サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

【昼公演】marble LiveTour2015『キミと僕の扉』@吉祥寺 STAR PINE’S CAFE 15.2.15

2015-02-17 | LIVE
                             
marbleの活動休止前最後のワンマンライブ、その昼公演に行って来ました。







まあ、昼公演に~っていうか、夜公演も普通に観たんですが(笑
全公演がリクエストライブである、という性質上やっぱ昼も夜も観たかった訳なんですね
観る前から昼夜演るって事は多分40曲以上歌うって事でもあるから喉の心配も頭の隅にあったんですが
むしろ歌えば歌う程声にハリが出ていて正直miccoさんのボーカリストとしてのパワフルさも感じられた一日でした
しかも昼夜の間隔もそんなに開けてなかったですからねえ、プロフェッショナルの凄みを体感させて頂いた・・・と書くと
持ち上げ過ぎとか思われる危険性もありますが本当にそう感じてたんだからこればっかりは仕方ないですよね

この日が「旅立ちの日」、格好良い言い回しをすればそういう表現が出来る訳ですけど
この昼公演は、センチさもノスタルジーもなくただただ格好の良い“今の”marbleがそこに居た、、、って印象ですね自分の中では。
バンドサウンドの磨かれっぷり、息の合った演奏、より一体感を強く感じさせる雰囲気と
サポートメンバーという括りでありながら、それをあまり感じさせないような「バンド感」に満ちていたなあと。

それはつまり、現体制でのピークポイントを確かに刻めたライブであったという事であり
ある種の到達感、達成感なんかもいちファンとしてひしひしと感じていたので
そういう意味では最後に相応しいようなライブだったんじゃないかと
勿論寂しい気持ちもありますが、
それ以上に「いいものを観れた」という気持ちの方がこの昼も夜も個人的には大きかったですね
恐らくは相当の練習量を積んだんじゃないかなあ、と予測させる程度にはよりブラッシュアップされたバンド演奏を楽しむ事が出来ました。
最高でしたね。






ええと、実は吉祥寺に行くのは初めてでした
ただ、行き方は千葉駅から一本で行けるという事を随分前から知っていたので
その意味じゃ楽っちゃあ楽でした
その意味では楽でしたけど実際に乗ってみるとちょっと乗車時間が長く感じたというか
「まだ着かないんだ」って電車に揺られながらちょくちょく感じました、が、この日は晴天だったので
眠るにはとっても適した心地であり実際何故か前日は緊張してあまり眠れなかったのである意味プラスでもありました
2本参加が決まってた為栄養ドリンクを飲んで会場に向かう、そして無事到着。
駅から割と近い場所にあり会場内の装飾も雰囲気も音も“良い”な、と入ってすぐに思えました
marbleとしては初めての会場、との事でしたが逆にこんなにmarbleにピッタリな会場で今まで演ってなかったのが不思議に感じた程です
昼夜ともにソールドだったので人はパンパンでしたがそれもまた活動休止前最後のワンマンとしては最良だったんじゃないかと。


出て来て、歌う前にmiccoさんの表情を見ると相当張り詰めたような表情をしていて
それだけでもこの日のライブに向かう姿勢が伝わって来るようでした(誇張とかじゃなくね)
一曲目は「つつまれて」、歌詞の作中観に引き込まれる相応に感情の籠った歌唱をまずは響かせる
そしてデビュー曲である「芽生えドライブ」をこれまたシリアスに歌いあげるところからライブはスタートして行きました
神戸も、そして夜もそうだったんですが今ツアーでは2人によるシンプルな弾き語りから始まってどんどんと熱量を帯びていく
そういうオリジナリティのある構成を貫いていたのも印象的でしたね。

バンドセットで聴いたのは随分久しぶりだった「violet」、神戸でこの曲の弾き語りから始まったのも素晴らしかったですが
バンド演奏でのまるでどこかの趣のあるバーで飲んでる情景を彷彿させるようなムーディさと温かさも劣らずに最高でした
ゆらゆらと横揺れ出来るような雰囲気もまたとっても心地良かったですね
ドラマティックに「smile」、
そして祈りにも似た歌を響かせた「空中迷路」は自分がリクエストに挙げた曲でもあるので余計に自分の中で盛り上がる
限りなく純朴な演奏もまたmarbleのストロングポイント出まくりで音楽的な快適さを感じました。
正にナチュラル・ミュージックという形容が相応しい無添加っぷりでしたね。


「アネモネ」「流星レコード」は共に今までになくドライブ感、疾走感に溢れる演奏に仕上がっていて
そのより磨き上げられた演奏の妙に本当に聴いていて気分を高揚させられました
ビビッドかつスタイリッシュな格好良さを感じさせ、
更にバンドメンバーの息もピッタリで熟練さ加減も鮮烈だったかと
正直サポート含む5人の演奏力、息の良さは回数を重ねる度により高まっていった印象なので
その意味では若干「惜しいな。」とも思ったんですけど(笑 でも案外そういう気持ちこそ大事なのかもしれないですね。

力強く伸びやかに「星屑tears」、
そして丁寧に愛情を込めて「凛」とニンマリする流れ
一緒にサビを歌う二人のデュオっぷりがとても素敵でした
アウトロのPatさんのふわっとしたキーボードの音色もまた心地良かったなあ。

やっぱりグッドメロディが光っていた「ゆらり、ふわり、君となら」
菊池さんのギターやバンドのアンサンブルに良い意味で“余裕”“遊び”が感じられたみずみずしくて格好良い「初恋limited」、
この曲を聴くと5周年ライブを思い出す「いつか明ける空へ」など歴代の想いが詰まった楽曲の連発
インディーズ時代、初期、中期、後期と全体的にバランスの良いセトリだなあ、と


「朝はやってくる、short filmのように。」からは一転してロック・モード
続く「白と黒」は照明の格好良さも印象的で柔らかさとは対照的なバシッと決まったmarbleサウンドを提唱、
そしてこれまた思い出深い「青空loop」は歌詞も美しく歌われていてバッチリな仕上がり
バンドのグルーヴ感に満ちた「水彩キャンディー」もまた心地良い高揚感があり、
一体感を含んだ鉄板の「Lingering Fizz」では2階席にまでマイクを持って歌いに行くテンションでもってピークを刻む事に成功
夜はもうちょっと違う感触だったんですが、昼はもう単純にただただバンドとして完成されてる印象のmarbleにただただ酔いしれるような雰囲気が個人的にあった
それもまた昼夜見る事を選択したメリットだったのかなあ、と今になっては強く思いますね。

本編最後の「幸せは星の上」では最後のサビの絶唱が兎角素晴らしかった
一番大切なものはこの胸の中にある。
あなたがどんなに迷っても、
悩んでも、
苦しんだとしても
最初から「それ」は自分の中に存在していて
ただ、不安や寂しさが胸をかすめる、それだけの事
でもふと感じればその胸の中に“本当”は眠っている
だから、大丈夫、
なぜならば一番大切なものははじめからあなたの胸の中にあるのだから。

・・・以前も気持ち的に助けられた経験のある曲なんで余計にグッと来ましたね
あの絶唱はただ単に声が大きい、迫力があった。とかそういう表面的な部分以外の・・・もっと深い感情を受けるような歌唱でした
ファンに対するメッセージのようであり、miccoさんがmiccoさん自身に歌ってるような切実さも感じられましたね。
昼公演は今のmarbleのバンドサウンド、バンドメンバーの素晴らしさを感じさせる公演でしたけど
この曲だけは感傷をくすぐってくれる趣が確かに存在していた・・・と思います


アンコールではこれまたいつぶりだろう?って思った「幸せは365日」
これがまたすっごいナチュラルで、カラッと乾いた音像が気持ち良すぎて最高でしたね(笑
正にお昼のライブで演奏するにはピッタリの選曲だったと言えるでしょう
聴いててウキウキしちゃうような一曲でした
そしてみんなで盛り上がるように「さくらさくら咲く」を歌って昼公演は終了。・・・かと思いきやダブルアンコールに弾き語りで登場
「サイダー水に浮かんで消えた。」だったんですが、最後に“でも楽しいよ”ってフレーズを付け加えるサービスっぷりがとても素敵でした
音的にも洗練された艶やかさがあってとっても心地良いダブルアンコールだったと思います
個人的にこの曲大好きなんで休止前最後のワンマンで聴けて良かった。
ありがとうございました。











セットリスト
1.つつまれて
2.芽生えドライブ
3.violet
4.smile
5.空中迷路
6.アネモネ
7.流星レコード
8.星屑tears
9.凛
10.ゆらり、ふわり、君となら
11.初恋limited
12.いつか明ける空へ
13.朝はやってくる、short filmのように。
14.白と黒
15.青空loop
16.水彩キャンディー
17.Lingering Fizz
18.幸せは星の上~旅の途中、空を見上げて~

アンコール
19.幸せは365日
20.さくらさくら咲く~あの日空を待つ 君と同じで~

ダブルアンコール
21.サイダー水に浮かんで消えた。











この昼公演でしか聴けなかった曲は思い入れのある曲ばっかりでそれだけでも最高だったんですが、
「白と黒」では正に凛とした格好良さを放っていた二人、メンバーの姿が印象的だったり
「アネモネ」「流星レコード」の音源以上の疾走感が気持ち良かったり、
「violet」「凛」ではまた違ったムーディさ、音の柔らかさで魅了してくれたりすごく表情豊かなライブだったなあ、と個人的に感じられて
それがより最高だったなって今振りかえって素直にそう思います。
大好きな「空中迷路」も限りなくナチュラルな音像で聴けたしもう言う事なし、ですね。

そしてレポートは夜公演に続きます。そちらもよろしければ、是非!




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。