入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     「冬ごもり」 (13)

2019年12月08日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など
 今朝7時、用事で外に出たら、ちょうど朝日を浴びて西駒と空木岳が真っ青な空に白銀を輝かせていた。昨日、山は雪だったのか、すっかり冬の装いに変わっていた。そういえば志賀高原など、スキー場が営業を開始したようだ。室内気温も2度、やがては零度以下になる。



 冬ごもりに入って困るのは、この独り言に添える写真である。口の悪い九州方面の友人に言わせると、呟きなんかどうでもよくて、多くの人の関心は写真の方じゃないかと。多分、当っていると思う。確かに、入笠にからむ狭い範囲の、それもどうでもいいことばかりを、来る日も来る日も独り言ちるだけでは飽きてくるだろう。呟く方もそうだ。たまには、大脱線もしてみたい誘惑に駆られるが、さりとてどこへ向かへばよいのか。

 とりあえず最近の話。ある小学校の催しに行く機会があった。そこで行われる興味深い実演の前、担任の教師だろう、その場所が日陰では「生徒が可哀想だ」と心配して見に来た。随分と気の回るやさしい先生だと感心したが、これから団体客が来るのを迎える旅館の番頭さんを、思い浮かべた。大分前、何かのCMで、チャンドラーの作品に出てくる「優しくなければ生きていく資格がない」が使われた記憶がある。だが、あれは「タフでなければ生きていけない」が前段にあっての言葉だ。あの先生は知っていただろうか。
 終わった後、実演者は使った道具を特に興味を見せた生徒にあげると言った。だが、その女の子は貴重な物だからと遠慮した。すると、別な男の子が「じゃあ、オレが貰ってやる」と恩着せがましく言って受け取ろうとした。その小学6年の生徒は、一種てれのような気持からつい、あんな言い方をしたのだと思うが、適切な言葉遣いを覚えるまでに時間がかかり過ぎると、心配になってくる。
「子どももひとりの人間として尊重されるべき」。きょうの毎日新聞の社説だが、最近起きた事件が頭にあるのだろう。昨日例に挙げた東名のあおり運転もそうだが、親の虐待による子供の死などそれよりかもっと超の付く特殊な事件だ。「尊重」される必要があるか知らないが、どこかの国の泥水をすする子どたちのために言ってやってほしい、この国の子らは大事にされている。

 師走14日土曜日、アラスカの荒野を長旅した「オヤジ」さまが上に来る。関心のある方は是非どうぞ。
 かんとさん、今月の第3の週末21、22、23日でござるね。ならば、星の狩人たちも集まれ!TOKUさんもどう?

 今年度の「冬季営業」の詳細については、下線部をクリックしてご覧ください。 

 
コメント
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