おてがみちょうだい/作:新沢 としひこ 絵:保手浜 孝/童心社/2011年初版
ある日ウサギのピッチは 郵便屋さんのヤギのコージーおじさんについていきます。
リスのコニーへは、お友達のレミーから
タヌキのポーリーには、おばあちゃんから
クマのジョージには、ふくろうのポッポさんからの手紙でした。
手紙が欲しいなら、まず自分でかいてみるっていうのはどうだい?とコージーおじさんが言うので、ピッチはみんなに「あした遊びに来て」って手紙を書きます。その手紙を大急ぎで届けに行くコージーおじさん。
次の日、コニー、ポーリー、ジョージがやってきて、楽しい時間を過ごします。
次の日には、「きのうは楽しかった」よという3通のお手紙が届きます。
年賀状などは別にして、手紙をかくことがほとんどなくなってきましたが、思わず誰かに書いてみたいと思わせます。
悪筆なのでと弁解がましい理由をつけていますが、いくら悪筆であっても肉筆のもつあたたかさは、別ですね。
郵便箱に思いもかけない人からの手紙が届いた時のドキドキ感。
お礼の手紙であっても、絵手紙なんかだと嬉しさが増します。