1.青い
2.トーキョーモーヴ
3.トゲめくスピカ（タテヨコver.）
4.ダイバー
ねえいい加減黙ってよ
僕のことを知った顔で
君は簡単に言うが
魔法などはないのだ
そのおとぎ話には
タネがあるって気付いたんだ
涙が糧になるなんて嘘さ （ダイバー）
これは・・・
アルバムなんですかね？
曲数的にシングルの気もしますけど、
でも普通に「EP」って付いてるから、実質ミニアルバムなのかな
どっちかよく分からなかったので自分基準でアルバム扱いにしました
ま、
スピッツの「99ep」もアルバム扱いだし、
EPって付いてりゃもう非シングル扱いでもいいでしょう（いいのか？笑）。
で、
お気に入りの3曲を赤字にすると、
必然的に1曲だけ無色になってしまうんですが、
1曲目の「青い」もかなり好きな楽曲です
今作では、
唯一バッキバキのロックナンバーで
そのタイトルの通り青春の淡い恋模様が歌われていて聴いてて爽やかな気分になるとびっきりの1曲
青春ドラマのテーマソングにも使えそうなくらいみずみずしいメロディと雰囲気が素敵でした。
サウンドはロック色が一番強いんですが、ポップさもあるので掴みには相応しい曲ですね。
2、3曲目が結構ディープ・・・
ディープと言っても2曲目はややダンサブルなアップチューンだし、
3曲目も優しい聴き心地のミディアムポップなのでことサウンドに関しては聴きやすいんですけど、
ただ、
歌詞が結構キてますね（笑
「トーキョーモーヴ」はちょっと主人公が病んでる感じがするし、
「トゲめくスピカ」も人間関係に於いて良くも悪くも切実な心境が伝わって来て。
でも、
それがある種のシンパシーを生んでて聴いてて堪らないですね
言っちゃえば、誰しもが思うかもしれない心に留めてる強い欲望を歌にしてますからね
それをあんなポップ感溢れるアレンジでライトに聴かせるセンスがズバ抜けてるな、と思いました
個人的には、
ラジオで流れてた「ダイバー」目当てでこのCDを購入したので、
他の3曲がここまで良いっていう事実に聴いててビックリ
サウンドも歌詞も良い、
どっちも「特に」とかいう言葉を付けたくないくらい良かったですね
歌詞はじっくり眺めてるとかなりシンパシーを感じる繊細な心境が並んでるし、
「トーキョーモーヴ」なんて若手とは思えない位熟成されたポップネスがあって。
実は、
このバンドのCD買うのこれが初めてなんですけど笑（いつも無知で本当に申し訳ない）、
でも正直ロックナンバーもポップナンバーもバランス良く入ってるので入門に相応しい気もしましたね。
この曲を聴いていたら
無敵になった気がするんだ
勘違いさせてくれて僕は嬉しかったよ （ダイバー）
この歌詞もめっちゃ好きなんですよね・・・
多分ですけど、‟この曲”っていうのは「ダイバー」のことじゃなくて、
本曲の主人公が聴いていたお気に入りの曲だと思ったんですよ（もし違っていたらごめんなさい）。
要するに、
音楽を聴いて多少なりとも自分の気持ちに変化が出た、
音楽に背中をちょっと押してもらった～という事でしょう？
それがね、
いち音楽好きとしては、
聴いてて凄く「嬉しい」歌詞でもあったというか。
自分は本気で音楽に励まされて来た人間だから、
ミュージシャンが直接こういう事を歌ってくれるのはありがたい想いもあります。
それを❝勘違い❞と表現されてるのもとっても粋に感じますね
（そしてこの曲にもその力があります）。
いきなり歌詞の事から入りましたけど、
この「ダイバー」って曲がめちゃくちゃ良いんですよ
格好良くて疾走感もあるアレンジ、
最初から最後まで突き抜けるようなグッドメロディ、
そして、
ロックバンドらしく、
自分の本音に向き合って懸命に足掻くような泥臭い歌詞・・・何もかも素晴らしい奇跡のような一曲です
でも、
楽曲自体は非常にポップでキャッチーかつ流麗なメロディが煌いてるので、
歌詞の泥臭さに相反してものっそい聴きやすいのもかなり個性的で面白い名曲だと思います
逆に言えば握り拳作りたくなるくらい切実な歌をスッと入って来る手法で響かせられてる、とも云える
そういう意味では才能も光ってますし、
ありそうでなかったような曲だとも感じました
本当キラーチューンってこういう曲の事を云うのかな、とかしみじみ思いましたね。
名前だけしか知らなくてここまで素敵なバンドだと知らなかったので、過去作も是非聴いてみたいですね！！
今年は密かに毎週1作品は新譜のレビューしよう、と決めてたのに、
何と1ヶ月ぶりになってしまった。。
購入したまま聴いてはいるのにアウトプットしてない新譜がいっぱい溜まってるので、
あと2ヶ月半でちょっとでもUPしたいです。そしてまた年間ベストやりたい。