Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

SuperTrail仕様パートリッジ昇圧トランス

2011年09月14日 | ピュアオーディオ

昨日「SuperTrail仕様パートリッジ昇圧トランス」を自宅に持って帰り試聴を致しました。

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内部配線を「SuperTrail仕様」にしていますので、大きな音質差が出るだろうと思っていましたが、T30MKⅡと極端な差は有りませんでした。音のヌケ・キレ・ノビについては明らかにパートリッジのトランスの方が良いと感じましたが、音の厚みや音色については一長一短で互角と思いました。

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問題は「ノイズ」です。オリンパスシステムではほとんど問題にならなかったのですが、自宅ではノイズが大きくなり使えません。向きを変えてもいくらかは小さくなりますが、実用域には程遠く、自宅システムへの導入を諦めました。T30MKⅡは一体型の肉厚のケースでシールド性が優れていると思いました。

Mc30mk21

自宅試聴後、このトランスを事務所に持って帰り、更なるノイズ対策をしています。その後、オリンパスシステムで確認しましたが、ノイズは確実に減少していますが、自宅で使うにはまだまだと判断しました。オリンパスシステムのC-290に付けているAD-2810内蔵のヘッドアンプよりははるかなましな音がします。

Mc30mk21_2_2

4セット目の昇圧トランスを注文していますので、そちらとT30MKⅡとの比較をして、良い方を自宅で使う予定です。自宅システムではT30MKⅡもフォノイコライザー回路も活性化が進んでいる様で、ほとんど「詰まり」を感じなくなって来ました。弦楽器の艶やかな音色と密度感のあるなめらかな質感にはしばらくはまりそうです。自宅ではアナログ専用になるくらい、LPを聴きまくっています。

その後のアナログ系のステップアップはじっくりと考えてから進めたいと思っています。「どんな機器が良いか?」を見定めないと次には進めません。取りあえず、昇圧トランスを交換して音質とノイズについてノウハウを獲得したいと思います。