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以前にも、このブログで書いたことがあるのですが・・・
私の知人女性で、脳腫瘍に侵されながら頑張って生きている人がいます。
一月ぐらい前でしたか、久し振りに電話をくれた彼女は、
「用事でお父さんの近所まで行ってたんやけど、そこまで歩かれへんからタクシーで往復した」・・・と
一度、誤嚥肺炎で生死の境をさまよいましたが、退院し頑張っているようでした。
彼女はもちろん、苦しんで苦しんで今日まで生きてきましたが・・・
彼女の脳腫瘍を知りつつ結婚されたご主人の心境は如何なのだろうか・・・と・・・
傍から見ている私なんぞに解るはずもありませんが、立派な方やと思います。
今朝は、少々長いですが、同じような境遇の岩本恭生さんの軌跡を紹介してみようと思います
~以下、10月13日読売新聞朝刊より抜粋~
ものまねタレント岩本恭生さん(61)の妻・恵美さん(51)は、脳腫瘍の手術を受け、半身まひの後遺症が残っています。今札幌市内で、夫婦と中学生の長女、長男、母親の5人暮らし。岩本さんは「先のことは見えないけれど、一日一日を大切の過ごしていきたい」と話します。
● ものまねタレント 岩本恭生さんの ケアノート

家族で困難乗り越える
後遺症と闘う妻 支え
原因分からず
妻が体の不調を訴え始めたのは、東京で暮らしていた2007年夏のことです。急に汗をかいたり、めまいに悩まされたり。医師の診断は更年期障害。ホルモン剤を飲みながら家事をこなし、2人の子が通う小学校の父母会役員を務めるなど、悪い体調を我慢しながら頑張っていました。しかし、めまいが激しくなるにつれ、食べた物を吐いてしまうことも。「首を動かすだけでつらい」といって、ソファに横になることが増えました。
8月のある日、妻の体が震えていることに驚き、懇意にしている医師に相談。「脱水症状かもしれない」と言われ、総合病院に入院しました。これが長い闘いの始まりになるとは思いもしませんでした。
- 入院先の病院で恵美さんは様々な検査を受けたが、原因は解らずじまい。様子を見ながらの入院は4週間に及んだ。
早朝に子どもたちの弁当を作り、仕事へ。急いで戻って夕食の準備。ミートソースのパスタや、ギョーザ、カレーなど、作れる料理には限りがあるので、子どもに相談して1週間のメニューを決めていました。地方へ行かねばならない時には、子どもたちを仲良しの家庭で預かってもらったこともあります。
家事の大変さを身をもって体験し、妻には改めて頭が下がる思いでした。ただ不思議なもので、家事を続けていると、いつも洗濯物をきちんと畳んで、台所もきれいに磨いておきたくなってくる。自分でも意外な発見でした。
脳腫瘍の手術
妻の病状はよくならないまま自宅療養に切り替えました。子供の運動会に行く、私のディナーショーに来てもらう――。小さな目標を立て乗り越えていこうと考えましたが、うまくいきません。- 磁気共鳴画像装置(MRI)による検査を受けたところ、恵美さんは脳幹に腫瘍が見つかり、手術を受けることになった。不調を訴えてから1年後のことだった。
半日に及んだ手術は成功しましたが、喜びもつかの間、左半身にマヒが残ってしまいました。
子供たちの反応が心配で、見舞いに連れて行ったのは4か月後です。その後、リハビリ病院に転院。手術から1年後に退院しました。残念ながらマヒは回復せず、車いすの生活になりました。。
- 故郷札幌の父が昨年2月に他界。80代の母を東京に呼び寄せようとしたが、首を縦に振ってもらえなかった。
前向きな気持ち
妻はトイレはもちろん、入浴も一人で済ませます。着替えには時間がかかりますが。「リハビリにもなる」といって根気よく取り組んでいます。包丁を持って右手だけで料理もできます。見ていてハラハラしますが、心からすごいと思う。尊敬します。毎週火曜日には私が車を運転して、まず要支援1の母をデイサービスに送り、その足で妻を買いものに連れて行きます。売り場で自分で洋服を選んだりする姿を見ていると、前向きな気持ちも出てきたなとうれしくなります。
私は相変わらず主夫と仕事のかけ持ち。正直なところ、イライラが募って怒ってしまうこともあります。原因はささいなこと。ちまたの夫婦喧嘩と同じで、後になって反省します。
この6年間の経験で知ったのは、トップスピードで頑張り続けていると心の余裕がなくなっていくということ。そんな時にはシフトダウンして心を落ち着けます。違った風景が見えてきます。
妻や母は介護の対象である以前に、大切な家族である。2人の子供は、私にすごく気を使ってくれている。そんな素朴な事実に気が付くのです。困難があっても、家族であれば前に進んでいける。そう感じる瞬間です。
(聞き手・赤池泰斗=写真も)