MCトランスはFTR-3、オルトフォンT-20、アントレーET-100を以前使っていました。特にET-100は彫りの深い音で気に入って長い間使っていましたが、C-290のAD-2810を購入したのを契機に処分して、ラック内をスッキリさせました。
プリアンプをC-290からC40に変更した為、またMCトランスが必要となり、ガレージメーカーの「SPU専用トランス」とオルトフォンの「T-30MKⅡ」を購入しました。今回更に「パートリッジ製のトランス」を購入しました。一般に販売されているパートリッジのMCトランスは「直出し配線」のモノがほとんどですが、購入したのはターミナル型トランスを使った珍しいトランスです。京都の方からヤフオクで入手しました。
内部配線はWE系の22Gクラスの細い配線で接続されています。この状態でオリジナルのサウンドを確認しました。
英国の香り(音色)と云いましょうか、ヴォイオリンの音色の素晴らしい事。透明感、音のバランス、音色については不満が有りません。ただ配線が細い事に起因するエネルギー感や音の密度・厚み、周波数レンジの広さに若干不満を覚えます。一般の方ならこの音で満足されるでしょうが、既に「手を入れたMCトランス」の音を知っていますので不満を覚えます。
また、ノイズを拾っていますので配線を確認しました所、アースの取り方が不十分な様です。この辺もやり直して、「Trail仕様MCトランス」に仕上げます。
このトランスの様に端子が「ターミナル型」になっているモノを探していました。「直出し配線」のトランスでは、使って有る配線が長くなりどうしても「音消え(ロス)」が多くなります。
本日中に配線をやり直して、今夜試聴に入りたいと考えています。