サブカルチャーマシンガン

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FANTASTIC◇CIRCUS「TENSEISM」@日比谷野外大音楽堂 22.5.14

2022-06-25 | LIVE










先月の14日にFANTASITIC◇CIRCUSのライブを観に野音に行きました。




「FANTASITIC◇CIRCUSとは何ぞや?」と思われそうですが、
いや・・・
「◇」と文字の並びで分かる人は分かるかな(笑
90年代~00年代に掛けて一世を風靡したFANATIC◇CRISISが復活した~という事ですね
何故バンド名が微妙に変わったのかと言えばリズム隊が変わってるので、
ファナティッククライシスでは無い。との判断からです
だから「転生」だし、
「復活」では正直無い訳なんですね
さっきの自分の表現を早速否定してますけど。
でも、そういうトコもなんかある種の誠実さを感じられて良かったと思います
ちなみに元SIAM SHADEのNATCHIN氏とLa'cryma ChristiのLEVIN氏がサポートメンバーと言う事で、
其の2バンドも勿論小学生の頃よく聴いていた自分としては何気に嬉しかったですね。

しかも、
前のブログを読んでた方なら分かるでしょうけど、
La'cryma Christiの再結成公演には幾つか参加してたので、
LEVIN氏のあの特徴的なドラミングと代名詞のスティック回しを観るのは初めてじゃないんですよ
そういう意味合いでも90年代末のV系育ちとしてはとても心に残る公演になってくれました
心に残るどころか、
ぶっちゃけ、
アンコールのある曲で思い切り泣いてしまったんですよ(笑
だから、本当行って良かったなというか、こういうのが再結成公演の強みだなというか・・・。
ファナの全盛期の頃って管理人は小学生だったのでライブとか行けなかったんですよ
それを大人になった今では普通に行けるのは文字通り奇跡でございました。
では、以下。










そうそう、
この日って東京は90%くらい雨の予報、
しかも相当激しい雨が降る!って予告されてたんですけど、
当日東京に着いたら雨どころか普通に晴れててビックリしましたね
それ含めて「持ってる」バンドなのかもしれません
というか、
今年野音にはこれ含めて4回行ってるけどまともに雨が降ってた事一回も無いので、
そういう意味では管理人自体が結構な晴れ男なのかもしれませんね(笑)。
イベント事にはめっぽう強いっていう。


序盤は、
「サーカス」「Queen」とV系っぽい?楽曲からスタート
石月さん独特のあの良い意味でくどい歌い回しも全く変わってなくて安心しましたね
ある意味あの歌い方があったから記憶に色濃く残ってたと言っても過言ではない。
 実は、
グッズの先行販売に並んでた時にリハで聴いていた「火の鳥」、
こんな序盤に鳴らされた事には結構驚きましたが、
Cメロ?の「幾千の時を~」の部分のディープさはやはり至高で、
個人的には輪廻転生して小学校の頃の友達とまた会いたいな~などと想いながら聴いていました。
その他にも、まあ色々・・・疎遠になってしまった人々を想いながら聴いてましたね。
なので、往年のヒット曲という以上に感じるものが多々あって素敵でした。

これも大好きだった「Maybe True」!
大好きだったというか、大人になってから聴くと、
結構ポップな曲調だけど歌詞は色々な葛藤が垣間見れて深い曲だな。と感じた記憶もあります
君が想えばそれが真実。っていうテーマ性は当時よりもむしろ令和の今の方が響くテーマ性だと思う
90年代はTVや雑誌などのゴシップがそれなりに煩いイメージだったんですが、
今なんてSNSの発達でその比では全くないじゃないですか笑
だから、
聴いてて感慨深かったし、
個人的に令和の今にこの曲が鳴り響いて良かったな。と想いました また是非聴きたいな。

ウットリするような世界観が恍惚だった美声も光ってた「SLEEPER」、
そこから「月の花」でやや官能的なエッセンスを醸し出しつつ、
爽やかな印象だった「again」、
で、
これまた中学生の頃に聴いて感銘を受けた記憶がある「心に花を 心に棘を」の
ロック魂満点の演奏と歌声に痺れつつ、この曲は聴いていて・・・
自分の中の反骨精神が刺激されるというか、
なにくそ!とか、
見てろよ!だとか、
そういう感情がストレートに湧いて来たので他の曲とはまた違う作用を感じた名曲でした。
その曲と同じアルバムに入っている厭世的なエッセンスも感じた「ERASE YOU」も良かったし、
これぞTHEロックバンド!っていう泥臭いビートが胸を打つ「地下鉄のメロディー」がまた最高でした
実はこの曲はあんまり聴いてた覚えがない、全部の曲を聴いてた訳ではないので(←正直者)
ズバリ知らなかったんですが、それでもアンダーグラウンドから飛び上がるそのテーマ性含めて、
この曲もまたロールしている印象の強い楽曲でみんなで飛び跳ねた経験含めて記憶に残る一曲になりました。
地下鉄のメロディー~の石月さんの滑らかな歌い方も気持ち良くて中盤のハイライトでしたね。


ライブは後半戦へ。
グッドメロディが光ってた「MADE IN BLUE」、
メモ帳によるとLEVIN氏のドラミングがすごい。と書かれていた「EXIT」、
内省的な歌詞も印象的だった「THE.NEVER.INNOCENT」と兎に角名曲の乱れ打ち状態、
そこから、
[キミガイルセカイ][キミガイタセカイ]と非常に胸に来る流れ。
壮大な音像含めて感傷的な雰囲気で本編は終了、
この時点で15曲だったので、
恐らくアンコールではあと数曲なんだろうな。と思いながら待ってたんですが。

したら、
アンコールでまさかの7曲も連続で披露(笑)。
いや、流石に、アンコール7曲は中々聴いた事無いですね
本編の半分くらいの曲数ですからね・・・やっぱ18曲程度では収まらなかったんでしょうね
早速の「LIFE」からして心に沁み渡る演奏と歌詞に仕上がってて良かったんですけど、
実はラクリマにも「LIFE」という曲がシングルでありますよね。。
そこも意識したのかな?と勘繰りつつ、
手前の人生の価値は手前で決めろ、他人に判断させるな~というテーマ性もまた胸に響きました。

聴き手を後押しするような楽曲が続き「体温をこえて」「黄金の月」と心地好いビートが鳴り渡る
ちなみに90年代ならスガシカオも「黄金の月」っていう楽曲出してますよね・・・笑
なんて事を思い出しつつ、
「すべての友のためにきっと明日は来るから。」という名曲も投下
今振り返るとアンコールでは純粋に今厳しい時を迎えてる年代に捧げるような楽曲が多かった様に思う
この曲もメッセージというよりは❝祈り❞を感じさせる歌に仕上がってて聴いてて癒された記憶。

本当は、
ダブルアンコールの予定だったみたいですが、
石月さんが「このまま次の曲に行きたい。」との事で、
急遽そのまま「ONE」が演奏されました
その・・・
良い意味での自由人っぷりも予定調和じゃなくて素敵だったんですが、
この曲はですねえ
小学生の頃、
母親がこの曲のシングルを突然買って来て自分も聴いて、Mステでも観て・・・っていう
個人的に出会いの楽曲で聴いてると小学生の頃を思い出すノスタルジーな曲でもあるんですよね。

ただ、
それとは別に・・・
懐かしさとはまた別の感覚で、
この曲を聴いてたら素直に泣けて来ちゃって、
そのままプチ号泣しちゃったんですよね(笑)。
なんでしょうね、
多分その時は結構自信喪失してたというか、うーん、心のどこかで不安もあったと思うし、
ただ、この「ONE」を聴いてたら、気持ち救われた気がして、自分の事を認めてもらえた気がして。
それで多分泣いたんだと思うし、この曲もSNS等で比較しがち/されがちな現代に於いて、
平成よりも令和に鳴るべき曲なんじゃないか?などと聴いてて感じました
自己肯定感がちょっと増した気がして泣いた~っていう事は、
リアルに「救われた」って言って良いと思う
というか、
ここまで曝け出して具体性たっぷりで語ってるんだから自分でも信憑性はあるな。とは思う笑
要するに自分も自分で色々な不安の中でもがきながら生きてるって事なんですよねえ。
だからこそ、この曲を生で聴いて溢れ出したものがあったんでしょう。

「追憶をこえるスピードで」「Love Me」を繰り出しライブは終了、
これらの楽曲聴いてる時も小学生時代の友人の事を想起してて、
我ながら未練がましい、
逆に言えばある意味情に厚いな、などと想いつつ笑
素敵な余韻を残してライブは終了、最後は長い曲が多目だったのでかなり長丁場の公演でした。
再結成公演という事もありチケット代は諭吉ちょいくらいだったんですけど、
その元は取れた、めっちゃ取れた、素晴らしいものを貰った。
そう言い切れる心に残る一夜になりました。
メンバーの皆さん、サポメンの皆さん、スタッフの皆さん、野音の皆さん、そしてお客さん、
ありがとうございました!!!!!








サーカス
Queen
火の鳥
Maybe True
SLEEPER
月の花
again
心に花を 心に棘を
ERASE YOU
地下鉄のメロディー
MADE IN BLUE
EXIT
THE.NEVER.INNOCENT
[キミガイルセカイ]
[キミガイタセカイ]

LIFE
体温をこえて
黄金の月
すべての友のためにきっと明日は来るから。
ONE-You are the one-
追憶をこえるスピードで
Love Me








客層、
自分みたいに30代中盤とか、
もしくは40代の方が多いのかな?と思ってたら、
意外と若い人もいっぱい来てましたね
子供を連れてパンクな服装してたかーちゃんから、
気合の入ったゴスロリの服を着ている若い女性の方、
そして世代だったであろうおじさん(自分含む)~など、
思ってたよりも幅広い客層だったのも中々興味深くて面白かったです
小学生の頃に聴いてたV系バンドのライブには何気にちょこちょこ行ってるので、
これからも隙を見て行けたら、もしくはまた復活などもあれば良いですね!

FANTASTIC◇CIRCUSに関して言えば、
9月のライブはチケット取れなかったのでこの公演が(多分)今年は最初で最後になると思う
なので、受注したBDが届いたら見返しつつ来年以降のアクションも気にしたいと考えてます
「beauties-beauty eyes-」って楽曲も大大大大大好きなので、
いつか生で聴けたらまた泣いたりしそうです、、、笑