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困った上司・・・べつに共感しなくても、まず「理解する」

2013-10-29 | トーションレース&繊維資材



テレビドラマの「半沢直樹」が大ヒットしましたが・・・

主人公が悪を断つ痛快さもさることながら、現代社会の理不尽さに立ち向かう姿そのものが、

私達一般人のやりたくてもできないことへの共感を呼んでいたのだと思います。


私が10年近くやっていた夜のバイト先でも、色々なセンター長をみさせていただきました・・・

細かく細かく己で指示する人・・・自身のなさから指示できない人・・・

社員を脅すような態度で接する人・・・傍から見ていて、色々と勉強できましたね・・・


私のように、自分一人でやっていると、その様なしがらみがありませんから気楽ですよね。

ただ、気楽やけど責任は全て自分にかかってくるわけですから、のほほんとしていたら死活問題ですが・・・


今朝は、勤め人が逃げることのできない会社の上司に付いての記事を紹介してみようと思います。

~以下、10月28読売新聞朝刊より抜粋~

 職場には、困った上司がしばしばいるものだ。ストレスがたまって「倍返しだ!」と言ってやりたいけれど、現実にはそうもいかない。どう対処すればよいのか、神戸大学経営学研究科の鈴木竜太教授(42)(組織行動論・経営組織論)に尋ねてみた。

(編集委員 原昌平)

困った上司 まず理解

「倍返し」と言いたいけれど… 

♦タイプ分類

 困った上司には、大まかに分けて三つのタイプがある、と鈴木さんはみる
  1. <あいまい型>
    • 指示がさえない。決断しない、責任を取ろうとしない。
  2. <マイクロマネジメント型>
    • 細かく指示する。全部報告しろという。部下に任せず、自由度を認めない。
  3. <強権型>
    • 高圧的で、人の話をよく聞かず、一方的に決める。自分の好き嫌いで部下を評価する。
鈴木竜太教授

「上司が何故そんな言動をするのか、
考えてみることが大切」と話す鈴木竜
太教授(神戸大で)

 いずれも管理職にはふさわしくない。現代のリーダーに求められるのは、業務の遂行と人間関係の両方に気を配り、チームの力を発揮させることだ。人への好き嫌いを仕事に持ち込んではいけないし、部下がやる気を持てないとパフォーマンスは落ちる。
 「けれども、部下から指摘して態度を改めてもらうのは非常に難しい」と鈴木さん。
 「困った上司の多くは自分の問題点を自覚せず、良かれと思ってそのやり方をとっている。それにパワー(権力)を持っているからこそ上司。よけいに関係がこじれたりする。無能なリーダーの排除は本来、組織として対処すべき問題です」

 経営学には<能力主義を用いれば、人は無能になるまで出世する>という皮肉な言い方がある。自分の能力で足りない地位まで昇進すると、昇進が止まるからだという。
 「困った上司を放逐できたとしても、次の上司が良いとは限りません」

「決断しない」「細かい指示」「強権」 背景探り対処

♦力をつける

 では、何が出来るか。
  • 明らかなパワハラ・セクハラや不正行為、あるいは悪意を持った<ブラック上司>なら、
    • 遠慮しないで公式の手段をとる。社内の窓口や労働局への相談、労働審判、内部告発(公益通報)などだ。
  • そこまでのレベルでない場合はどうだろう。
    • やられたらやり返す、というのが半沢直樹流だが、簡単にできる事ではない。
       「組織の中で自分に色がついてしまう。やり込めるのは組織の規律を乱すので、あまり良い結果をもたらさない」
    • 上司の上司を味方につけるという方法も、良いが見つかるとは限らない。
    • 逆に<君子危うきに近寄らず>はどうか。
       消極的ではあるが、受け流すのも一つのやり方だ。上司が無能なら、ハイハイと言いながら自分のやり方で成果を上げる。
       「ただ、相手を嫌だと思っていると態度に表れ、相手からも好意を持たれない。まして口をきかなかったりすると、ますます関係が悪化するので、注意が要ります」
  • 長期的な対処法は、
    • 自分が力をつけること。
      「自分がいないと職場が成り立たないという力、こいつにヘソを曲げられるとまずい、という強みを持つ。
半沢がやっていけたのも結局、彼に実力があるからです」

♦折り合いも必要

 そうは言っても、実力を蓄えるには時間がかかる。
 より現実的な方法は上司を「理解する」ことだという。別に共感しなくていい。
 「部長はあほや、と愚痴をこぼしてもいいが、それだけでは打開できない。部長はなぜそう言うのか、何を良かれと思っているのか、何かのストレスが背景にあるのか。理由を分析してみると、対処の仕方が見えてくる。同期や学生時代の友人に意見を聞くのもいい」と鈴木さん

 半沢は、大和田常務の行動の背景を調べ、多額の借金を突き止めた。それも一種の理解アプローチだという。

 米国の心理学者マクレランドは、仕事に関わるモチベーション(動機付け)として、
  1. 達成欲求(高い目標を成し遂げたい)
  2. 親和欲求(組織内で仲良くしたい)
  3. パワー欲求(人を動かしたい)
――の三つを挙げた。

 親和欲求が強すぎてあいまい型になっているなら、決断をサポートする、心配症から来るマイクロマネジメント型なら、不安を和らげる、パワー欲求が強ければその欲求をどこかで満たしてやりながら、肝心な話を通す、と言った対処が考えられる。

 平凡な言い方だが、折り合いをつけることも必要です。上司の位置にいると、自分に見えないものが見えているのかもしれない。よきフォロワー(部下)が、よきリーダーを生むのも確かです」
コメント
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