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2005年3月1日に秋田県大仙市にオープンした大曲ユースホステルのペアレント(経営者)が日々の出来事を送ります。

冬祭り⑤刈和野の大綱引き

2019-01-21 23:27:43 | 観光地


大仙市刈和野で500年前から続くとされる冬の小正月行事「刈和野の大綱引き」。長さ200m、重さ20トンの日本最大級の大縄を町を上町と下町に二分して数千人で引き合う。上町が勝てば米の値段が上がり、下町が勝てば豊作という言い伝えがあります。綱引き開始は夜9時。

その歴史は諸説あり、町が採る定説では、平将門の一族である長山氏が刈和野に土着し、長山氏の氏神が市場を守護する神「市神」であり、その祭事として綱引きが始められたとしている。ただ、市神が昭和40年に合祀された現在の祭神、浮島神社では、天正10年(1582)にそれまでの洪水防止のための「人身御供」に代わって綱引きが行われたとあり、1602年の佐竹氏入部により刈和野地区に陣屋や武家屋敷(士町)が整備されたため、江戸時代当初から、町人の祭りとして引き継がれたようだ。聞こえの良さや街の人の参加を促すこと、市の開催をめぐる争いを防ぐ意味などから、「市神」説が採られているとも云えそうです。

かつては、この綱引きの勝敗により、一年間の市の開催権がその町内に与えられたといい、上町(二日町)や下町(五日町)といった名前がその名残。観光目的で整備されたのは昭和32年(1957)頃。綱引き当日、会場となる大町通りに向かう道すがらにミニかまくらが作られ、地元の人のチーム勧誘が行われる。綱引きは1本勝負で、15~30分もの間、誘導係の指示に合わせて休んだり、綱を引いたりを繰り返します。

見るだけではこの祭りの楽しみはわからず、是非参加してみたい祭りです。



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