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今朝は・・・8月12日のブログの続きになりますが・・・
C型肝炎とは、どのような病気で、
今、どのような治療法があるのか疑問点を
記者と医師の一問一答で解説している記事を紹介してみたいと思います。
~以下、8月14日読売新聞朝刊より抜粋~
医療ルネサンス
C型肝炎②
新薬登場 適切な処方を
Q&A
虎の門病院分院長
熊田 博光さん
1972年岐阜大学医学部卒業。2007年4月から現職。日本肝臓学会名誉会員、日本消化器病学会名誉会員。
C型肝炎の検査や新しい治療法について、川崎市の虎の門病院分院長、熊田博光さんに聞きました。
――C型肝炎ウイルスはどのような感染ルートが考えられますか。
「C型肝炎ウイルスは血液を介して感染します。主な感染経路は、1990年以前に行われた輸血や、手術や注射で汚染された医療器具が使われたことです。母子感染や性感染は少ないです」――ウイルスに感染するとどうなりますか。
「C型肝炎ウイルスは肝臓に持続的に感染して肝臓に炎症を起こし、慢性肝炎を引き起こします。長い時間をかけて幹細胞の破壊と再生が繰り返され、組織が硬くなる線維化が進み、肝硬変に進行します。肝硬変からさらに肝がんに進行することがあります」――感染に気付かず、適切な治療を受けていない人が多いと聞きました。
「C型肝炎ウイルスは、感染しても自覚症状がないことが特徴です。30万人が感染に気付いていないといわれています。自覚症状が現れた時には、かなり進行していることが多い。このため、ウイルスに感染しているかどうかを調べる検査がとても大切です。一度、検査で陰性とわかれば、普通に日常生活を送る限り感染することはありません。是非一度検査を受けることをお勧めします」――感染がわかればどうすればよいですか。
「まず肝臓の専門医を受診することを勧めます。すぐに治療を始めるべきか、しばらく様子を見るか、適切な診断を受けることが大切です」――C型肝炎の治療について教えてください。
「次々に新しい薬が出て、C型肝炎の治療は目覚ましく進歩しています。9月には、インターフェロンの必要がない飲み薬が発売される予定で、これまでインターフェロンが使えなかったり効果がなかったりした患者にとって、根治に向けた治療の選択肢が増えます。来年にはこの薬がすべてのC型肝炎の患者さんに使えるようになる見通しで、また、別のC型肝炎の飲み薬も承認申請されています。いずれも重要なのは、肝臓の専門医による適切な処方です。様々な副作用が出ることがあるからです」――肝がんの治療はどのようなものがありますか。
「肝がんの7割はC型肝炎ウイルスが原因とされています。肝がんの治療で最も確実なのは外科手術で、肝機能がある程度良いことが条件となります。皮膚の上から針を刺し、電流を流してがんを焼くラジオ波「進行具合によって、がんに栄養を供給する冠動脈を塞ぐと同時に抗がん剤を入れる肝動脈塞栓化学療法などを行います。肝がんは再発率が高く、経過観察が重要です。こうした治療でよい結果が得られないほど進行した場合は、肝移植も選択肢となります」
(酒井麻里子)