Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オリンパスシステムの中・高音アンプ

2011年04月11日 | ピュアオーディオ

オリンパスマルチアンプシステムのアンプを「トランジスター化」(熱対策)したくて、今年1月にアキュフェーズ A-30アンプを、2月にクラッセ CA-2200アンプを購入しました。その後、色々と試していますがなかなか思う様な組み合わせに辿り着きません。結局元の管球アンプに戻っています。低域のみはCA-2200で何とか使えそうです。

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上の写真が一昨日までのアンプの状態です。中域にEL34ppモノアンプを高域に6550シングルアンプを使っていました。この時のサウンドは音数はめちゃくちゃ多くて、しなやかでなめらかなビロードの質感の傾向でしたが、プッシュプルアンプは「圧力」が強すぎて#375のダイアフラムが「鳴く」不具合が有りました。トランス結合のアンプなのでトランスの使用量が多く、チョッと重たい感じの音とも感じていました。また熱量も非常に多く、今後の夏場の使用は考え込んでしまいます。

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結局堂々巡りで中音・高音共に6550シングルアンプとなりました。今年1月時点のアンプの組み合わせと変わりません。低域のみが変わっただけになりました。この状態が一番音のヌケやスピード感等が良くて安心して聴いていられます。

コンプレッションドライバーには管球のシングルアンプが最も相性が良い様です。特に「圧力」の面で調整し易いです。これをトランジスターアンプに求めると、出力は30W以下でゲインコントロールが付いている事。この尺度でまたアンプ探しをしたいと考えていますが、最近のトランジスターアンプではアンプにゲインコントロール(ボリューム)が付いていませんのでマルチアンプには使いづらいのが実情です。