サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

THE NOVEMBERS/KOTORI「PLAY VOL.117」@渋谷La.mama 23.2.26

2023-04-18 | LIVE













2月の終わりにTHE NOVEMBERSとKOTORIのライブを観に渋谷ラママに行ってました。









渋谷ラママは去年の夏頃以来半年ちょいぶり2回目でした。
老舗だし、
年季を感じるライブハウスの一つで、
また今年も来れて個人的に嬉しかったですね
 去年、
ノーベンバーズのライブがどれもビックリするぐらい良くて、
その前からずっと外さないバンドではあったんですけど、
また更に良くなってて・・・
それで、
2023年は出来るだけ行きたい。というモードになってたのが(来訪の理由として)大きかったですね
最近のノベンバのライブは毎回ツアーファイナルみたいなえげつないバンドになっているので、
もし観れる機会があったら是非というところですね
ただ、
管理人自身は「推す」という概念には乏しいので、
まあちょっとでも好きなら~ってトコロですかね(笑
あんまり好みを押し付けたくないのが本音。
そして好きなものはとことん楽しみ切るのです。。








KOTORI

正直、
一曲も知らなかった(ホントに正直でしょ?笑 取り繕わない男。キリッ)。
でも、
知らない=これから知る喜びがある~って事なので。
まずは出会いに感謝!

印象としては、
今どき珍しいくらいにストレートなロックバンドという印象だったけど、
ノベンバに負けじと爆音を炸裂させる楽曲もあったりしてオルタナっぽさもあり面白かった。
ファンの盛り上がりもスゴくて記憶が確かならモッシュとか結構あった気がする。
爽やかに駆け抜けたステージで初見でもとっても楽しめました。
どこかeastern youthの影響も受けてそうだと思った。
勘違いかもだけど。



THE NOVEMBERS
エメラルド
Close To Me
Misstopia
Rainbow
New York
彼岸で散る青
こわれる
BAD DREAM
Ghost Rider
Xeno

GIFT






結論から書くと、
とんでもないクオリティのライブだった。
ちょっと、「これワンマン?」ってくらい内容がギッシリ詰まっててえげつないライブでした。

まず、
一曲目が「エメラルド」って時点でグッと来るものがあった。
小林さんの歌をメインに聴かせる清廉とした始まりで、
個人的にも...
この曲は「Elegance」が出た当時、
町中や遠征したライブハウスで聴いてた思い出が強くて、
懐かしくも「ただ素直に生きていくだけさ」という歌唱に逞しさも感じて初っ端から感動が止まらない出来。
真っ直ぐに言葉が胸に入って来る❝歌のタフさ❞はここ数年より高まってる様にも感じました。

そこから、
儚い悲哀を聴かせる「Close To Me」と素晴らしい曲構成で早速ファンの心を鷲掴みに。
美しいメロディとアンサンブルに聴き惚れつつ、
悲しみを置く場所も渡す人もいない~と
人間が抱えるどうしようもないペーソスを深く響かせよりダイレクトに聴き手の琴線に触れていく。
その上で、「花に変えられたら 羽に変えられたら」と希望を熱唱する姿もエモーショナルで胸を打つ。

決意表明にも似た初期の代表曲「Misstopia」を盛大に響かせ、
ライブも中盤戦に突入。
この曲では、
吉木さんのパキパキしたドラミングが非常に気持ち良く、バンド演奏の好調さも実感。
 
そして、
この日初の大爆音放出ソング「Rainbow」が投入。
それまでの3曲はどちらかと言えば「うた」を中心に聴かせる楽曲だっただけに、
あの破裂音のようなアンサンブルはギャップ的にもインパクト大!
また、
ラママは東京のハコの中でもかなり狭く感じるので、
その意味でもえげつない音が鼓膜を刺激してくれて実にヤバい一幕でした。
 更に、
まさかのシンガロング気味(!)になってた民族音楽みも感じた「New York」と狂気の放出、
そして、正しい暴走度合いが止まらず改めてこの日のノベンバの絶好調っぷりを傍受
たぶん、KOTORIのファンも多かったのでその意味でも怒涛の盛り上がりでした


そこから、
かつての定番曲「彼岸で散る青」を披露(!!!!)。
今ではレア曲になっちゃったけど、10年くらい前はこの曲がノベンバのライブでは定番曲だったし、
ハイライトを演出する楽曲だった・・・のを想うと心の涙が止まらなかった。
心の涙=現実は泣いてないって事なんですが、
要は、
それくらい感動していて.....イントロが鳴った時のドキドキ感は忘れられない。
元々、
この曲の自分の原点に還る~みたいなテーマ性が大好きな事もあり、
目の前で鳴らされてる音以上に自分の幼少時の原風景まで目の前に映るような仕上がりで、
非常にトリップ感が強く久々に披露したであろうとは思えない破格の完成度でした。
以前のブログでも強烈にプッシュした記憶が強いだけに、
この曲の復活は嬉しかったし、
往年のファンにとっては堪らない選曲だったと思う。
裏を返せば、それくらいTHE NOVEMBERSがキャリアを積んで来た事の証でもある。

更に、初期の人気曲「こわれる」とここからライブは終盤戦に入って行く。
まるでバイオリンの音みたいな小林さんの衝撃的なギターソロに度肝を抜かれつつ、
行進しながら歌ってるかの様な小林さんのポージングにも魅せられた「BAD DREAM」と
必殺曲を矢継ぎ早に投入。
加えて、
乱れまくりの凄まじいバンドアンサンブルに酔い痴れた「Ghost Rider」と殺意たっぷりの構成に悶絶。
記憶が確かならば、この曲の時に..始まりかな?アカペラで歌う演出もあった気がする。
この辺の流れはまるでマグマのように燃え滾るバーストゾーンと化していて、
先述の通り小ハコ故に衝撃度マシマシで素晴らしい光景でした。


本編最後は、
「ロックンロール!!」と小林さんがシャウトもした「Xeno」の大爆発にて終了!
ドラムを叩き壊すつもりで叩いてるんじゃないか?と思うようなドラミング、
圧倒的なギターサウンド、
それに重ねる爆音ベース・・・と非常に超極太なアウトロを響かせ心地良い刺激の中で幕引き。
ロックンロール・バンドの矜持そのもののようなアンサンブルに感銘を受けつつ、
アンコールの「GIFT」がまた素晴らしかった。

それまでの、
大爆音パーティとは一転し、
しっとりとした雰囲気と優しいアンサンブルで締めるメリハリも良かったんですが、
それ以上にやっぱり歌詞の響き方が良かったですね。
「たくさんの物を見たい」
「君の心にそう伝えてくれ」

この辺りの歌唱、
個人的な事を話すと、
2月にちょっと私生活でそれまであったものを失った出来事があったので、
それも加味して「この先」を渇望するフレーズの数々にストレートに心打たれて、
感動が止まらなかったし、自分の本懐も刺激されて「やっぱり(自分の好きな光景を)見たい」。
そんな思いに素直にさせられ、直接的ではなく、間接的に聴き手の背中を押してくれる。
THE NOVEMBERSの誠実さに満ちたエンディングに拍手が止まりませんでした。

 また、
ケンゴさんが口ずさむようにギター弾いてたのも素敵でしたね
何よりも、爆音だけでなく、静謐なバラッドでも胸を熱く出来たのがとても嬉しいし誇らしかった。
激しい曲はより激しく狂気的に、しっとりとした曲はより丁寧に繊細に。
どちらの方向性でも突き抜ける~
そんなノーベンバーズの強みが出まくっていた渾身のライブでございました。
ありがとうございました!!!!















ラママは、
イエモンやスピッツ、トライセラなど
様々なバンドが登竜門として公演を行っていた正に伝統的なライブハウス
壁を眺めているだけでその歴史を感じる事が出来る箱なので、
そこで、
大好きなバンドが、
会心のステージを行っている・・・というのも喜ばしいし、純粋に観れて良かったですね。
特にこの日のセトリは色々と凝っていて往年のファン的に堪らないセトリでした。
勿論必殺曲を並べたセトリも嬉しいけど、こういうのもやっぱり堪らない!
まだまだ2023年のノーベンバーズを堪能していくつもりです。。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。