Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

修理を終えたALTEC#605B

2011年09月02日 | ピュアオーディオ

約1か月前に修理に出したALTEC#605Bが帰って来ました。(長かった・・・)

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上の写真は「音出し確認」の風景です。まだ箱が有りません。このユニットは昨年4月に購入したユニットですが、ユニットの状態で10月に販売しました。送り出す前に「正常」に音が出る事を確認して送付したのですが、お客様から「片chのウーハーからボスボス・・・と音がする」との事で、「運送トラブル」かも知れないと思い引き揚げました。今回修理をしていただいてその原因が判りました。「過大入力破損」でした。ボイスコイルの破損状況を見ればほぼ原因が判るとの事。修理をしましたので今後は問題なく使えます。コーン紙はオリジナルのままで修理をしていただきました。

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昨年4月もこんな写真を掲載していた様に記憶しますが、これだけで1500Hz以上の帯域はそのまま出て来ますので、軽いノリで音楽が楽しめてしまいます。このユニットの音出し確認は楽しくなります。

箱(#614)に入れるか?このまま眠らせるか現在思案中です。


自宅システムのアンプはやはり3B252Bアンプ

2011年09月02日 | ピュアオーディオ

8月にWE101Dppアンプと交替させて眠らせていた3B252Bアンプ。実は二つの欠陥が出て来ましたので対策をしていました。欠陥は1)ノイズの発生 2)オイル漏れ。

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1)ノイズ対策・・・真空管の寿命から来るノイズかと思っていましたが、アースの半田付けが不十分でした。一般の単線配線なら問題ないのでしょうが、3本を1本として使っているので、3本共にしっかり半田付けしていないとノイズとなって出てくるようです。再半田付けをして「ノイズゼロ」になりました。

2)オイル漏れ・・・湿式のトランスを使っていますのでオイル漏れが出て来ます。今までに①オイルコンデンサー(樹脂で密封) ②電源トランス(トランスを新品に交換)の2回対策しています。まだ他にも漏れていました。今回はチョークトランスからでした。(樹脂で密封) 本当は最初から3か所漏れていた可能性が有ります。原因を一つ一つ見つけて行かないとたどり着けません。まさか3か所から漏れていたなんて思いもつかない不具合品でした。(中古アンプとして購入)・・・もう漏れが無い事を祈ります。

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ようやく対策が終わりましたので自宅に持って帰り定位置へ。2週間近く外れていましたので繋いで直ぐはぼんやりした音ですが、使うにつれ引き締まって来ています。昨日評価したMCトランスの評価が大きく変わるくらいサウンドが変化しました。MCトランスはMC-30MK2に固定しました。

WE101Dppアンプの世界と違い、こちらのアンプの質感は「漂う様な」質感です。アンプの造りがしっかりしていますので、音数も圧倒的に3B252B アンプの方が上にランクします。