君の思い出の為に。/破壊神マグちゃん 第6話「夜空の支配者」

カワイイ。








今週は流々の良いトコを見せたかったんだと思う
前々回はマグちゃん、前回は錬で確かに流々の影は薄くなってたと思う
だから、本当はこんな良い子なんですよ～って読者にアピールの意味を込めていたお話に感じました
ま、破壊神を居候させてる時点で正直かなりいいひとなんですけどね・・・笑
それと、花火に対する純粋な好きっていう気持ちは見てて良かったし、
また可愛らしかったな、と（笑顔）。







でも、
その良い人の度合いも素直に素晴らしかったです
誰かの為に何かをする～というシナリオは王道ですけど
ただ迷子を捜すんじゃなく、
花火までに合流を間に合わせる、
今回のお祭りを「迷子になった」というイメージで終わらせない、
残念な思い出にはさせない～という流々の意志に関しては心底リスペクトするもんがありました
ある意味、両親に会えたという安堵感と相俟ってむしろ益々素敵な思い出になったかも
ただ、
それも自身の想いを我慢してまでやったことですからね
それもまた大人として子供にしてやれる事をする、という彼女のプライドだったのかもしれない
（いや、学生だけど、物心はついてるから、あの子よりは大人という意味で）。
序盤の風船を食べるという意味なさげなカットですら、
伏線にしてるセンスは流石でしたね。







しかし最後のオチはこれまた凄く巧かったな、と
始まりの時点で“祀られない事”に対してマグちゃん怒ってたというか嫉妬してたので（笑
流々に花火を見せる事と、自分が最も信仰を集められる～というプライドが合致して、
最高にマグちゃんらしいエンディングになってたのが最も良かったと思います
メガシンカの時のクリーチャーっぷりも面白かったですけど（笑
たこ焼きとか、
先述の風船だとか、
小道具をきっちり伏線として使ってくる構成力はかなりの上手さがありますね
でも一番は序盤の無駄に不機嫌だった態度すらオチの伏線に使って来たのが最も凄かった
なんだかんだで、マグちゃんの花火がナンバーワン！っていう、
信仰ですら（？）完全勝利してしまった、
ただ優しいだけではなく、
非常にマグちゃんらしい行動理念の元のオチだったのが非常に粋な6話目でした
また季節感もあって良かったんじゃないでしょうか　今年はお祭りって感じじゃないですけどね（苦笑

ただ、
最後のマグちゃんのセリフは、
若干「照れ隠し」も含まれてた気もしましたね
そこも含めて非常にマグちゃんらしくて最高でしたし、
無茶してるマグちゃんを怒らず気持ちを受け取った流々の態度も良かったです
シンプルな様に見えて、水面下で色々な気持ちが伝わって来るのもまた秀逸な漫画ですね。
それと、浴衣姿の流々は素直に可愛かったです・・・！（笑顔）。