昨日完成したRCA箱マルチアンプシステムを紹介します。
昨日入荷したチャンデバのUREI #525 です。銘番から後期型の様です。業務様なのか?使い込まれてあちこちにキズが有ります。クロス周波数の切り替えとレベル調整がコンパクトに収納されていますので扱い易いです。その反面、アキュフェーズのF-25当たりと比べると、機械として造りの甘さを感じます。ボリュームの感触あたりは「おもちゃ」の感覚で、ブリキ品みたいに見えます。どんな機器にもメリットとデメリットが有りますし、価格との絡みも有り一概に比較は出来ないと思います。
とりあえず動作確認も兼ねて接続して音出し確認をしました。アンプ群の配置は上の写真の様になっています。アンプは低域にアキュフェーズ M-100、中域 クラッセ DR-10、高域 アキュフェーズ A-30 の組み合わせです。この状態でネットワークの時と比べると
①低域の緩さがかなり引き締まりました。
②中域の音数が増え鮮明さが増しました。
③高域の音数の増加と繊細さと音のエッジが鮮明になって来ました。
全体的に中高域の音像のやや奥まっていたものが前に出て来て、低音と同列に並んだ様でタイトな音場になりました。ハイライトは「音数の圧倒的増加」です。オーケストラの演奏では弦楽器奏者の数が実数に近づいた様に感じます。前面から音が面で噴出してくるような音数の多さです。SP間の真ん中にSPが隠れている様な定位の良さと音の厚みが有ります。
マルチアンプにしますと「音数の増加」と「音像の引き締まり」が実感できます。一応期待した効果が出ています。
モニタールームは現在612AシステムとRCA箱システムにしてスッキリしています。音量を上げると部屋が負けてしまい共振が出て来ます。これからしばらくは鳴らし込みをしながら調整ポイントを探って行きます。