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Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

出て来る音の半分は「ケーブルの音」

2017年09月20日 | ピュアオーディオ
「音質追求」を続けて行くと、機器だけでは片付けられない問題に突き当たる。¥50万円のアンプを¥100万円のアンプに変えても、音は変わる事は変わるが「激変」レベルのサウンドにはならない。

自分も初めは「ケーブル」に対しては懐疑的で有ったが、一度その効能を知るともう後戻りは出来ないほどの「激変」の連続で有った。初めはラインケーブルから交換したが、「質感」がまるで変ってくれた。次にSPケーブルで「表現力」が「激変」した。この時点で完全に「電線病」に感染した様だ。

しかし、「電線病」と片付けるのは簡単だが、ステレオシステムの今までの盲点である事も事実。「基礎的部分」と捉えられる重要な部分だと気付いた。以後、電源ケーブルやアイソレーショントランスの内部配線、SP箱内配線、アンプ内配線と全てを同じグレードのケーブルに統一した時の出てきたサウンドの完成度の高さに驚かされた。このサウンドを聴くと他所では「捻じ曲げられた音」を感じてしまう。

ステレオシステムから出て来る音の半分は「電線」が支配している・・・と実感した次第。以後は「いかにもっと優秀なケーブル」を作れないか?と模索して来た。その為に大掛かりなケーブル交換も5~6回以上経験して来た。当然「階段を一歩一歩上がる」様に着実に音質グレードを上げて来た。地道な作業と時間と費用をかけて来た。現在でもまだ上を目指せばもっと良いケーブルは作れると思っているが、現在のサウンドでもかなり満足度は高いので、ここらで止めても良いかな?と言う心境になっている。

良いケーブルを作り出すのは大変な事

2017年09月19日 | ピュアオーディオ
昨日のブログで「良いケーブルを使って統一する」と書きましたが、この「良いケーブル」が問題です。市販のケーブルで満足出来ればそれで済む内容ですが、個人的には30万円以上のRCA・電源ケーブルを使っても満足できなかった。まず価格が高すぎる。電源ケーブル・ラインケーブル(RCA・XLR)・SPケーブル・各内部配線を考えると「自作」でないと揃えられない。

「良いケーブル」の基準も各人の「熟度」で相当なバラツキが有ると思うし、「ケーブルの原理」を知らない方が1か所変えたぐらいでは殆ど変化はしない。その辺に高音質ケーブルの真価が誤った判断されているようにも思う。

客観的にどんなケーブルが良いのだろうか?
1)周波数特性・・・低域端~高域端の幅が広いほど良い・・・具体的には25Hz~100KHz以上出せるケーブル
2)エネルギー感・・・帯域全体でフラットな特性で力感が有る事・・・具体的には「体を震わす」様なサウンドが出せる事
3)音数・・・多いほど良い・・・録音されたその場の余韻が全て聴き取れる事
4)質感・・・心地よい質感である事・・・爽やかさ・艶やかさ・しなやかさ・ヌケの良さ・キレの良さ・ノビの良さ
5)価格・・・安いほど良いのは判るが、材料の質や構造により一定の価格になるのは避けられない。安かろう悪かろうでオーディオは出来ない。

上述の項目で計器で測れるのは1)ぐらいだろう。後の残りは「熟度」を積んだ人間の耳でしか判断できない。音質を測れる計器が無いのが現状である。

実際に「良いケーブル」を求めるのであれば、ケーブル材を各メーカー毎に買い込んで、試して見る事が必要で、メーカーが決まったら、そのメーカーのどの型番が良いか絞り込んでいく必要が有る。ケーブル材も「組合せ」て使うなら、更に選択肢が広がる。自分の耳に有ったケーブルを作り出す事だと思う。そのケーブルで全てのケーブル・配線を作って統一すると良いと思う。ただし、Trアンプの様にプリント基板を使った機器など、手を入れられない機器も有る事を承知して使う事が必要。何処までやるか?出来るか?でも音質は大きく変わって来る。

チョッと変わった実験をした事が有る

2017年09月18日 | ピュアオーディオ
オーディオシステムを組み上げる過程でチョッと変わった実験をした事が有る。それはSPケーブルとSPユニットの組み合わせの実験。

どんな発想でどんな実験をしたかと云うと、マルチアンプシステムでSPが3ウェイなら低域・中域・高域の3つのユニットが有る。そのSPケーブルを低域重視のSPケーブル・中域重視のSPケーブル・高域重視のSPケーブルとそれぞれSPケーブルに専門性を持たせて聴いて見た。その当時、パワーアンプはアキュフェーズのM-100・A20V×2台であった。マルチアンプなので専用のSPケーブルで接続できます。

結果は「惨憺たるもの」でした。予想とは裏腹に音数や音色・質感・雰囲気までがテンデンバラバラで、音のまとまりがない状況になりました。システムとしての「統一性」がまったく感じれなくなりました。各帯域毎にはかなり優秀な再現をしてくれますが、音楽を聴いてもちっとも感動は味わえません。

この結果から、ケーブルの重要性を再認識した事と、ケーブル類は1種類で「低域から高域までフラットな特性のモノを作る必要性」を感じました。同じケーブルで統一しないと音数や音色・質感・雰囲気まで揃わない事を実感しました。

SPケーブルだけではなく、ラインケーブル・電源ケーブルも同じものを使える様にする事や、SP内部配線・管球アンプ内の配線も然り、全く同一の配線で統一して作る様になりました。

SPラインだけでも、SPケーブル+ウーハー・ミッド・ハイのユニットに接続する内部配線も同じ仕様にしないと「ねじ曲がった音」になる事を体験しています。「ねじ曲がった音」でアンプ類やソース機器に超高額機器を繋いでも「ねじ曲がった音」は治りません。

また、ケーブルを統一すると、Tr型アンプと管球アンプとデバイスが違っても同じ質感で、ケーブルで統一出来ることも確認できました。結局出て来る音の「基本的な部分」はケーブルで支配されている事を知りました。

私にとってサブシステムは実験用

2017年09月17日 | ピュアオーディオ
普通には「メインシステム」の音質向上を目指して色々実験されると思う。私の場合は「メインシステム」は出来上がっているので、サブシステムを実験用にして遊んでいる。メインシステムでケーブル類の交換や機器の入れ替え等は出来るだけ最小限に止める様にしている。それは「トラブル」防止の為でもある。メインシステムはいつでも安心して聴ける様にしていると、心に余裕ができる。



「最後は1セット」と考えている。それから行けば「サブシステム」は不要な筈ですが、実験したい事が有れば対応出来る様に準備しています。まだまだ元気で色々な事を体験して見たい「好奇心」が残っています。

この5年間はソース機器を増やす事に重点を置いてやって来ましたが、そのテーマもいよいよ完了です。自分で計画を立てて一つづつ確かなモノにして行く事が大事です。中途半端に終わるといつまでもその部分が気にかかり、音楽そのものが楽しくありません。自分の納得のいく所までやりたいものです。

3台目のDM-9090の動作確認

2017年09月16日 | ピュアオーディオ
3台目のDM-9090は入荷後すぐに「録再」の動作確認をして「インレット化」工事をしました。確認時間が短かったので、インレット化後に再度「録再」の確認をしています。



DM-9090も20年前の発売なので中古品でしか入手できません。中古品は前のオーナーさんがどう云う使い方をしていたか?使わなくなって久しいのか?等の状況によって「程度」の差が出て来ます。今回の3台目が一番いい状態の様に思います。

外観は1台目>3台目>2台目の順ですが、「録再」の機能面では3台目>1台目>2台目の順の様です。各SWの反応性や録音のライティングの時間等、今回の3台目は非常に速いです。後はヒューズの交換を待つばかりでMD機は完了です。

FMのエアーチェックをやる様になって、聴く音楽の幅が非常に広くなりました。今まで知らなかった作曲家や曲を沢山知る事が出来ます。気に入った曲は何度でも聴きます。ただ録音する時間に縛られる事も有ります。これ位は我慢するべきところでしょう。録音済のMDも500枚を越えました。MDの整理も専用プラケース(33枚入り)に16ケース出来ました。

CDも2000枚程所有していますが、大半はすでに聴きまくったCDですので、今では殆ど引っ張り出す事が少なくなりました。現在のメインソースはFMエアーチェックしたMDになりました。CDと遜色ない音質ですので音質不足感は有りません。

追加したDM-9090(3台目)を正規位置へ

2017年09月15日 | ピュアオーディオ


一昨日入荷した3台目のKENWOOD DM-9090を正規の位置に配置しました。一昨日は動作確認で終わりました。昨日「電源のインレット化」を完了し上述写真の様に2段目に設置しました。MDの録再ダビング用です。



従来の2台目のDM-9090(トレイの蓋が無い)はサブシステムに持って行きました。こちらで再生専用にする予定です。



サブシステムの処には不要な機台が眠っています。まずはこちらを片付ける事から整理して行きたい処です。

3台のDM-9090には「フルテック オーディオグレードヒューズ」を手配しました。電源部の基板に1.25Aのヒューズが使って有りました、ヒューズは2Aを3個発注しました。(DM-7080…2Aでした)

ヒューズ交換が終わればMD機巡りは全て終了させます。

追加のMD機が来た

2017年09月14日 | ピュアオーディオ
突然故障したDM-7080の代わりのMD機が入荷した。来たばかりなのでそのままの状態で再生のみ続けている。今回購入したのもDM-9090である。

MD機もSONY ADW-B5やMDS-E58,DENON DN-980F・990R・991R、KENWOOD DM-7080・9090、TASCAM MD-801Rと使って来たが、どれが音質が良いか?と聞かれたら、KENWOOD「DM-9090」と答えます。使い勝手もRCAケーブルで出来ますので非常にイージーです。

現在手元にはDM-9090×3台、DN-980FP・DN-991Rを使っています。DENONのプロ用の機器も中々の音質ですが、KENWOOD DM-9090が音のヌケ・キレや繊細感・解像度等で一段上を行きます。但し、電源ケーブルをインレット化する事が前提です。ノーマルでもかなり良いです。最終的にはDM-9090×3台の体制になるでしょう。

ただ問題はこれからだと思う。どの位の期間使えるかが重要です。MD機自体(DM-9090:1997年発売)が20年前の機器ですので、寿命を延ばして大切に使って行きたいと思う。

再生が安定して来たら、直ぐにもインレット加工してメインシステム用に持ってくる予定です。ダビングしてお気に入りのMDに編集をして行きたい。

考えが固まっていない

2017年09月13日 | ピュアオーディオ
新しいアンプが欲しいと思うがまだ考え方が固まっていない。大概の方は「メインシステム」を作る為に奔走されている。自分の場合は「メインシステム」は既に出来上がっている。更に上級を…と目指すならメインシステム用のアンプで在るべきが本来の姿。これに対して、「サブシステムをしっかりしたものにしたい」と横道にそれた願望を持っている。

実際の問題として、「良い音楽を良いサウンドで聴きたい」ならば当然それは「メインシステム」になる。サブシステムではメインには逆立ちしたって敵わない。それでも「物欲」だけは盛盛りと出て来る。

アンプ探しも以前使った事のあるアンプに回帰しようとしている。古いアンプになると「半田付け部」の劣化が非常に心配でも有る。今まで40年動いていた機器でもこれから後20年動く保証はどこにもない。・・・と心配な事も次から次に出て来る。今しばらくは身辺整理で不要な機器を処分して、頭を冷やして見るのも良いかも知れない。

やむを得ずMD機を1台追加

2017年09月12日 | ピュアオーディオ
先日からDM-7080が使えなくなっている。ディスクを認識しない。状況は「ディスクを入れても回転しない」・・・ディスクが回転しないので「認識」しなくなっていると思える。

DM-7080は今年4月にオーバーホール品を購入して、オリジナルの状態で5ヶ月間使い、ようやく安定した来た様なので、先月、電源の「インレット化」工事をした。これでサブシステムの常用MDが固定できると安心していたら、今回の突然のトラブル・・・。ショックです。

現在はDN-980FPと液晶表示できないMD-801Rを「再生専用」にして使っています。・・・2台もいるか?・・・1台で十分です。かと言って中途半端な機器の状態では精神的に安心して使えません。そこでまた性懲りもなくMD機を買いました。明日には入荷するでしょう。

サブシステムのアンプの購入も考えているが・・・何だか目的が邪悪な方向に向いている様な・・・。「最後は一つのシステム」になる事が判っている。システム数を減らさなければならない時期に、「機器を増やし、システム数を増やす」方向に向いている様な・・・。

作業が溜まって来ている

2017年09月11日 | ピュアオーディオ
頭の中で色々考えるのは「楽」な事。簡単に「これをあーしたい」・「これを作りたい」と考えるのは非常に簡単だ。しかし、それを「実現」する為には、自分で動くか?人にお金を払って作ってもらうか?作業していただかないと出来ない。

先日から#4311Bの内部配線交換の件や、ブルーカラーケーブルでのRCAケーブルの追加作成、電源ケーブルの追加作成等、色々と考えていたが、いくら考えても「行動」が無ければ「実現」はしない。今週と来週にかけて特段に予定が入っていない。こう云う時はチャンスである。日頃手を出すのが億劫になっていた事へも手を出せる。季節も秋の気配で、もう熱波ではない。

しばらくは「懸案事項」の実現の為に「作業」に専念したい。#4311Bの内部配線、RCAケーブルの作成、電源ケーブルの作成、サトリアンプへの最終部分配線交換・・・等と目白押しである。自分の場合、「自分で出来る事」は自分でする主義だから、人を当てにはしない。ノウハウとスキルを身に着けていれば大概の事は自分で出来る。