Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

高域用パワーアンプのトラブルも復帰して

2013年11月14日 | ピュアオーディオ

高域用パワーアンプのトラブルも復帰して、帯域バランスも良くなり更に鳴らし込みを続けています。また今日辺りから「ふん詰まり」を感じる様になって来ました。まだチャンデバの中の「活性化」が済んでいないようです。

前にも書いたと思いますが、「ヌケル」前には前兆として「特定の帯域が歪んだような音が出る」のが感じられます。昨日も一昨日もその様な「歪み」を感じています。その後その帯域はスッキリとしたサウンドになるのですが、今日からは「全体的」な「詰まり」を感じています。この様な症状がいつまで続くのか?予測は出来ませんが、今年一杯は続くのではないかと思っています。

高域のパワーアンプが直って、非常に音のキレも上がって良くなったと思っていたのですが、まだまだ先が有る様で、なかなか遅遅として進みません。


オフ会のタイミング

2013年11月13日 | ピュアオーディオ

オフ会で自分の装置の音を聴いてもらう時はタイミングを考える。機器の入れ替え直後や思い通りのサウンドが出ていない時は基本的に避けている。

毎日何かしらの「音質アップ対策」をしていた時は、急にお見えになる方に非常に頭を悩めていた。システムが出来上がっていないので「聴かせる段階」ではないからだ。

聴かれた方は、「その時のサウンド」で判断をされる訳で、調整や鳴らし込みが完了していない時もお構いなしに判断される訳である。

自分が聴きに行く時はあらかじめ「予約」をする様にしているが、これでも「相手」の方が「完成」しているとは限らない。

オーディオの「音質アップ」に終点は無い。誰しも成長している段階だと思う。その時々で成長を確認出来る様な「オフ会」にしたいと思う。一回きりの試聴をしてもその方の装置でたまたま出ていた「サウンド」だけで「こんなサウンドを出していた」と思い込むのは避けて行きたい。


トラブル復帰

2013年11月12日 | ピュアオーディオ

昨日不具合が判った6550シングルアンプを今朝から調べていました。球の左右入れ替えを3種(12AU7、12BH7、6550)とも実施しましたが、左chが出ない変化は有りません。これで「球」の不具合ではない事が判りました。

次に配線を出口側から「接続」(断線の調査)の確認をして行きます。パーツを1個づつピンセットでつまんで「半田付け」を確認して行きます。今回はLchのみですので判り易いです。管球アンプは部品点数が少ないので素人でもこうやって調べて行けます。ようやく原因が判りました。初段管とドライバー管の間のコンデンサーの片側の半田付けが外れていました。再半田で接続して、音出し確認をしましたら無事復帰しました。

初めから組んで有った中古アンプを改造していますので、改造時に再半田をしていなかった部分です。定数で抵抗とコンデンサーを接続して有りますので、触る必要が無かった処です。古い半田では時々「半田割れ」をして来ます。こう云った不具合との付き合いも自作管球アンプを使うなら必要になって来ます。今日の作業には専門的な電気の知識は必要ありません。

復帰しましたのでオリンパスシステムに入っていた予備機と交替させ、元の配置に戻りました。6550シングルアンプ1号機が今回のトラブルの当該機で、6550シングルアンプ2号は入れ替えに使った予備機です。1号と2号ではチョッと「質感」が違います。内部に使って有るCRパーツが違いますので、元の1号に戻さないとシステム全体が違う音色になってしまいます。高域のアンプだけで結構印象が変わります。

ようやく元に戻して音楽を楽しんでいます。現在の部屋ではアンプスペースが狭いので、交換作業・配線作業が大変です。あまり触りたくない処です。


トラブル発生

2013年11月11日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムを毎日鳴らし込んでいますが、今日はトラブル発生。高域用パワーアンプの左chから音が出ていない。接続を確認したがおかしい処は無い。パワーアンプを取り出して真空管の温もり方を確認したら、GE6550Aの1本がチョッと低温傾向。球の寿命と思われる。この確認中に右側の6550もクラッシュが発生。(真空管内で火花が飛びました)

早速両ch共に予備球と交換。シングルアンプなので2本で済みます。・・・と、ここまでは通常のパターンですが、球交換しても左chから音が出ません。内部配線も出力側から接続外れが無いか確認しましたが、異常は無い様です。直ぐに復帰は出来そうもないので、同じ6550シングルアンプを持って来て交換。

ようやく正常に音出し確認が出来ました。

定位のフラツキやヌケの悪さ、キレの悪さは高域用パワーアンプが原因で出ていたモノも有る様です。交換後は見違えるようにキレやヌケの良いサウンドになりました。まだ寝起きの状態なのでしばらく鳴らし込んで定位やバランスの調整をします。

トラブルの発生したパワーアンプは修理が必要です。何が原因か調べないといけません。入力がXLR専用なので、RCA変換プラグを探して来てから原因調査に入ります。


「鳴らし込み」の最中に起こる現象

2013年11月10日 | ピュアオーディオ

「新しい機器を導入して1週間もすれば使える様になる」とお考えの方が多い事だろう。「鳴らし込み」の累計時間と経過(音の変化)を延々約半年も書いているが、「こんなバカな事はないだろう?」と決め付けている方も結構居ると思う。

そもそも「電気」は通じれば「流れる」くらいにしか捉えられていないのが一般の常識である。扇風機の様に「回るか?回らないか?」の様に、用途に対して白黒はっきりしていればそれでも良いのだが、「映像」も電源や電源ケーブルが変われば変化するが、その効果は「見れる・見れない」の範疇からははみ出して、「より奇麗に見える」処に来る。「音」は2chオーディオを長く続けている方には映像よりもシビアなモノだと思う。音のバランスやエネルギー感、質感や雰囲気音までも感じ取るからだ。だから「電気が流れれば良い」だけでは満足できない。

6月から始めた「オリンパスシステムのチャンデバの活性化」物語りは終盤に向かっている。これまでに色々と面白い現象を体験した。

1)低域・中域・高域の音のバランスがガラガラ変わっていく。
2)各帯域の中の1部の帯域でも変わって行く。
3)定位が安定せず、6ch(3ウェイマルチの為)のSPユニットがバラバラに鳴りだす。
4)中音用の#375が壊れたのでないか?と思える様な「歪み」の出方をして来る事も有った。そのまま鳴らし続けていたら、歪みが取れている。歪んでは取れ・取れては歪むを繰り返している。半年たった現在でも同じ現象が出て来る。
 これは低域のユニットでも発生しているが、コーン型は鈍いので気付き難いのである。高域は耳に聴こえる帯域は#375と同じ事を体験できるが、耳に聴こえない20KHz以上では「空気感・雰囲気音」として違和感を覚える事になる。
5)8段目の活性化以降、「質感」が相当改善され、求めていたサウンドに近付いている。

私のシステムでは「ケーブルの伝送力」に拘っている。ケーブルの伝送力が圧倒的に機器より多い状態にしている。だから「オーバーフローした音」や「ふん詰まり」が出て来る。これが不思議な事に「鳴らし込んでやる」と機器が対応して来る様になるのだ。いまだその原因は特定出来ていないが、「現象」として経験則で掴んでいる。

ケーブルは全て「特殊銀線仕様」で同じ線材と同じ構造で統一して、電源ケーブル・ラインケーブル・SPケーブル・SPユニット内ケーブル・管球アンプ内配線(プリ・パワーアンプ)を接続している。

市販の機器を使っている処は、CDTとDAC、チャンデバ、低域用パワーアンプだけである。CDTとDAC、低域パワーアンプは既に数年の使用歴が有り、「活性化」している事は確認している。現在「活性化」していないのはチャンデバのみ。

3ウェイマルチアンプシステムでは、「チャンデバ」は要の位置になる。これが「活性化」しない事にはパワーアンプ以降に十分な情報量(伝送)が流れない。

性能の低いケーブルを使えばこんなに長い期間はかからない。山が低い分だけ早く攻略できる。性能が高ければ高い程「鳴らし込み」の時間を要する。


8段目の活性化後のサウンド

2013年11月09日 | ピュアオーディオ

先日8段目の活性化が来ました。中・高域のヌケやキレが非常に良くなり、SN比が非常に良くなっています。「音数」も随分と増えています。「見通しの良さ」が非常に良くなっています。旧事務所の時の雰囲気に良く似て来ました。ただまだ低域のヌケやキレと集中力はまだの様で、もう少し時間がかかりそうです。

「琴線」に触れる様な処の質感が出始めましたので、「鳴らし込み」を続ける上では随分と楽になりました。音自体はバランス良く出ていますが、「最後は質感」が大事です。「生音」の雰囲気は「質感」にこそ有ります。

低域・中域・高域のバランスの取れた音は、毎日使っているシステムでは出て当たり前。この当たり前の音の先の「質感」の獲得こそが「鳴らし込み=活性化」の目的。

このシステムの9月初旬の音と現在の音では、今だから云えますが「月とすっぽん」くらいの差が有ります。音の雰囲気がまったく違います。機器やケーブル類、セッティング等一切触っていませんので、「鳴らし込み」だけでこれだけの変化を遂げています。「音質」を追求するのなら「鳴らし込み」が簡単で一番最初に来ます。ただ、「活性化」させるには「時間」がかかります。非常に我慢を強いられる事を覚悟しておくべきです。一度「活性化」をさせた機器は直ぐに元に戻る事は有りません。1週間ぐらい鳴らさなくても2~3日で戻って来ます。


機器の活性化のストーリーはほぼ予想通り

2013年11月07日 | ピュアオーディオ

今年6月にオリンパスシステムを3ウェイマルチアンプ方式に戻して、チャンデバの活性化に取り組んで来た。ケーブル類を「ゴールドスター」(最高峰)にしてからの挑戦なので、時間がかかる事は初めから想定はしていた。その経験則を信じて今までもこれからもまだ継続してやって行く。完全に活性化した時のサウンドを楽しみにしている。

「機器の活性化」のストーリーはほぼ予想通りの進捗になっている。ただ時間がかかる事に対して「イライラ」がつのる「苦行」である事は間違いない。経験が無い方は「終点」が見えないので多分諦めると思う。累計800時間超を毎日2時間程度の頻度では400日以上掛る訳で、ゆうに1年以上も満足なサウンドが聴けない状況が続くと云う事で有る。

長いオーディオ人生で、たかだか1年ちょっと辛抱強く「鳴らし込んでやれば」、機器が活性化して、その機器本来の性能を楽しめるのだ。ケーブルを良くすればその分だけ機器の活性化時間はかかるが、より性能の高い状態で使える様になる。

機器の価格が高ければその分性能が高い事は予想できる。しかし必ずしも価格の安い機器に勝るとは限らない。メーカーによって価格の付け方の基準が無い事も一因であるが、「機器の活性化度」でも大きく違ってくるからである。

8段目の活性化が来てから、待ち望んでいた「質感」が出始めた。まだまだ終点のサウンドではないが、一歩づつ確実に近付いている。このまま「鳴らし込み」を継続して行けば、終点にたどり着けそうである。ただ時間のファクターだけは見通す事が出来ない。

オリンパスシステムのサウンドも、1段目の活性化の前は全ての音の「ふん詰まり」がひどく、低域はこもるし、中域はビンビン飛んで来て耳付きささるし、高域は殆ど出ていない有様だった。2段目の活性化で中音の飛んでくる音の量が幾分減少したが、なおキツイ音に変わりが無かった。この辺りで累計500時間を経過していた。

その後4日置き位に小刻みに活性化して行くのを感じられ、7段目までは少しづつ良くなって行った。しかし、「チャンデバの音」の範囲で、ケーブル類の質感は殆ど感じれなかった。その為、音のキレ・ヌケ・ノビを感じる事が出来なかった。

7段目の活性化の後、「ふん詰まり」がひどくなって来た事は予想できなかったが、「チャンデバの音」である事自体が「ふん詰まり」が残っていたと云う事だと思った。8段目の活性化後、音のキレを感じれる様になった。まだまだ「音が重たい」ので、これから軽くなって行く方向で活性化して行くと思う。


8段目のチャンデバの活性化が来た

2013年11月06日 | ピュアオーディオ

7段目の活性化以降、「ふん詰まり」が段々ひどくなって、プリアンプの交換やチャンデバのアッテネーターを使ったりと、しなくても良い操作を繰り返していた。それが昨日の午後1番に突然ヌケの良い音に変わった。今まで物足りなく感じていた高域と低域が出始めた。音のキレが出始めているので違いが良く判る。

今日は交換していたプリアンプを2号から1号に戻して見たが、やはり音のキレやヌケが大きく変わっている。ここ2週間くらいはとにかくひどい音で、音のキレもヌケも感じられなく、高域も低域もない様な「ただのステレオ」の様な有様だった。

昨日どうやら8段目の活性化が来た様だ。今までの経験則を覆す様な音の変化をしている。第一、8段目の活性化が来てもまだ先が有ると云う事。(まだ過去に出した音まで距離が有る) 長期に鳴らし込んで作り上げたシステムの何処かの機器を入れ替えると、ここまで音質低下するとは予想も出来なかった。また過去のサウンドの質に戻すまでの時間も半端ではない。既に累計800時間は軽く超えているはず。

昨日からは音数も増えて、高域のキレや低域の押し出し感や弾む感じも大分良くなった。質感が少しづつ良くなって来ている事を感じている。その前の「トロン」としたサウンドとは比べ物にならない。まだまだ良くなって行くはずである。


また「鳴り」が変わった

2013年11月05日 | ピュアオーディオ

管球プリ2号で鳴らし続けて、先日まで「つまらない」音で鳴っていたが、構わずそのまま鳴らし続けていたら「鳴り」が変わって来た。今日は「音数」も増えて、低域・高域も伸びて来た。少し聴き応えする(琴線に触れる)サウンドになって来た。

先日からチャンデバのアッテネーターを触って、ボリュームコントロールが出来る様にしていたのだが、このアッテネーターを使うとまるで別物くらいつまらないサウンドになってしまう。1日だけアッテネーターを使って見たが、直ぐに元の「PASS」位置に持って来た。以前もアッテネーターを使わない方が、SN比も良くヌケが良くなる事は知っていたので使っていなかった。

もしかしたらチャンデバがまたヌケて来たのかもしれない。プリアンプの不具合よりも、チャンデバの「活性化」が先だろうな。チャンデバがまともにならない限り、誤った判断をしてしまう。


交換して見て判る事

2013年11月04日 | ピュアオーディオ

管球プリ2号を聴き出してから1号の完成度に疑問を持つようになった。

2号は非常にヌケの良い音を出すのだけれど、音調が単調で、グレードを疑うようになった。この原因が2号単体の性なのか?チャンデバの性なのか?まだ掴みかねている。

1号は音の深みがあってグレードが高い事が判るが、A&Bのボリュームも250KΩから500KΩにして、音量調整は良くなったが、音の厚みやエネルギー感・バランスが変わりチョッと不満も有る。

一般にボリュームは設計値で使う様にするものだが、SPシステムの能率が良すぎて、設計値では調整が効かなくなる。250KΩから500KΩにする時に、低域が減少する可能性が有ると危惧はしていたが、高域も少なくなる事を併せ持つ事までは考え付かなかった。経験で言えば、「高域が伸びれば低域も伸びる」事を知っている。この逆の事が起きる事を直に接すると、やはり辛い事だ。

プリアンプは、ボリューム一つで音楽表現そのものが変わってくるので自作は大変だ。