昨日報告した「3セット目のMCトランス(パートリッジ)」の続きです。
購入時の内部配線の状況です。この状態では、音色、周波数帯域は合格レベルでしたが、「ハムノイズ」がボリュームゼロで出て来ます。ボリュームと連動して実用域では気になって仕方有りません。また音数が足りません。
内部配線をSuperTrail仕様にしました。この状態で昨夜自宅に持って帰りましたが、やはり「ノイズ」は幾分小さくなってはいますがまだまだ対策が必要です。
トランス部分の写真です。外部から誘導ノイズを拾っているのかもしれないと思い対策して見ました。
0.5mm」厚の鉛板で全体を覆って見ました。またケースが非常に軽いので、振動対策も含めて、底板前面に1.0mm厚の鉛板を敷き込みました。
この状態でオリンパスシステムで音出し確認をしています。ノイズはボリュームゼロでは感じませんがボリュームと連動して大きくなります。まだまだ対策が必要です。音質はAD-290のヘッドトランスに比べ艶やかな様で生気が出て来ます。・・・トランスの方向を縦向きに90度変更しましたらノイズが止まりました。
C40はC-290に比べてフォノ系のノイズに弱いので、このままでは自宅では使えません。「何とかオリンパスシステムで使える」といった処です。もう一工夫しないといけませんね。
自宅では現在オルトフォンT-30MKⅡを使っています。周波数レンジ的にチョッと狭く感じますが、その分中域が分厚い感じです。自宅ではこのT-30MKⅡの前後を「最高級フォノケーブル」で接続していますので「活眼」させようと考えています。
昨夜はロストロポーヴィッチ/ブリテン「シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ」を聴きましたが、今まで聴いた事のない音数と、裏返って行く余韻と、明瞭な分解能の良さで、アナログ回帰したくなりました。音の厚みではCDPを圧倒します。(自宅のCDのサウンドも結構良いのですけど・・・)
今回昇圧トランスを3セット購入しましたので、必要個数は確保しました。Trail仕様化もしていますのでしばらくは鳴らし込みが必要です。馴染ませて「活眼」させてからまた次のステップを踏みたいと思います。