どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

おひさまをほしがったハヌマン・・インド

2016年02月01日 | 絵本(昔話・外国)

   おひさまをほしがったハヌマン/作・絵:A.ラマチャンドラン 訳:松居 直/福音館書店/1973年初版


 副題に、インドの大昔の物語「ラーマーヤナ」よりとあります。

 絵は壁画をおもわせカラフルです。
 ハヌマンという風のかみさまのこどもは、猿ににています。かみさまと猿に何か関係があるのでしょうか。
 面白いのは、風のかみさまもハヌマンも、さらに、神々の王インドラも膝を組んでいるところです。

 ハヌマンがおひさまと遊びたくて飛んでいくと、おひさまはそれをみてかおをくもらせ、くものうしろに隠れてしまいます。それでもハヌマンが追いかけてくるので、おひさまは大声で助けをよびます。
 すると神々の王インドラがきねバジラーをなげつけます。ハヌマンは地面にまっさかさまに落ちてゆきます(この場面は絵本を縦にしなければなりません)。

 息子が動かなくなったのをみた風の神ワーユは姿をかくしてしまいます。すると世界中が静まり返り、人間はたおれ、動物も鳥も虫たちもみんな死んでしまいます。
 こころを痛めたインドラは、天の国、地の上の国、地の下の国をすみからすみまでさがし、ようやくワーユを見つけワーユにいいます。
 「ハヌマンは死んだわけではな。いきかえる。そしてだれよりもちからのあるものになるだろう」。
 よろこんだワーユが、この世にもどると、世界中は深い眠りから覚めたように、おきあがります。

 その後、ハヌマンは、広い海を飛び越え、山を運ぶような力をもった神になるのですが・・・・。

 ハヌマンを主人公とする話の導入部のような組み立てです。

 ところどころに鳥?が描かれているのですが、何か意味があるのか知りたいものです。

 ラーマーヤナは古代インドの大長編叙事詩で、ヒンドゥー教の聖典の一つであり、マハーバーラタと並ぶインド2大叙事詩の1つで、成立は紀元3世紀頃といいます。


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