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子供の便秘の重症化を防ぐ診療ガイドライン完成!

2013-10-20 | 梅肉エキス


今朝の新聞を読んでいて・・・

何時やったか、娘の上のチビが便秘らしいようなことを言っていたのを思い出しました。

「子供が便秘?・・・なんて考えられへんわ」と考えていましたが、私の勉強不足でした・・・

放っておけば、便漏れを起こすこともあると言います。


保護者向けの小冊子がダウンロードできるようですので、今朝はこの記事を紹介してみようと思います。

この小冊子が欲しい方は、この記事の最後の個所に黄色文字で記しているところをクリックして

日本小児栄養消化器肝臓学会のHPよりダウンロードしてみて下さい。


~以下、10月20日読売新聞朝刊より抜粋~

 多くの子供が経験する便秘。かかりつけの小児科で十分な治療が行われず、進行して便漏れなどが起こることがある。こうした子供の便秘の重症化を防ぐため、受診の目安や適切な治療法をまとめた診療ガイドライン(指針)が、今年9月に完成した。

(中島久美子)

子供の便秘 重症化防げ

子供の慢性便秘の仕組み図
早期治療に指針

 子供は、離乳食を始めるなど食事の変化や、おむつを外すためのトイレトレーニング、小学校入学をきっかけに便秘になりやすい。

 最も気をつけたいのは、症状を進行させる二重の悪循環だ。便が排泄されずに直腸にとどまると、どんどん水分が吸収され、軟らかさが失われる。
重症化した便秘の子供のエックス線写真&受診の目安
便意を催しても、硬い大きな塊となった便を出すのは、痛みや出血を伴う。子供は排便を我慢するようになり、ますます腸に便がたまる。

 さらに、たまった便で直腸が広がると、排便に関わる筋肉や神経の働きが鈍くなる。すると便意が起こりにくくなり、たまる一方になる。

 悪循環を断ち切れずに重症化すると、直腸が、たまった便でパンパンに膨らむ。そのすき間から、新しくできた柔らかい便が漏れ出たり、たまった便の一部がポロッと出たりする。

 群馬県の男児(4)も、昨年秋の誕生日を過ぎた頃から、便が漏れるようになった。一日3回、下着を交換することもあった。母(36)は「くさいことで、いじめられないか」と心配になった。

 インターネットで情報を集めて便秘を疑い、今年7月、慢性便秘の治療に積極的に取り組む「パル子供クリニック」(同県伊勢崎市)を受診。腸に大量の便がたまっていることがわかり、下剤や浣腸ですべてを取り除いた。

 今は便漏れもなくなり、安心して幼稚園に通う。母は「少量でも、軟らかい便が出ていたため、最初は便秘だとは思わなかった」と振り返る。

1か月以上続けば受診

 今回の指針は、日本小児栄養消化器肝臓学会と、日本小児消化管機能研究会による合同の委員会が手掛けた。同時に、保護者向けの小冊子も作った。

 委員長を務めた同クリニック院長の友政剛さんは、『便秘の重症化を防ぐには早めの受診が大切です。1か月以上便秘が続いたら小児科や小児外科を受診してほしい」と話す。

 便秘かどうかは、排便回数だけでは判断できない。1回の量、便の硬さ、痛みや出血なども重要だ。

 治療はまず、便の塊があれば、下剤や浣腸で完全に除去する。腸がすっきりした後は、下剤を使いながらトイレを我慢しないよう指導、1日3回きちんと食べる、食物繊維が豊富な食べ物を増やすなど食事の見直しも行い、便通の改善を目指す。

 改善後は、再発を防ぐには、少なくとも数か月間は下剤を使う必要がある。
 指針では
  1. おむつが外れているのに便漏れがある
  2. 足を組んで便を我慢する
  3. 通常の治療で改善しない
――など、治療経験豊富な専門医の受診が望ましいポイントも盛り込んだ。

 指針に準じた保護者向けの小冊子は、日本小児栄養消化器肝臓学会のホームページからダウンロードできる。
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