当YHの周辺では10日頃から田植えが始まりました。例年、最初に田お越しをして、水路から水を入れて、一時はそこここが溜池のような状態になり、風のない日には雲や山を映し出して絶景が見られます。ただ今年は水が入るペースが少し遅いようで、早い場所では田植えが始まり、隣では田お越し後の水入れの状態と、ちぐはぐな景色となっています。
以前も書きましたが、今年は冬の雪が当YHを始めて20年で過去最低の降雪量。雪どけも早く、河川事務所の話では例年川の水は3～４月に雪どけで増水するのが、今年は1～2月にその分が流出し、４月以降は水位が平年より低くなっているとのこと。事前に予想されたので、農業用ため池に水を入れるのも１か月前後前倒しで始まったとの話もありました。新潟辺りでは溜池も枯れてしまったところも出ているとか。
近くの水田で、ちぐはぐな状態になっているのは、そうしたことも起因しているようです。過去に雪が少なかった年には、水路の水の流出開始の時期を遅らせたりということもありました。昨年は、暑さの影響で収穫されたコメの作柄もあまりよくなく、等級も大きく落としたこともあり、ここにきて一部でコメの流通に影響が出ているとの話も出始めているようです。
昨年は、当YHの畑も暑さのせいで、ナスやトマト、シシトウなどの収穫が激減したり枯れたりしました。今年の夏もかなりの暑さ、それに加えて水不足となると、農作物にはあまりいい環境とは言えないかもしれません。もう少し暑さに耐えられる野菜の栽培を考えてみる必要があるかもしれません。
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