プリアンプはステレオシステム全体の「キーマン」。この部分の「性格」がそのまま音になってしまう。定位や前後感、周波数レンジ、ダイナミックレンジ等の一般的な数値以外に「雰囲気音」が変わって来ます。
オリンパスシステムでは、以前アキュフェーズのC-290で一つの世界を作っていましたのでそれが頭の中に残っています。レビンソンのプリはアキュフェーズの世界とはまた違った音の世界です。当たり前と云えば当たり前、でもどちらが「スタンダード」に近いのでしょう?
C-290の時に良く聴いたCDを片っ端からかけて聴いています。それからすればまだ「電気が流れていない」感じがします。ダイナミック感がまったく足りない。これが本当に「活眼」するので有れば相当高いグレードになるが、このまま平行線だとC-290の世界に遠く及ばない。とにかくケースバイケースでやってみなければわからない事なので、年内いっぱいはこのプリで頑張って見たいと思う。年内に変わらない様で有れば次のプリを模索しなければならない。