このパートリッジのMCトランスは来た時のオリジナルの音を確認しています。線は細いがバランスが取れていて、高域に艶やかな音色を持っていました。音数・音のキレ・ノビ・ヌケは一般品レベルで物足りなさを覚えました。ハムノイズも非常に多く、私的には使い物にならないレベルでした。
その後、内部配線を「ゴールドスターシリーズ」に交換しました。交換直後の確認では「生気の無い、キレ・ヌケ・ノビもない」非常にひどい「ふん詰まった」サウンドでした。聴くのが辛くなる様なひどい音でした。イメージ的に「トランスの内部が活性化中」(電気道の拡幅工事中)と推測していましたので、苦痛ながらもづっとオリンパスシステムで聴き続けていました。
それが、昨日の夕方くらいから少しづつ成果を出し始めて、今朝は更に良くなっています。周波数レンジの拡大で低域のノビと高域の伸びが顕著です。音の厚み・キレ・ヌケ・ノビも非常に改善されて来ました。今日1日聴き続ければかなりの音質までアップすると確信しました。延べ時間で3日(約15時間程)はやはりかかる様です。信号ラインのみですので活性化は早いとは持っていましたが、予想より早い様です。明日には自宅に持って帰れるかも知れません。
ハムノイズも鉛板の対策が効いたのか、殆ど判らなくなりました。但し「向き」でノイズレベルが少し変わります。
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午前中から5時間近く聴いていますが、ご機嫌なサウンドになっています。音の厚みも増加し、音のキレやヌケ・ノビが素晴らしくなって来ました。非常にち密でなめらかなサウンドです。それでいて音のエッジが立って、今まで聴いた事のない低音が出ています。
従来(AD-290V時)は録音が良いか、悪いか直ぐに判る様なサウンドでしたが、現在では録音が悪いと感じていた曲でも何でも無かったかのような再生してしまいます。音の艶が出て来ました。