を本気でする気だったんでしょう
いわば、この演目を最後に選んだのもみんなに向けての餞のようなもの。。
と、個人的には解釈しています
そんな巌さんの“想い”を感じながらやる演劇が、悪いものになるはずがない-。
そう信じて来週以降を素直に待ちたいと思います。リアルな感情が、芝居を越えた芝居として響く時は、近いと思う。










・・・にしても、
景ちゃんのカムパネルラ、すっげーイケメン!!(笑
こりゃヅカもイケるな!(笑顔)
・・・というのは冗談(?)ですが、
男でも惚れ惚れしてしまうくらいの美少年っぷり&超画力にクラクラしっぱなしでした
女の子だったら夢中になってそうなレベルですね。いや、今でも(略





しかし扉絵は安定の美少女っぷりで、これまた良かったです!
ちょっとセクシーでもあるし、やっぱりこの夜凪景って主人公が大好きです。心から。

あとコミックス4巻買ったので、まだ書けてない3巻と共に時間見つけてまとめ的な感想書きたいッス。