Photo by Ume氏
さすがにきょうのような雨の日に、予定していた夕暮れの入笠の写真を掲載するのは抵抗を感ずる。Ume氏には、送ってもらった2枚の氷の写真は、もっと気温が下がってから使わせてもらう旨返信しておいたが、この写真なら、これから本格的な冬を迎えようとする入笠を予想させてくれそうな気がする。
また、こじつけのようだが、Ume氏も言うように、ほとばしり出る取水場の水と、きょうの氏が写した写真の氷及び水は同一の山を水源とする兄弟のような関係にある。あの水源からもいかほどかは、初の沢の谷を潤しているはずだ。
それで、またしても取水場の話。昨日上に1泊しての帰り、ド日陰を少し過ぎた所で思いがけずも下から来る山奥氏の車と出くわした。朝から何度か電話をもらっていたが、山中に住する人ゆえにか通話できず気にはなっていた。見れば荷台には一昨日、隠れ家に帰ってから工作したらしい流し台が積まれているではないか。有難い。当然、そこから引き返し、二人して氏の作品を据え付けた。
それにしても、大量の水が、絶え間なく流れ出ている。ここにいれば、どれほど水の有難さを強調してもし過ぎることはない。そういう気持ちに自然となる。もうあのゴボゴボと湧き出る水の快音は聞けなくなったが、寒い中で取水に手間取ることはなくなった。
「訪ふ人も思い絶えたる」山の中にある小屋のこと、農協や行政に頼めることは多くない。どうしても、山奥氏のような人がいてくれて成り立っている部分がある。露天風呂にしてしかり。豪華な座卓も、LEDの照明も、さらには小屋の寝具の大半や炬燵、ストーブに至るまで、これまた寄付された物で、1ヶ月ばかり前にもそういう親切な人がいてくれて大変に有難かった。
これから雪でも降れば、道路の管理は難しくなる。通行止めにされては困るが、さりとて改造車などの腕試しの雪道にされてもいかがなものか。オオダオ(芝平峠)から上は傷んだ場所が何カ所かある。それで事故など起きねばいいがと案じている。
師走14日土曜日、アラスカの荒野を目指した「オヤジ」さまが来るので上に行くことに。関心のある方はどうぞ。T田さんPHありがとうございました。ヘンな者が1名紛れ込んでいたので、公開を控えます。
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