Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

アナログ(LP)システムのグレードアップ

2011年09月11日 | ピュアオーディオ

現在2セットのアナログシステムのグレードアップをしています。一つは自宅のSP-707Jシステム。もう一つはオリンパスシステム。どちらも従来とは「激変」とも言えるサウンドになっていますが、まだ先に進化させたいと思っています。

自宅のシステムではC40のフォノイコライザーを使っています。入口から機器を紹介します。

1)カートリッジ:オルトフォン SPU-GE
2)トーンアーム:SME 3012R
3)フォノケーブル①: 試作ゴールドスターシリーズフォノケーブル(RCA-RCA) 1m仕様
4)昇圧トランス:オルトフォン T30MKⅡ
5)フォノケーブル②: 試作ゴールドスターシリーズフォノケーブル(RCA-RCA) 0.5m仕様
6)ターンテーブル:マイクロ BL-101L(純正品) ベルトドライブ

現在T30MK2の活性化中ですが、「甘くトロリとした質感」で有りながら、音の密度(音数)や分解能が良く、麻薬的なサウンドです。周波数レンジが狭い事とヌケが今一の様に感じています。この2点の不具合が「活眼」で改善できれば素晴らしい魅力を持ったサウンドになると思っています。ひたすら鳴らし込むのみです。CDのサウンドとは対極にある様な柔らかさ。

オリンパスシステムの方の機器はフォノイコライザーはAD-290Vを使っていますが、昇圧トランスを使う関係でMMで使っています。

1)カートリッジ:オルトフォン SPU-GE
2)トーンアーム:SAEC  WE-308N
3)フォノケーブル①: スターシリーズフォノケーブル(5PIN-RCA) 1m仕様
4)昇圧トランス:パートリッジ 自作品(内部配線:ゴールドスター仕様)
5)フォノケーブル②: スターシリーズフォノケーブル(RCA-RCA) 0.5m仕様
6)ターンテーブル:テクニクス SP-10MKⅡ純正大理石ケース ダイレクトドライブ

サウンドはようやく鳴らし込みの成果が出始めた様で、周波数レンジが広く、スカッとヌケたサウンドで有りながら、T30MKⅡとはまた違った艶やかな音色。音のキレ・ヌケ・ノビは随分改善されて来たようで、CDのサウンドよりまろやかで聴き易い。

二つのシステムではフォノケーブルのグレードが違います。自宅で使用している最高級グレードのフォノケーブルの威力は、他の場所のケーブルと同様の効果を出しています。音数や音の品位の次元がまったく違います。

カートリッジのトレース対策でY31さんの真鍮シートと、リンホフ製純毛マットをどちらにも使っていますので、トレース能力には不満は有りません。ただ回転系の精度をどちらも上げれたらもっと良いサウンドになるのではないか?と思います。