Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

スピーカーのセッティングに付いて

2013年07月16日 | ピュアオーディオ

スピーカーのセッティングの目的は「活きた音」にする事。硬いエンクロージャーも軟いエンクロージャーもセッティングの原理は同じ。但し、硬いエンクロージャーでは重低音と力感有るサウンドが、軟いエンクロージャーでは軽い低音と響きの良さが出て来ます。エンクロージャーの作りの差が音に出て来ます。

「SPが歌いたい様に」セッティングするのがコツだと思います。そうやって何度もセッティングを変えてやるとその違いが出て来ます。この辺のノウハウを掴めば、メーカーの技術力も見切れる程になると思います。そう云う観点から見れば、「SPメーカーの技術力」も掴めます。意外とメーカーもノウハウを持たない様だと感じています。

例えば、「フロア型SP」はセッティングに影響が少ないと昔から云われて来ましたが、そんな事は有りません。台座(袴)を使ったモノ、スパイクを使ったモノ等SPメーカーも工夫していますが、理論的に作ったのではなく、デザイン面や妥協の産物が多く有る様に思います。

ブックシェルフSPでも大きなフロア型SPでも、セッティングの基本原理は同じと思います。これをおざなりにしていると「死んだ音」になり、聴いていても帯域によるピーキーさと、弾まないサウンドにイライラする事でしょう。