今朝8時の気温マイナス10度、快晴。久しぶりに体感する寒さ。窓は凍り付いて開かない。霜は降りたようだが、一昨日の夜に降った雪がかなり残っていて、せいぜいコナシの鋭い枝を白くしているのが分かるくらいだ。
そんな中、あの寒がり屋のHALはどうしたのか分からないが、暖かい寝床を拒否して、ずっと一晩中外の雪のない枯れ草の上で寝ていた。犬は寒さに強いように言われているが、それは耐えられるというだけで、やはり暖かい場所が好きなのは人間と変わらいはず、もしかしたら、折角用意してやった行火(あんか)を嫌ったのかも分からない。
昨日上に着いたのがちょうど正午で、晴れていたが気温はマイナス1度だった。一昨日から昨日にかけて降った里の雨が、上では雪だったようで、枯れ木橋を過ぎてからは相当湿気を含んだ雪だったのだろう氷結していて、その量にしても予想外だった。
朝のうちに連絡があり、予約の3人家族は一人減って、父親と小学一年の息子だけになってしまった。車で行ける限りは、人数に拘らず受けるとしたから、こちらは了解した。小屋にした方が良いか、管理棟の10畳にするか迷ったが、それは本人たちに任せることにして、取り敢えず受け入れの準備を済ませておいた。
2時までには到着すると言っていたK務親子を、30分ほど前に車で迎えにいき、途中で拾うことができた。結局、広すぎる小屋を嫌って、隣の10畳に落ち着いた。
サンタの贈り物だというドローンをY君が飛ばすのを見ていたら、今度は種平小屋夫妻が通りがかり、少し休憩をしていった。いつも二人はHALを可愛がってくれ、HALも懐いている。犬の身になったら、飼い主はあの人たちの方が幸せかも知れない、なんてことをつい思ったりする。
昨日から、入笠へも登山者が結構来ているらしい。それでも相変わらずここは静かなもので、こんな雰囲気のまま年末を過ごし、新しい年を迎えるのも悪くない。きょうはK務親子がテイ沢方面へ行くらしいから、一人でのんびりと持ってきた本を読んで過ごす。そうそう、明日からは越年の登山者がここへも来る。取り敢えず、出汁(だし)でもひいておくか。
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