サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

THE NOVEMBERS「2022 TOUR -歓喜天-」@川崎CLUB CITTA' 22.5.13

2022-06-07 | LIVE










去る先月の13日の金曜日にノーベンバーズのライブに行ってました。


不思議な事に、
翌日もライブに行ってたんですけど、
その日も雨予報だったのに(っていうか翌日の方が強く降る~みたいな言い方だった)何故か晴れていて、
この日はきっちり雨・・・しかも、大雨が降ってる!っていう、
流石に雨バンドという謳い文句(!?)を信じたくなる天候でした
尚、
5月は9本ライブに参加したのですが、
雨が降ってたのはこの日だけで後は怪しい日があってもギリギリ回避してました
と言う事は、自分は晴れ男なのかも?そんな自分でも逃れられぬノベンバのレイニーデイ、
ただ、
それはさて置き、
ライブの内容は実に最高で、
またノベンバに惚れ直したと言っても過言では無い、
またも❝最高❞を鮮やかに更新して来た名演をこの日も堪能出来ました、ね。
今もツアーは続いてますが、各地で最高を更新し続けてるんだろうな~と想うと実に素敵ですね
川崎クラブチッタは前回は4年ぶりでしたが今回は2ヶ月で再訪出来てそれも良かったです。

では、以下(セトリのネタバレ含んでます)。










今回のツアーは新譜とか新曲は出ていない、
ある意味純粋なツアーだった訳なんですが、
いきなりアカペラを取り入れた新境地の見せ方含む「ANGELS」で堂々と始まってビックリ
この曲は元々ライブの終盤に披露される事が多い楽曲だったのもあり意表は突かれました、が、
個人的に一曲目からどバラードで始まる音源やライブは大好物なので、何気に嬉しくもあったり・・・笑
アウトロの熱演には早くも涙腺を揺さぶられ、いきなりクライマックスの相様に。

そこから、
「きれいな海へ」を瑞々しく披露、
「美しい火」がまた「捨ててしまえ」の部分が今の自分には響き過ぎてしまって、
これまた堪らない出来栄えでした・・・!
したら、
まさかのレア曲「最近あなたの暮らしはどう」をシックなアレンジで演奏(!)。
初期の代表曲の一つだとは思いますけど、近年はソロで演奏するイメージが強い曲なので、
久々にバンドアレンジで、かつ、物凄い丁寧さを感じる沁み入る歌唱で披露してくれたのは恍惚でした。。
この曲は聴きながら大分感情移入してしまった気がする・・・
照明がまた茶色だったかな?
正確な記憶ではないですが、楽曲に似合ったシックな照明でそれもまた秀逸だった思い出があります。

ここまで、
大体がバラッド中心だったんですが、
5曲目もどバラッドの「GIFT」と激しい曲が殆どなく、
でも、
それがまたイイ・・・!と思える仕上がりでそういう部分もまた新鮮な公演でした
「GIFT」もまた一つ一つ言葉を丁寧に噛みしめながら歌っていて非常に強く心に響きましたね。
 そこからの高らかに躍動感と共に鳴らされた「Hallelujah」と、
この日は兎角曲順の妙がスゴかった印象です
更に、
「Close To Me」がまた最高で・・・
個人的に過去一の出来栄えだったように感じて、
多分以前よりもどうしようもない、やりきれない感情の表現が豊かになった気がしたんですよね
言葉的には矛盾してるかもですが(笑)。要は、より聴き手に寄り添ってる様に感じた。
自分の力ではどうにも出来ない類の悲哀を撫ぜてくれた感覚があって、
それは自分が勝手に想った事ではあったんですけど、
それでも、
この日のこの曲には筆舌にし難い感動があったのもまた事実・・・!!
コーラスワークも美しくまた一段階ブラッシュアップされた「Close To Me」が聴けて大満足でした。。


そこから、
「Rainbow」を皮切りに、
遂に爆音モードに突入!!!!
「凄い」ではなく、
「しゅごい」という言葉が似合うくらいに度肝を抜かれる爆音アレンジで鳴らされ、
また能動的な歌詞の良さも相俟って勿論テンションは爆上がり!!
気持ち良く感情を鼓舞されつつ、
レイヴ感たっぷり、
昔のノベンバでは考えられなかった❝踊れる❞空間を作り出した「楽園」そして「NEO TOKYO」と、
このまま永遠に続いても構わないくらいのウットリするような音楽空間が描かれていて悶絶ものでした。
もう何もかもを忘れて音と一体になれる感覚というか、、、
長尺だったんですけど、
これ50分くらい延々とやってても余裕でイケてたな(笑)とか想像しちゃう位の気持ち良さでしたね・・・!

攻撃的なサビもワイルドな立ち振る舞いも格好良い「New York」、
疾走感と共にライブハウスを暗黒に染め上げた「BAD DREAM」とその後も勢いは止まらず、
止めと言わんばかりに轟音で場を覆い尽くした「黒い虹」と往年のファンには堪らない後半戦でした!
 そして、
「いこうよ」で、
確か泣いたのか、泣きそうになったのか、ちょっと泣いたのか、涙が浮かんだのか、、、
その辺の記憶が少々曖昧なんですが、でも、音源よりも長いアレンジで演奏されたこの曲に、
思いっ切り琴線を揺さぶられ涙腺も揺さぶられたのは個人的な事実でした。。
 今振り返ると、
小林さんの伸びやかに歌われた「いこうよ」というシンプルなフレーズに、
自分の心の中に眠ってた本懐を刺激され気付かされそういう想いになったんだと思う
また、
爆撃のような、
ボムのような超爆音のサウンドも心地良く、
それもまた聴き手を美しく鼓舞してくれるような効果があった様に感じました
ベースラインも気持ち良かったし、全力で叩かれたドラミングにもまたテンション上がってた
まるで光と一体化したような神々しく、
それでいて人間臭くもある演奏と佇まいが本当に素晴らしかった。

あれ見てやる気にならない、眠ってる気持ちが刺激されない人間は居まい。
そう素直に思えるくらいに、説明ではなく、音そのもので揺さぶってみせた最高の熱演!!!!
最後の最後にはポップで優しい新曲?も披露~と
正に至れり尽くせりのワンマン、
全15曲、
1時間半の短時間に全力を集中して出し切るような潔い美学を感じる一夜でした。
ありがとうございました!!!!








ANGELS
きれいな海へ
美しい火
最近あなたの暮らしはどう
GIFT
Hallelujah
Close To Me
Rainbow
楽園
NEO TOKYO
New York
BAD DREAM
黒い虹
いこうよ
新曲?









そう、
このライブはアンコールの無いライブでした
個人的にアンコールの無いライブを経験したのは数年ぶりで、
実は5月にはもう一本アンコールの無いライブを経験したんですけど笑
でも、
予定調和っちゃあ予定調和だし、
正直これはこれで方針としては潔いのかもしれないですよね
最後、
お客さんが静かに拍手をしていたその音も個人的に心地良く勝手に感動してしまってました
このツアーは現在も続いていて最終日は東京はゼップ羽田にて敢行予定なので、
そこでTHE NOVEMBERSがどんな音を鳴らすのか?にも期待大ですね
絶対、最新のノベンバが一番格好良いノベンバなので!