サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

syrup16g「tour Les Misé blue」@KT Zepp Yokohama 22.12.9

2023-02-15 | LIVE












昨日の初日のレポに続いて、今度は2日目のレポです。








まず、
初日の中畑さんの「明日も!」って約束を果たせたのが嬉しかったですね(笑
2DAYSのライブで2日間共参加するのも随分久方ぶりだった気がする
理由としては、
ぶっちゃけシロップのライブ自体が年に一本あれば「多いな!」と思うレベルなので、
年に二本観れるのってなんかそれだけでテンション上がるというか・・・・・まあそんな感じですね。

ただ、
同じ曲でも、
ちょっと感じ方が変わってたり、
そこは本当にライブって生き物なんだな。としみじみ感じました
同じ場所で同じ曲を聴いてるはずなのに、日によって沁みる歌詞の場所に違いが生じてたり、
まあ案の定セトリもアンコールで変えて来てたのでその意味でも行って良かったです
その上、
どっちも先行で申し込んでたんですが、
何故かツアーファイナルであるこの日の方が整理番号が良かったんですよ
具体的に書くと前方4列目くらいのはっきりと肉眼で表情まで見える位置で観れた。という感じでした
なんかそこも今考えれば幸運だったな~って想いますし、
単純に位置で印象も変わるものなので、
良かった....
うん、
考えれば、
あんな近い位置でシロップのライブ観たのも初めてだったかも? そこも素晴らしかったですし、
何よりも肝心のライブの内容自体がまたより高まった破格のものだったのでした。
では、以下。













セトリは、
ダブルアンコールまでは全く一緒でした。
まずは、
最早定番曲のようなオーラまでも纏っていた「I Will Come(before new dawn)」。
やっぱり五十嵐さんのギターサウンド好きだなあ。と感じながらウットリした心持ちで聴いてました。
オルタナティブ・ロックど真ん中の音像がとにかく聴いていて気持ちがイイ。
そこから、
「明かりを灯せ」は初日よりも歌声が力強く感じて、
この時点でより新譜の楽曲がシロップの中で馴染んでるのを感じ取っていましたね

で・・・・・
次の、
「Everything With You」なんですが、
いきなり号泣してしまいました。
結構、
思いっ切り泣いてましたね.....。
理由は一言では説明出来ないんですけど。
そう・・・ですね、
まずは、
かなり近い位置で観たのもあって、
それと感傷的な歌詞の内容も相俟って、
五十嵐さんの歌ってる姿に無性に感極まってしまった、、、っていうのかな。
それも、中学3年生の時から聴き始めてもう20年以上経ってる事もあり、
未だに頑張って想いの丈を歌っている・・・・・頑張ってって言い方はおかしい気もしますが、
理屈では説明出来ない涙があったという事なんですよね。
もっと言うと、
「愛を失くして」の部分で、
ああ、五十嵐さんも色々あったんだろうな。みたいな・・・それでも、歌ってる姿に感情移入したんでしょうね

もう一つ、
聴いている最中に、
先述の「愛を失くして~」の部分(またここのメロディが抜群にイイのよ)で、
なんか不意に過去の様々な上手く行かなかった人間関係の事が一気にドバっと蘇ってしまって、
具体的に書くと10年前以上の大阪府に住んでいた大切な人の事とか、
それ以外にもいっぱいいっぱい・・・・・。
それに加えて、
「それでも無様に生き長らえてるんだな。」と自身に対して感じたり、
それと「本当は(自分も)辛かった。」という想いが歌によって自分の中で爆発したり、、、
そういう化学反応が自分の中に起こって号泣してしまったんだと思いますね
元々、
上手く行かなかった過去と空しい現状と重ね合わせて日々聴き込んでた楽曲なんですが、
ライブで近距離で観た事とパフォーマンス自体の素晴らしさが相俟ってそういう瞬間が生まれたという話
なんというか・・・
年数を重ねたからこそ生じる❝深み❞のようなものを、
如実に感じていたのも大きいと思いますし、
うん。。
今必死に説明しておいてなんですが、やっぱり何かのスイッチが入ってしまったんでしょうね。
有り体な言い方ですが、「自分だけじゃない。」という事実を納得と共に感じれた気がして、
それも嬉しかったですし、
今までのシロップのライブの中でも...
感じた事のないくらいのセンチメンタリズムがそこにはあった気がしました。


とはいえ、これらはあくまで個人的に感じた事でしかないんですが、
個人のブログなんで素直に書きます~という事ですね。
最高でした...!!



「診断書」は、
冒頭いきなりミスって、
歌詞に倣って「悩みあった!」って咄嗟のMCが兎に角笑えました(笑
でも初日の出だしは完璧だった事も付け加えておきます。。
胸に痛みが沁み込む歌と演奏はやっぱり気持ちが良い。
やっぱり、
「歌が良い!!」と深く感じた「モンタージュ」、
撫ぜる様なメロディーラインの気持ち良さも存分に感じつつ、
前日よりも「うーうーうー」ってコーラスが印象に残った「Don't Think Twice(It's not over)」。
やっぱりこの曲はライブハウスに居ながら空を想起してしまうくらい突き抜けてて爽快な一曲でした。
アンサンブルの抜けの良さや切なくも前を向かんとする雰囲気にも感銘を受けていました。

「深緑のMorning glow」の転調っぷりもやっぱり大好きだし、
前日以上に「歌う うた」の部分に情感が込められてる気がしてそこも良かった。
それから、
「Alone In Lonely」もより歌心を感じさせる出来栄えだった気がします
特に、この日は「仲間に入れなくてもこの世界を愛していた」ってフレーズがやたら響いてくれて、
前日はどっちかと言えば全体的なアンニュイ感を楽しんでただけにこういう部分も面白い変化でしたね。


ライブも終盤に突入。
ガラッと空気が変わり紅い照明も刺激的で格好良いロックナンバー「In The Air,In The Error」、
爆音と攻撃的なギターフレーズはライブハウスにも映えていてより衝動を感じさせる仕上がりでした。
この日はヘドバンもしてましたね.....笑
そして、
逆光になってたのがむしろ格好良かった「In My Hurts Again」、
生で聴くとよりゾクッとする悲哀が伝わって来て尚且つそれが綺麗な曲だとも思った。
いぶし銀のギターソロにエモいドラミングが重なる「うつして」もやっぱり想像以上にライブで映える。
この日は、(なんとなく)ファンに向けてもいる曲なのかな...?とも聴きながら感じてしまって、
より良い具合に聴き込めた様な気がしました。

本編最後は、
初日の個人的ハイライトだった「Maybe Understood」。
初日は兎に角胸が熱くなるような、そういう熱情があったんですが、
この日はそこに加えてより官能的になったベースラインも感じれてそれもまた素晴らしかったですね
やっぱり、
この曲は、
❝俺たちのsyrup16gの応援歌❞という印象が聴いてる最中にずっとあって、
この日もまた拳を突き上げながら這いつくばる未来に想いを馳せて感情移入しながら聴いて.....至高でした。
シロップは中々再始動後の楽曲を定番曲にしてくれなかったりもするんですが(してして!)、
この楽曲は本当何度でも聴いて胸を熱くしたい・・・!!!
と、
切に願ったりもしたのでした。
今振り返ると令和に於ける「翌日」なのかな?という気がしなくもないですが、
それは置いといて、本当に新譜の曲がめっちゃ良かったので、なるだけ多く生き残って欲しいな~と!
そう想いながら時に号泣もしてしまった最高のツアーファイナルは終わりを告げたのでした。
ありがとうございました!!!












I Will Come(before new dawn)
明かりを灯せ
Everything With You
診断書
モンタージュ
Don't Think Twice(It's not over)
深緑のMorning glow
Alone In Lonely
In The Air,In The Error
In My Hurts Again
うつして
Maybe Understood

Dinosaur
Stop Brain
Drawn the light
明日を落としても

前頭葉
神のカルマ
天才
落堕
真空

Les Misé blue










アンコールは、
躍動感がUPしていた中畑さんのドラミングが気持ち良かった「Dinosaur」、
そして前日に歓声がスゴかったからか、久々なのに定番曲みたいになってた「Stop Brain」~と、
ある意味前日以上の熱量で以って展開されていった印象でこの辺も圧巻でしたね
今想うと、
(シロップは)滅多にライブやらないので、
皆が惜しむ気持ちが前日よりも強かったかも分かりません
とは言え、初日は初日でよりダークに昇華された「リアル」があったりもしたのですが!

ヘドバンもしてしまった「Drawn the light」の怒涛のトリップ感もスゴかった
ライブハウスでありながら別の空間で聴いてるかのような聴き手をイカせる陶酔感がありました
これを出せるバンドは❝強い❞と個人的には思います。
五十嵐さんのシャウトも決まり、
サイケデリックなドライブ感で以って凄まじいハイライトを創り出していました。
一度目のアンコール最後は代表曲でもある「明日を落としても」。
初日は、
感情的な歌声が印象的だったんですが、
この日はブルージーさの方が強い様に感じてそこも違いがあり面白かったです。
それと、人間味も深く溢れていた琴線に刺さるギターソロがまた心に残っていますね。。

二度目のアンコールでは、
まず前日と同じくレア曲であるはずの「前頭葉」がまさかの二日続けての披露。
「前頭葉」を2日連続で聴ける機会とか今後無いんじゃないでしょうか笑
初日は新鮮さが際立っていてそれはそれで素晴らしかったんですが、
この日はより狂暴、かつ、
「ヨォォォーーーッ!!!」とちょっと祭りっぽい要素も感じてそれもそれで新鮮でした...!
 「神のカルマ」は、
初日は「あんた嫌い」って部分が一番響いたんですが、
2日目は「毎日少しずつ落ちていく」って部分が一番響いてました(自分の中で)。
こういうのも先述の様に「やっぱライブって文字通り生き物だな。」とか思ったりね。
怒号にも近い五十嵐さんの絶唱と観客のテンションが絡み合っていた「天才」も相当の熱量、
そして、
ここからは昨日とは違う流れでした。
前日は演奏しなかった「落堕」と「真空」の披露でしたね
「落堕」はセッションから始まってかなりテンションの上がる始まり方だったのが印象的で、
久しぶりに「寝不足だって言ってんの」ってフレーズをシンガロング出来たのも楽しかった...笑
何かがスッキリとする感覚。
に、加えて
リズム隊の最高に踊れる演奏から、
色気のあるギターソロに突入する気持ち良さ等アンサンブルの魅力も抜群でしたね。
ダブルアンコールの最後は三位一体のバッキバキのロックンロールを叩きつけた「真空」でTHE END
お客さんのコールにもまたどちゃくそテンションが上がって この辺は異空間生成してた気がする
また記憶によると五十嵐さんもかなり煽ってた、、、気もする。ちょい曖昧かもだけど。


この日もトリプルアンコールまで敢行。
この日も「Les Misé blue」で本当の本当に終わりだったんですが、
なんか前日よりも五十嵐さんの歌がすごい伸びやかに感じて・・・
全てを肯定...と言うと語弊があるかもしれませんが、
「それも人生。」みたいな、
そういう潔さと哀しいからこその美のような何かがそこにはあった気がして、
この曲も凄く.....凄く良かったと想いますね。それに、最後に最新曲で締めるっていうのも格好良い。
初日のレポからより歌心があった~みたいに書いてますが、この時も如実に感じていました。
最高に泣けて、最高に熱くなれるライブの結末は、それらを包み込む様な音であって、
その選択も含めて抜群のエンディングであった。と心から感じれました。

今回のツアーから声出しも解禁されてたので、
シロップ16グラムが目の前に居る~という事実もあり、
何度も大声で「ありがとう~!!」と叫んでいた自分が居ました。
それはここまで支えて貰った感謝の想いも存分に込めたつもりですけど、
まだここで終わりじゃない
五十嵐さんが、
「(自分らが)おじいちゃんになっても来て下さい。」みたいな事を言ってたので(ニュアンス)、
これからも彼らに深い影響を受けて歩み続けた者の一人として共に歩みたいな、と。
そう忖度無くはっきりと想えたのはファンとして光栄な事でした。
紛う事なき最高のツアーでした。。











おまけ:ゼップ横浜付近のイルミネーション。




なんでしょうね、
セトリ見れば分かる通り、
アルバムの14曲全曲演奏してくれたので、
別に総括的なセトリという訳では無かったんですが、
不思議と今までのシロップが余すことなく詰まってるような・・・そういう感じもしました
これも映像化して欲しいな~とか思っちゃったりもしますけど笑
 ただ!
自分も参加した東京ガーデンシアターでのワンマンライブの映像作品が3月に出ますし、
自分も大好きなアルバム「HELL-SEE」のアナログ盤(!!)も出ますので、
2023年も存分にシロップ16グラムを味わえそうで楽しみです♬
今年もライブあるようだったらまた全力でチケット戦線に参加するつもりです。
初日、二日目とレポが合計1万字超えになってしまったんですが、
それでも読んで下さった奇特な方には御礼を言いたい。
ありがとうございました。




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