どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ノウサギの家に いるのはだれだ?

2024年09月19日 | 絵本(昔話・外国)

   ノウサギの家に いるのはだれだ?/さくまゆみこ・再話 斎藤隆夫・絵/玉川大学出版部/2022年

 

 ケニア マサイにつたわる昔話ですが、日本人コンビによる絵本。

ノウサギが家に帰ってみると、家の前に足あとがついて、「おいらの 言えにいるのはだれだ?」と大声でたずねると

 「おれは、つよくて ゆうかんな 戦士だぞ。サイをはりたおすことだって、ゾウを ふみつぶすことだって、ちょろいのちょいだ。なにしろ いちども まけたことが ないんだからな」

 こわくなったノウサギは、ジャッカル、ヒョウ、サイ、ゾウに 家をとりもどすように、たすけをもとめますが、みんな、声をきくと、にげていって しまいます。

 そばをとおりかかったカエルに、事情を話すと、カエルが ノウサギの家にでかけます。

 ・・・・

 絵本では、はじめにノウサギの家に入り込んだのが、青虫とあるので、そのあとは つよい動物と、よわよわしい青虫のかけあいが、楽しめます。

 もし、はじめに 青虫がでてこないと、ノウサギの家にはいりこんだものの正体に 興味津々になるところですが、正体がわかっているので、笑いながら、見ていけます。

 

 ただ、言葉で、相手をやっつけるのは、いつもいつも うまくいくとは 限りません。上には上が。この場合は カエルです。


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